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【エムステ】誕生日なので、硲道夫という人物についてこの上なく真剣に考えた

【エムステ】誕生日なので、硲道夫という人物についてこの上なく真剣に考えた

本日、1月13日はアイドルマスターSideMの硲道夫さんの誕生日です。おめでとうございます。いつもキャラクターについての記事を書くとき、テンションと勢いで照れを誤魔化していましたが、今回の記事は1つの試みとして、あくまで真剣に、一切の妥協なく、私の好きな「硲道夫」という人物は一体どういう人なのかを、全力で考えてみました。

※この記事はあくまで個人の解釈のもとで書かれています

硲道夫についてもう一度確かめる

まず、もう知った気でいる硲先生にまつわる色々なものを改めて振り返ってみます。

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年齢 32才
身長/体重 178.0cm/65.0kg
靴のサイズ 26.5型
誕生日 1月13日
血液型 AB型
出身地 淡路島
趣味 掃除、パズル
特技 円周率の暗唱
CV 伊東健人

銀髪にメガネ、きっちりと着こなしたフォーマル寄りの服装。あくまで正確かつ簡潔に物事を表現するため、固い印象の口調。どれをとっても「真面目」という言葉を体現したようなキャラクターに映ると思います。

硲道夫の理由(ワケ)

アイドルマスターSideMの登場アイドルは、全員理由(ワケ)あって前職から離れ、アイドルを目指すようになりました。

硲道夫の前職は「数学教師」です。

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きっかけは文化祭で見たJupiterのライブ。彼自身、教師として今までいろいろな方法で生徒の意欲を高めようと頑張ったのですが、真面目ゆえにどうも空回りしがちでした。しかし、Jupiterのライブに夢中になる生徒たちの表情を見て気づきます。

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アイドルこそが、彼ら(生徒たち)に希望を与える存在なのだと。

そう思ったらあとは早いもの。速やかに辞表を提出し、彼はアイドルを目指して活動を始めたのです。教師よりも彼ら(生徒たち)を導く存在になる、それが硲道夫の「理由(ワケ)」と言えましょう。

硲道夫の所属ユニット

硲先生は、「S.E.M」(セム)というユニットに所属しています。S.E.Mは、硲道夫の元同僚である、元英語教師の舞田類・元科学教師の山下次郎から成る3人のユニットです。

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S.E.M結成のきっかけは、硲先生の辞職。当初は一人でアイドルを目指すつもりだった硲先生ですが、アイドルを目指すきっかけとなったJupiterの姿が浮かんで、仲の良かった2人に声をかけました。そして彼らもまた、アイドルを目指すことになったのです。

硲道夫の目指すもの

硲先生の目指すものは、アイドルになったその先にあります。

「わが校の生徒たちに夢を与え、勉学への意欲を芽生えさせたい」

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これは私なりの解釈になりますが、恐らく硲先生の言う「わが校の生徒たち」は、前職の在校生徒だけのことではないでしょう。また、「勉学」も学校での座学に限った話でもないと思います。

学ぶことのない人間なんて存在しない。何かを学ぶ人である限り、その人は彼にとっての生徒。そして、アイドルという未知の領域を目指した彼が、座学だけが「勉学」だなんて言うはずもないでしょう。

彼の前職は教師ですが、彼は前職を捨ててアイドルになったわけではない。教師だからこそアイドルになったのだと、私はそう思います。

硲道夫の群像

次に、硲道夫という人物を、様々な角度から見てみようと思います。

モバゲー版アイドルマスターSideMで描かれる硲道夫

モバゲー版アイドルマスターSideMでは、イベントストーリーや雑誌などから、彼の活躍や思いを知ることができます。

先述のアイドルを目指した経緯などは、このアプリの「雑誌」で読むことができます。

マンガで少しコミカルに描かれる彼の「理由」は、普通の人なら「そんな発想になる!?」というところですね。32歳という年齢で安定した教師の職を捨ててまで、生徒たちのためにできることをとことん追求する。

ぱっと見の印象は冷静で理知的、合理主義でリスクを取らないように見えますが、その理由を知るだけでも、彼が「情熱」にあふれた人だということが強く伝わります。

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論理的な言動・行動を心がけ、効率を重視するのは、あくまで目的を達成するための手段。彼は情熱に突き動かされ、いつだって理想を求める、あくなき探求心を持つパッションに満ち満ちた人物です。

そこに今自分がやっている方法よりも遥かに良い方法があるのなら、今の方法に頓着する理由はない。

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教師という職から離れることは無鉄砲に見えて、非常に彼にとって「合理的」な判断だったのです。

モバゲーのSideMでは、彼は実に様々な体験をしています。演技・スキー・子供向け番組のお兄さん・いちご(?)……どれも今までの人生で体験がなかったことでしょう。

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未経験でも、向いていないと思われても、彼は自分の武器を最大限に活かし、「ロジカル」に挑み続けます。それもすべては、この世にいる大勢の「生徒たち」に希望を与えるため。

