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iCloudメールが作成・設定できないときの対処方法を5つご紹介!

iCloudメールが作成・設定できないときの対処方法を5つご紹介!

iPhoneの「メール」アプリで友達にメールを送ると、差出人のメールアドレスのドメインが「@icloud.com」になっているのを知っているでしょうか。

iPhoneユーザーは、Apple IDの登録の際にiCloudメールを作成できますが、中にはiCloudメールの作成や設定が行えない人がいるようです。

今回は、iCloudメールの作成と設定ができない場合の対処法を解説します。

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iCloudメールを設定できない!原因は?

ト

iCloudメールとは、AppleがiOSデバイス利用者すべてに提供をしているインターネットストレージ「iCloud」のメールサービスのことです。

iOSデバイスの利用者は、基本的にすべてiCloudメールを持っています。

でも、利用者の中にはiCloudメールの設定をしようとしたものの上手くいかず、未だに利用できない人もいます。

まずは、iCloudメールの作成や設定ができない場合に考えられる理由を3つ紹介します。

POINT

  • すでに設定されている
  • iCloud側のエラー
  • iPhone設定の問題

すでに設定されている

最も一般的な理由は、すでにiCloudメールが作成されデバイス内で設定されているのに、そのことに気づいていないということです。

iCloudメールは、新規でiOSデバイスを購入しApple IDの登録をすると、自動的に作成され設定されます。

普通はApple IDで登録しているメールアドレスとドメインが違うだけです。

Apple IDの登録メールアドレスとは違い、iCloudメールを目にする機会があまりないために気づいていないのかもしれません。

iCloud側のエラー

別の考えられる理由は、iCloud側に何らかのトラブルが起きていることです。

iCloudメールはインターネットストレージのメールサービスなので、iCloudを管理しているサーバーに問題があるとサービスを受けることができなくなります。

Apple IDの登録時にサーバーにトラブルや障害が起き、データの受信が上手くできなかったためにiCloudメールの設定が自動で行われなかったのかもしれません。

iPhone設定の問題

iCloudメールの設定ができない原因はもう1つあります。

iPhoneの設定が正しく行われていないことです。

iCloudメールの作成と設定がサーバーで行われた後、iPhoneの「メール」アプリで利用するためにはiPhone側で設定をしなければなりません。

ところが、それがまだ行われていないためにiCloudメールが利用できないのかもしれません。

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iCloudメールを設定できない!対処方法①設定

ト

ここからは、ピンポイントで原因に対応する対処法を5つ説明していきます。

最初に取り上げる対処法はiPhoneの設定です。

POINT

  • 手順を確認してもう一度設定してみよう

手順を確認してもう一度設定してみよう

iCloudメールが作成されているかどうかは、iPhoneの「設定」アプリから確認できます。

ホーム画面にある「設定」アプリをタップして開きましょう。

設定アプリ

「設定」画面が立ち上がったら、画面の一番上に表示されている「ユーザー名」を選択しタップします。

ユーザー名

「Apple ID」画面が立ち上がるので、表示されているメニューの中から「iCloud」を選択しタップしましょう。

iCloud

「iCloud」画面が立ち上がったら、「ICLOUDを使用しているAPP」の中にある「メール」を「ON」に設定しましょう。

iCloudメールが設定されていないと、iCloudメールを作成するための画面が立ち上がります。

iCloudメールがすでに設定されていれば、「ON」に設定しても何も起こりません。

メール

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iCloudメールを設定できない!対処方法②サインイン

ト

次に取り上げる対処法は、iCloudのサインインです。

POINT

  • 一度サインアウトしてみよう
  • 操作手順
  • それでも駄目ならiCloudメールを作り直そう

一度サインアウトしてみよう

iPhone利用者の中には、iCloudメールの作成と追加が問題なく行えたにもかかわらず、iCloudメールが設定されないためエラーメッセージが表示され、「メール」アプリで利用できないケースもあります。

iCloudが追加されたiCloudメールを設定できない場合は、iCloudをリセットすれば問題が解決されます。

iCloudのリセットはiCloudからサインアウトし、その後サインインをすれば行えます。

操作手順

「設定」アプリの「Apple ID」画面に戻りましょう。画面を下に向かってスクロールします。

スクロール

画面の一番下に「サインアウト」と表示されているのでタップしましょう。

サインアウト

「iPhoneを探す」を「OFF」にするためにApple IDのパスワードを入力するように求められるので、パスワードを入力し「オフにする」をタップしましょう。

パスワードの入力

「データのコピーをiPhoneに残しますか?」という画面が立ち上がるので、データを残したい項目を「ON」に設定して、終わったら「サインアウト」をタップします。

サインアウト

確認ポップアップが表示されるので「サインアウト」をタップしましょう。これでサインアウトが始まります。

確認ポップアップ

サインアウトが終わると「設定」画面に戻るので、「ユーザー名」に表示されている「iPhoneにサインイン」をタップしましょう。

iPhoneにサインイン

「Apple IDの入力」画面が立ち上がるので、Apple IDを入力し「次へ」をタップします。

Apple IDの入力

パスワードの入力が求められるので、パスワードを入力し「次へ」をタップしましょう。

パスワードの入力

「Apple IDの確認コード」を入力するポップアップが表示されるので、同じApple IDでログインしているiOSデバイスに送信される6桁の確認コードを入力します。

