「Simeji(シメジ)」は危険?ウワサの原因と個人情報を守る使い方を解説!

「Simeji(シメジ)」は危険?ウワサの原因と個人情報を守る使い方を解説!

みなさんは、『Simeji(シメジ)』というアプリを知っていますか?

スマホのキーボードを自由にカスタマイズでき、顔文字などが豊富に揃っているアプリです。

世の中には莫大な数のアプリがありますが、自分にあったアプリを上手に活用することで、スマホがより使いやすくなったり、自分なりにカスタマイズできたりします。

とある調査によれば、日本人はスマホの中に約80個のアプリをインストールしていると言われています。

しかし、インストールしたアプリの中には、使いにくいと感じるものもあるでしょう。

特にツール系のアプリは、その傾向がより強く見られます。

インストールしたものの、実際に使ってみると使い勝手がいまいちだったり、便利さに欠けたりすることで、1回きりで使わなくなってしまうのです。

ツール系アプリをインストールする際には、そのアプリがどれほど便利か、実際の使い勝手はどうなのかという多くの人の声を見るのがおすすめです。

冒頭で少しだけ紹介したSimejiというアプリは、便利だという反面、危険性があるという声もあるようです。

そこで、Simejiがどのようなアプリなのか、Simejiをそして利用することで本当に危険が生じてしまうのか、ということについて詳しく見ていくことにしましょう。

Simejiアプリの利用を検討している方は、是非参考にしてみてください。

Simejiは危険?

Simejiはツール系アプリの中でも人気が高く、4000万以上もダウンロードされているほどです。

それだけのダウンロード数を誇っているわけですが、中には「Simejiアプリが危険」という声も挙がっています。

噂されている危険性について見る前に、まずはSimejiアプリについて詳しく知ることにしましょう。

Simejiってどんなアプリ?

まず、Simejiというアプリそのものについて紹介します。

Simejiとは、スマホのキーボードを着せ替えられるアプリのことです。

メールやLINEはもちろん、スマホで文字入力をする際には必ずキーボードが出てきます。

基本的には、スマホで元々設定されているデフォルトのキーボードが出てきます。

しかし、ダウンロードしたオリジナルのキーボードを設定しておけば、文字入力をするたびにそのキーボードが出てくるのです。

キーボード

Simejiでリリースされている内容の他にも、自分が好きな画像や写真を取り込んだ、世界に1つだけのオリジナルキーボードを作ることができるのも魅力的な点です。

キーボードをカスタマイズできるのはもちろんですが、それ以外にも魅力的なポイントがいくつもあります。

代表的な機能をいくつか見ていきましょう。

1つは顔文字や絵文字の豊富さです。

顔文字の種類が豊富で、スマホのデフォルト絵文字を組み合わせて作られた絵文字もあるので、文章入力の際にそれらの機能を使えば、メッセージを送る際に、より気持ちが伝わりやすくなります。

機能

2つ目はクラウド超変換という機能です。

スマホ本体には予測で変換する機能が備わっています。

Simejiにもクラウド超変換という高機能の予測変換があり、手早い文字入力が可能となります。

3つ目は翻訳機能です。

翻訳機能を活用すれば、海外の方とのやり取りもかなりスムーズなるのでとても便利です。

ただし、翻訳機能は有料のVIP会員になる必要があります。

Simejiアプリは、キーボードカスタマイズだけでなく、文字入力などの機能性にも優れています。

また、VIP会員になることでさらに便利な機能を使うことができるのです。

「フルアクセス」とは?

simejiを利用する際には、「フルアクセス」を許可する必要があります。

フルアクセスとは、保存領域にアクセスすることを指します。

例えば、iPhoneやiPadに入っているキーボードはAppleが開発したものです。

Apple以外の会社のキーボード開発者がiPhoneやiPadなどの保存領域にアクセスするのに必要な権限のことを「フルアクセス」と言います。

また他社製のキーボード開発者が、そのキーボードを介してインターネットに接続する際にも、この「フルアクセス」という権限が必要になります。

つまり、フルアクセスを許可することで端末に保存された情報への外部アクセスが可能となり、Simejiの運営側がその情報を取得することができるということになるのです。

フルアクセスを設定するには、アプリを立ち上げて初期の段階で行います。

「Simeji」が取得できるアクセス権限とは?

端末に保存された情報には、個人情報ももちろんあります。

そのため、外部に流出させたくない個人情報まで取得されてしまうのであれば怖い、と感じる人も多いでしょう。

Simeji側では、ユーザーからそのような質問が寄せられることを受けて、フルアクセス権限について詳しく説明していました。

フルアクセスを許可することで、クラウド変換のリクエストに必要な情報・ユーザーの統計情報・ユーザーの行動情報をSimejiアプリ側が取得できます。

このような情報を取得することによって、ユーザーによってより使いやすく機能的なアプリにアップデートすることができるのです。

そして、Simejiアプリ側では、取得する情報の中には、ユーザーの個人情報など機密性の高い情報はないとしています。

つまり、キーボードで入力したパスワードなどはSimeji側には転送されないということです。

「Simeji」は危険なアプリではない

スマホの保存領域にアクセスできる「フルアクセス」の許可は、少し怖いと思ったかもしれません。

ただ、大事な個人情報までは取得されないということなので、危険なアプリではないと言えるでしょう。

実際にSimejiアプリを使ってみると、パスワード入力の際にはSimejiのキーボードではなく、既存のキーボードに切り替わるようになっています。

その点においても安全面において考慮されていることが分かるはずです。


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