学ぶことの大切さを訴える彼自身も、毎日勉学に励んでいる。まさに指導者の鑑と言えましょう。

アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GEで描かれる硲道夫

昨年8月末にリリースされたばかりのエムステでは、まだ硲先生の登場回数は少ないです。

こちらでは、アイドルメモリーにおいて、硲先生が315事務所とどのように出会ったかが描かれています。

オーディションに落選続きでも、彼は諦めない。希望を捨てないことは、人を導く立場に立つ者として当然です。彼が粘り強くアイドルを目指し、努力を続けるのは当然と言えましょう。

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そして、その「情熱」こそが、プロデューサーの目に留まりました。

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強い信念と情熱でたゆまぬ努力を続ける彼には、迷いなどないかのようにも見えます。ただ、ふとした瞬間に、生徒を導こうとする彼自身もまた、人間であり、悩み、不安を抱え、時には誰かに導かれる「一己の人間」であることに気づかされます。

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けれど、自分たちを未熟だという彼には恥じ入る様子はありません。”可能性は無限大”だということを、誰よりも知っている彼だからこそ、未熟なら努力すればいいということを彼の全てをかけて、教えてくれているのでしょう。

アイマスシリーズ最年長という側面

実は、彼はアイドルマスターシリーズ最年長のアイドル。アイドルマスターSideMだけではなく、アイドルマスターシリーズ全体を通じて、年齢を公表しているアイドルとして、32才は一番年上です。

それ以前に特段芸能経験があったわけでもなく、そこがスタートとしてアイドルを目指す32才というのは、決して早くない…世間的に見れば、遅すぎるスタートです。が、彼は年齢を理由に何かを諦めようという姿勢を見せたことはありません。

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その点で、同じユニットの山下次郎とは非常に姿勢が対照的ですね。彼も同じく30代、けれど年齢は硲先生よりも2つ若い30才です。ですが、山下次郎は茶化すように一人称として「おじさん」という言葉を使います。年齢のことも頻繁に話題にする。

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どちらがいいということではありませんが、恐らく硲先生にとって年齢は「取るに足らないこと」なんでしょう。敢えて話題に出さないのではなく、話題に出す必要がない。事実として年齢はあるけれども、それは何かを諦める理由として存在するものではない。

彼のその確固たる信念は、例えアイドルであっても「自分は指導者である」という自覚が少なからず関係しているのではないかと思っています。

彼が訴えたいことは、どんな状況の、どんな生徒においても、希望を持ってほしいということだと思っています。彼にとっての生徒は必ず年下である必要はありません。勉学に励むもの、皆生徒です。

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彼らを導く自分が、年齢を理由に何かを諦めるなど、彼の中で存在する選択肢でしょうか。

また、生徒の無限の可能性を信じるからこそ、自分の無限の可能性を言うまでもなく信じ切っている。信念と実際の行動が、綺麗にリンクしているように思えます。

教師という側面

彼は同じ元教師ユニットの中でも、計画を練ったりメンバーを鼓舞したりという一面が非常に多く描かれています。まさしく、「教師らしい教師」像ですね。

同ユニットの山下次郎や、舞田類は、どちらかと言えば生徒から見て親しみやすい先生だと思います。

どこか気だるげで、まあまあとなだめる山下次郎がそばにいてくれることで、必要以上に気負わず安心できる生徒もたくさんいるでしょう。

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また、感性が若く、行動的で、いつも明るい笑顔を絶やさない舞田類が担任なら、それだけで登校するのが楽しくなりそうです。

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彼の持つ教師的側面は、一般的に言えば生徒からあまり好まれにくいものかもしれません。その「指導」を、勝手に自分たちの行き先が決められ、後ろから追い立てられているように感じる生徒もいるでしょう。

ただ、硲先生は生徒たちに煙たがられていたわけではないようです。

何とかして生徒たちに前向きになってもらいたくて、試行錯誤の結果「鼻メガネ」という結論にたどり着く先生がいれば、まあそれは確かに煙たいとは違う感情になりそうですね。

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真面目ゆえの突飛な発想は、それだけ自分たちのために手を尽くしてくれている証なのだと、生徒たちも(汗を流しつつ)受け止めているのでしょうね。

こんな表現をするのもなんですが「どこか憎めない」「天然」な先生という印象だったのではないかと思います。

恐らくそうだったんだろうと思えるのは、やはりアイドルとしての彼の活動を見るからです。時にみんなの先頭に立ち、ズバリと指摘し、奮い立たせ、突き動かす。ともすれば暑苦しい、煙たいはずの状況でも、みんながそれを受け入れたくなってしまう。

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時にロジカルが裏目に出て、誰も想像していなかったような行動に出たとしても、普段の一途さを知っているから愛嬌にすらなる。彼の教師的な一面とは、意外と彼の「愛されキャラ」を作る一要素となっていそうです。