ポップアップ

iPhoneのパスコードを入力しましょう。

パスコードの入力

ポップアップが表示され、データの結合をするかどうかを尋ねられるので、どちらかを選んでタップします。

ポップアップ

別のポップアップが表示されるので「OK」をタップしましょう。これでサインインできました。

ポップアップ

それでも駄目ならiCloudメールを作り直そう

サインアウトとサインインを行った後も、iCloudメールを利用できないようなら、iCloudメールを作り直すという手もあります。

操作方法を説明します。iCloudをサインアウトして「設定」画面に戻り「iPhoneにサインイン」をタップしましょう。

iPhoneにサインイン

「Apple IDの入力」画面が立ち上がるので、「Apple IDをお持ちでないか忘れた場合」をタップします。

Apple IDをお持ちでないか忘れた場合

ポップアップが表れ3つの選択肢が表示されるので、「Apple IDを作成」を選択しタップしましょう。

ポップアップ

「名前と生年月日」を登録する画面が立ち上がるので、必要事項を入力し「次へ」をタップします。

名前と生年月日

「メールアドレス」画面が立ち上がるので、「メールアドレスを持っていない場合」をタップしましょう。

メールアドレス

ポップアップが表示されるので「iCloudメールアドレスを入手する」を選びタップします。

ポップアップ

新しいiCloudメールのアドレスを入力したら「次へ」をタップしましょう。

iCloudメールアドレスの入力

画面下にポップアップが表示されるので、「メールアドレスを作成」を選択しタップしましょう。これで新しいiCloudメールの設定が行われます。

ポップアップ

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iCloudメールを設定できない!対処方法③iCloud設定

ト

次に取り上げる対処法は、iPhone側で行うべきiCloudの設定をチェックすることです。

POINT

  • iPhoneのiCloud設定を確認しよう
  • 設定手順

iPhoneのiCloud設定を確認しよう

iPhoneやiPadなどのiOSデバイスを購入してApple IDに登録すれば、iCloudメールは自動的に作成・設定されるのが普通です。

しかし、iPhoneやiPadで他の設定を行った結果、知らずにiCloudの設定が変更されてしまい、それが原因でiCloudメールの設定が解除され「メール」アプリで利用できなくなった可能性があります。

自分のiPhoneの「設定」アプリを開いてiCloudの設定でiCloudメールが「ON」になっているかどうかをチェックし、「OFF」になっているようなら設定を変更して問題の修正を行いましょう。

設定手順

iCloudの設定でiCloudメールが「ON」になっているかどうかを確認する方法を説明します。

ホーム画面にある「設定」アプリを開き、表示されているメニューの中から「ユーザー名」を選択しタップしましょう。

ユーザー名

「Apple ID」画面が立ち上がるので、表示されているメニューの中から「iCloud」を選択しタップしましょう。

iCloud

「iCloud」画面が立ち上がったら画面に表示されている「ICLOUDを利用しているAPP」に注目し、その中にある「メール」が「ON」になっているかどうかを確認しましょう。

メール

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iCloudメールを設定できない!対処方法④サーバー確認

ト

4番目に紹介する対処法は、サーバーを確認することです。

サーバーとは、Webサービスを利用者のリクエストに応じて提供するソフトウェア、あるいはその機能が稼働しているコンピューターのことを言います。

iCloudの場合、サーバーとはサービスを提供しているApple社側のコンピューターを指しますが、iCloudメールを管理しているサーバーはメールサーバーになります。

サーバーに問題があると、なぜiCloudメールが設定できなくなるかを説明します。

POINT

  • iCloudのサーバーも確認しておこう
  • 確認手順

iCloudのサーバーも確認しておこう

サーバーに問題があるとiCloudメールの設定ができなくなる理由を理解するため、サーバーの役割を簡単におさらいしておきましょう。

iCloudメールを管理するサーバーはメールサーバーですが、メールサーバーからの承認がなければiCloudメールでの送受信は行えないため、メールサーバーが正常に動いていることはとても重要です。

