iPadで強制再起動するときの注意点

この最終手段にはいくつかリスクがあります。必ずしもそうなる訳ではありませんが、これから説明する注意事項が起こる可能性がありますので、そちらを理解した上で行うようにしましょう。

データが消える恐れあり

これは全ての端末のデータが消えるというわけではなく、直前に編集していたデータが消えるということになります。またはゲームをしている最中に起こると以前にセーブしたポイントから再度スタートになる可能性もあります。

ポイント毎にデータを保存していたり、編集ソフトやアプリに自動保存機能がついているものであればデータが残っているかもしれません。しかし、そういったものでなければ消えてしまっている可能性もあるので注意が必要です。

データが壊れてしまう

最悪の場合は編集していたデータが壊れてしまう危険もあることを覚えておきましょう。特に危険なのがデータの保存中やOSのアップデート最中といった状況時の強制再起動は危険です。

データの保存中やOSのアップデートは通常の処理よりも内部で色々なことが行われています。したがって端末が熱くなり不具合が起きやすい状況になりますが、もしこの2つの状況時にフリーズしてしまった時は、一旦時間をおいてみましょう。

時間をおくだけで復旧する可能性があります。それでも復旧しない場合は修理依頼を出したほうが安全です。

端末の劣化を促進する

強制再起動は読んで字のごとく無理やり端末を一時停止させてから起動し直すことになります。したがって動いている最中の機会を無理やり止めるので端末に負荷がかかってしまいます。

何度も行うとiPad自体の劣化が早まってしまい、最終的には修理不可能な状態も稀にあります。ですので普通の再起動でもとに戻るのであれば、そちらを優先的に使ってください。

また、使いすぎて熱がこもって動作が鈍くなるor一時的にフリーズすることもあります。その場合は少しiPadを休ませてクールダウンしてから普通の再起動を行いましょう。

強制再起動が端末にかける負荷は以上のような事項が挙げられます。行う際にはタイミングを見て実行するようにしましょう。

次の項目では冒頭でも触れましたiPadが勝手に再起動する理由をお伝えしていきます。

iPadが勝手に再起動される…その原因とは？

ではiPadが勝手に再起動する原因についてご説明していきます。この原因は主にOSやバッテリー、Apple側の不具合が要因になりますのでそれぞれの詳細を見ていきましょう。

OSが最新ではない

iOSが最新になっていないとアップデートを開始しようとシステムが勝手に端末を再起動させます。アップデートが開始されると自動で端末がその状態に移行し、アップデート後に再起動が行われます。

また、アップデートに失敗しても再起動が起きてしまいます。OSのアップデートは必要になると端末から「ソフトウェアのアップデートの準備ができました」のような通知が届き、設定アイコンの右上に➀と表示がでます。

勝手にアップデートすると予期せぬタイミングで行われたりするので、気づいた時に手動で行うようにしましょう。