アイドルという側面

幼少期、学生時代、教師時代……彼を知る人物で、彼がゆくゆくはアイドルになると思った人は1人もいないのではないかと思います。

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規律正しく真面目で、何事もとことんまで追求する。そして若者に夢を与える仕事に身を捧げている。少し変わったところはあるけれど、それもすべて一生懸命さゆえ。教師らしい教師で、アイドルのようなきらびやかな仕事を彼自身が選択するとは到底思えなかったはずです。

では、アイドルとしての硲道夫は一体どんな存在なんでしょうか。

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アイドルとしての活動動機には、自分のためと他者のため、どちらの要素も必ずあると思います。自分に自信を持ちたいという動機でアイドルを始めたとしても、そこに「誰かを笑顔にできる自分になりたい」という他者の存在を認められるはずです。

どちらの要素も必ずあるという前提において、硲先生は、非常に活動動機が「他者」に寄っているのではないかと思います。

彼自身、「アイドルになることそのものが目的ではない」と言っていますね。すべての可能性を秘めた存在に希望を与えること……その視点は教師時代からブレないまま、彼はアイドルになったのです。

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誰かの可能性を尊重するために、自分の可能性を信じる。その延長線上にアイドルとしての未来があっただけ。彼があくまで自然体でアイドル活動に打ち込み、励むことができるのは、この「他者」としてのファン…”生徒たち”の存在があるからではないかと思うのです。

彼は”生徒たち”を導くためにアイドルとなり、アイドルとしての彼の動機は”生徒たち”に導かれている。硲道夫をアイドルたらしめる理由は、他者とのこの関係性に集約されているのではないかと考えています。

彼が輝きを与えたい者たちに、彼は希望の光を与えられている。だから彼は力強く輝き続けられる。アイドル硲道夫は、そういう存在なのではないでしょうか。

私の思う硲道夫の魅力

越えられないものはないと信じる、指導者としての在り方

「∞ Possibility」の中で硲先生が見せてくれるのは、力強く、どこまでも伸びゆく歌声。特に「Try 現状を越えて」という歌詞の「越えて」の部分が印象に残っている方は多いと思います。

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普段の声は落ち着いていて、物静かな印象そのものですが、あの歌唱シーンにおいては「全ての人の耳にこの歌を届けよう」という気迫を感じます。

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きっと、硲先生はいつまでも越え続ける人です。

そこに諦めたくなるようなこんなんがあっても、その先には何もないなんて一切考えもしない。越えて、越えて、越え続けていれば、希望の光が絶えることはないと、疑う余地もなく信じているのではないでしょうか。

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教師時代、彼はある種の限界を感じていたのかもしれません。生徒たちはどうも勉強に身が入らない。自分なりに色々と工夫をしてみても、どうも空回りしているようだ。それは恐らく10年ほど教師を続けている彼にとって、非常に重く、でも重いからこそ手放せない重要な命題だったことでしょう。

Jupiterと出会い、彼はアプローチを変えるという選択をしました。教壇からではなく、ステージから伝えるのだと。

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彼は非常にロジカルにものを考えるので、現在の自分自身の状況とアイドルというものの性質をきちんと捉えていたと思います。それらが今は噛み合っておらず、苦労が伴うことも知っていたはずです。ただ、「噛み合わないのは今の状況であり、未来は違う」ということも確信していたはずだと私は考えます。

「トライ いまを こえて」

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硲先生だけでなく、ユニット3人全員が、今を越えた未来が今と同じではないことを知っています。けれど、その思いを一番強く抱えているのは、彼らがアイドルへと一歩踏み出すきっかけを作った硲道夫その人ではないかと思うのです。

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越えられないものなど、何もないのだと。硲先生の呼びかけに応じて彼らがユニットを組んでいるという事実そのものが、硲先生の「信じる力」を表しているような気がします。

彼らはいつだって、「可能性」の可能性を自らの姿で体現しているのです。

万難を力強く越えていくその姿こそが、多くの人を惹きつける魅力ではないでしょうか。そして可能性を一番に信じ、今を越えていこうと呼びかけた硲先生のまっすぐな信念が、S.E.M結成のきっかけになった。誰か一人でも欠ければその輝きは成り立たないけれど、最初にその輝きを見出したのが硲道夫であることは間違いありません。

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未来はいつだって、可能性に満ちている。

そんな当たり前のことを改めて気付かせてくれるから、私は硲道夫が好きなんです。今日、硲道夫が新たな1年を踏み出すこの日に、改めて、彼らの可能性の行く先を見続けていたいと願います。

まさみ

この記事のライター
まさみ
アイドルマスターという作品には、たくさんのアイドルがいます。男性も女性も、大人も子供も。一人ひとり違うけれど、みんなが輝いている。言葉にしてしまえば「綺麗事」で「上っ面」のように聞こえる世界を、確かに感じられる。1人のキャラをとってもその世界の息吹を感じるところが、アイマスから離れられない理由です。

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