さらに、メールサーバーが正常に動いていないとiCloudメールアドレスの登録と設定も行えない場合があるため、iCloudメールが利用できなくなる場合もあります。

そのため、Appleの管理するメールサーバーが正常に稼働し、サービスを提供できる状態かどうかを確認する必要があります。

確認手順

Apple社は自社のメールサーバーの稼働状況を誰でも参照できるように、Appleの公式ページで情報を公開しています。

下記のリンクにアクセスし公開されているサーバーの状況をチェックしてみましょう。

リンクにアクセスすると「Apple System Status」が立ち上がり、アルファベット順にAppleが提供するサービスが表示されています。

何も問題がない場合は特別な表示が出ることはありませんが、何か問題があったり、問題があったもののすでに解決されたりしたものは青色で表示されます。

この画面では「iCloud Mail」に青文字で「Resolved issue」と表示されています。

これはiCloudメールのサーバーに問題があったものの、問題は既に解決されたことを示しています。

どんな問題が発生していたのかを確認するため「iCloud Mail」をタップしましょう。

iCloud Mail

iCloudメールサーバーで起こっていた問題が表示されています。

昨日の午後3時49分から6時44分まで影響を受けたユーザーがいたこと、また生じた問題のためiCloudメールの動作が遅かったり利用できなかったりしたユーザーがいたことが分かります。

サーバー障害

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iCloudメールを設定できない!対処方法⑤通信環境

ト

5番目に紹介する対処法は、通信環境の改善です。

iCloudメールはインターネットストレージである「iCloud」が提供するメールサービスなので、インターネット環境が整っていないとサービスを十分に利用できなくなります。

インターネットの通信環境を改善するためにどんなことができるのかをこれから説明します。

POINT

  • 通信環境も確認しておこう
  • できればWi-Fi環境がおすすめ!

通信環境も確認しておこう

多くのユーザーは、モバイルデータ通信を使いインターネットへの接続を行っています。

モバイルデータ通信は、どこにいてもインターネットに接続できるためとても便利ですが、いくつかの問題があります。

同じ場所や地域でたくさんの人が同じモバイルデータ回線を利用していると、インターネットの速度が影響を受けるため、iCloudの設定が最後まで行えず失敗してしまう場合があります。

また、4Gや3G回線の利用者が車や公共交通機関で移動しながらインターネットを利用すると、別の管轄エリアに入り回線が切り替わってしまう場合があります。

iCloudメールの設定を移動中に行っていると、こうした問題が原因で設定を完了できなくなります。

また、電波が届きにくい場所でインターネットを利用しているため、iCloudメールの設定が行えない場合もあります。

以下に電波が届きにくい環境をまとめます。

  • 地下
  • ビルや家など建物の中
  • ビルとビルの間
  • トンネルの中
  • 車の中
  • 土地の起伏が激しい
  • ビルの高層階

できればWi-Fi環境がおすすめ!

モバイルデータ通信回線であっても、電波がよく届きたくさんの人が同じモバイル回線を利用していなければ、iCloudメールの設定を行っても問題はありません。

ただ、モバイルデータ通信にはもう1つのデメリットがあります。

モバイルデータ通信は有料で、毎月決められた通信量を超えてしまうと利用できなくなってしまいます。

そんなとき、おすすめなのが自宅のWi-Fi回線でiCloudメールの設定を行うことです。

Wi-Fi回線の最大のメリットは通信環境が安定していることです。

Wi-Fi回線はモバイルデータ通信とは違い、データ通信の容量に制限がないため、モバイルデータ通信のように通信速度の低下が起こることはありません。

また、パスワードを知っている特定のユーザー以外がアクセスすることはできないので、セキュリティの問題を心配する必要がありません。

モバイル回線からWi-Fi回線に切り替える操作方法を説明します。

まずモバイルデータ通信を「OFF」にしましょう。ホーム画面にある「設定」アプリを開き、表示されているメニューの中から「モバイル通信」を選択しタップします。

モバイル通信

「モバイルデータ通信」を「OFF」に設定しましょう。

モバイルデータ通信

次にWi-Fiの設定を行います。「設定」画面に戻り、表示されているメニューの中にある「Wi-Fi」を選択しタップします。

Wi-Fi

「Wi-Fi」の設定を「ON」にしましょう。

Wi-Fi

接続可能なWi-Fi回線が表示されるので、希望するものをタップして接続させましょう。

Wi-Fi回線の選択

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iCloudメールの作成と設定ができないときは落ち着いて対処しよう

Apple IDの登録をすれば、自動的に作成できるiCloudメールの設定ができない場合、原因の大半はすでに設定されていることに気づいていないことか、あるいはiCloudメールの設定がiPhone側で行われていないことです。

iCloudに一時的な不具合が起きていることもよくある原因なので、iCloudからサインアウトして問題を修正しましょう。

ぜひこの記事を参考にして、iCloudメールの設定を行ってください。

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