
iPhoneに「PDP認証に失敗しました」「データ通信機能を起動できませんでした」と表示されたときの対処法を徹底解説!
突然、iPhoneの画面に「PDP認証に失敗しました」「データ通信機能を起動できませんでした」というメッセージが表示されて困ったことはありませんか?
PDP認証とは、iPhoneを契約している通信会社のネットワーク回線に接続するためのプロセスのことです。
つまり、PDP認証に失敗するとWi-Fiに繋がっていないときにインターネットを使えなくなるのです。
そこで今回は、PDP認証エラーの原因と対処法をわかりやすく紹介します。
「PDP認証に失敗しました」というメッセージが表示されてどうしていいか分からない方は、ぜひ参考にしてください。
Contents[OPEN]
iPhoneで「PDP認証に失敗しました」と表示される原因は?
- 契約している通信会社により異なる
「PDP認証に失敗しました」や「データ通信機能を起動できませんでした」と表示される原因は一つではありません。
iPhoneの契約状況により、いくつかのケースが考えられます。
対処法を知る前に、まずはPDP認証エラーが起こる原因を特定していきましょう。
契約している通信会社により異なる
- 格安SIMの場合:
APN構成プロファイルにエラーが発生している - 三大キャリアの場合:
iPhoneのネットワーク設定に不具合がある
iPhoneで「PDP認証に失敗しました」や「データ通信機能を起動できませんでした」と表示される原因は、契約している通信会社の種類により異なります。
順番に原因を見ていきましょう。
格安SIMの場合:APN構成プロファイルにエラーが発生している
格安SIMでiPhoneを契約している場合、APN構成プロファイルが認識されていないためにPDP認証エラーが起こっていると考えて間違いないでしょう。
APN構成プロファイルとは、格安SIMのスマホで三大キャリアの回線を使用するための設定ファイルです。
APN構成プロファイルが回線側にきちんと認識されないと「PDP認証に失敗しました」と表示され、インターネットに接続できません。
そして、三大キャリアから格安SIMに乗りかえたり新規で格安SIMに契約したときは、自分でAPN構成プロファイルをインストールしなければなりません。
インストールをうっかり忘れていると「PDP認証に失敗しました」と表示されてしまいます。
三大キャリアの場合:iPhoneのネットワーク設定に不具合がある
三大キャリアのiPhoneを使っていてPDPエラーが発生する場合は、iPhoneのネットワーク設定に問題がある可能性が高いです。
docomo・au・SoftBankでiPhoneを契約している方は、後ほど説明するネットワーク設定をリセットする方法を試してみてください。
格安SIMの「PDP認証に失敗しました」を解決する
- 新しく購入したiPhoneを使っている場合:
APN構成プロファイルをインストールする - 既に使っているiPhoneの場合:
古いAPN構成プロファイルを削除したあとに最新版をインストールする
ここでは、格安SIMのiPhoneで「PDP認証に失敗しました」や「データ通信機能を起動できませんでした」と表示される場合の対処法をご紹介します。
新しく購入したiPhoneを使っている場合:APN構成プロファイルをインストールする
新しく購入した格安SIMでPDP認証エラーが出る場合は、iPhoneにAPN構成プロファイルをインストールすれば解決します。
APN構成プロファイルをダウンロードする際は、Wi-Fiに繋がっている状態で操作しましょう。
また、格安SIMの会社によっては申し込んだ時期や利用する回線別に、複数のAPN構成プロファイルが用意されています。
ダウンロードするプロファイルを間違えないように、あらかじめ契約時にもらったメールや書類を手元に用意しておくと安心です。
操作方法を説明します。
iPhoneのホーム画面からSafariを起動します。
契約した会社のホームページにアクセスし、正しいAPN構成プロファイルをダウンロードしましょう。「タップしてアクセス」を押します。
ダウンロードの許可を求められたら「許可」をタップしてください。プロファイルのダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了したらSafariを閉じ、ホーム画面の「設定」を開きます。
「一般」→「プロファイル」とタップしていくとインストール画面になるので、右上の「インストール」をタップしてください。
iPhoneのパスコードを入力して画面の指示に従ってプロファイルをインストールしたら、Wi-Fiの接続を切ります。
そして、もう一度Safariを開いてインターネットに接続できたら完了です。
うまくいかない場合はダウンロードしたプロファイルが間違っているかもしれないので、よく確かめてくださいね。
間違っていたら一度削除して正しいプロファイルをダウンロードしてみましょう。
既に使っているiPhoneの場合:古いAPN構成プロファイルを削除したあとに最新版をインストールする
既に使っているiPhoneでiOSアップデート後にPDP認証エラーが出た場合は、古いプロファイルを削除したあとに最新のものをインストールしましょう。
新しいAPN構成プロファイルをインストールする手順は、基本的には新規ダウンロードと同じです。
ただし、新しいプロファイルをインストールする前に古いものを削除しておきましょう。
操作方法を説明します。
Wi-Fiに接続後、ホーム画面の「設定」を開き「一般」を開きます。
「VPNとデバイス管理」を選択します。
「プロファイルを削除」をタップするとパスコード入力画面になるので、入力して削除を完了させましょう。
この場合も、必ずWi-Fiが使える環境で行ってくださいね。
削除が完了したら、先ほど説明した方法で新しいプロファイルをインストールしましょう。