東京のカフェをレビューするインスタグラマー・ぱんもんさんにインタビュー!インスタ運用やバズった投稿、スイーツの撮り方などについて色々聞いてきた!
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ぱんもんさんの「今」のインスタ運用についてもっと深掘り!
素敵なカフェの情報はどうやってキャッチしているの?
--- スイーツやカフェの情報は、どのようにキャッチされているんですか?
ぱんもん:インスタで調べることが多いです。あとはスイーツ好きの知り合いが多いので、そこから情報をもらうこともありますね。
--- インスタで調べるときは、どのようなハッシュタグで調べているんですか?
ぱんもん:わたしは「ドーナツ」とかで調べちゃいますね(笑)
--- それだと、検索結果がすごいことになりませんか?
ぱんもん:すごい出てきます(笑)東京以外のカフェの情報だったり、おうちカフェの情報だったりも出てきちゃうんですが、それも踏まえてひとつひとつチェックしています。
--- それって、結構大変だったりしませんか?
ぱんもん:そうですね。でもそうやって探してこそ新しい発見があるのかな、と思っているので。
--- それでは情報収集にもかなり時間をかけられているんですね。
ぱんもん:いえ、平日はOLとして働いていることもあって、時間が限られているんです。他のインスタグラマーさんと比べたら、SNSに費やせる時間は少ないと思います。なので、自分の負担にならない範囲内で調べるようにしています。
--- あくまでも自分の楽しみとして、活動されているんですね。
写真だけでいいカフェを見定める方法は?
--- インスタだけでカフェを探すとなると、写真でいいカフェかそうでないかを見定める必要があると思うのですが、そのコツってあったりしますか?
ぱんもん:うーん…インスタにはあまり詳しいレビューを書かない方が多いので、実際に行ってみたらイメージと違った…ということもよくあります。なので見定めるというよりは、実際に行ってみるしかないんじゃないかな、と思います。失敗したら失敗したで良い経験と言うことで。あとはGoogleの口コミは行く前に参考にするようにしています!
--- やっぱりどうしても、いいところだけ切り取って投稿したくなっちゃいますよね。
ぱんもん:はい。なので、実際に行って「よかった」と思えるカフェを紹介するようにしています。インスタで見極めるのが難しい時代だからこそ、正直な気持ちを発信していきたいですね。
投稿に使う写真について
表紙を決める基準は?
--- それでは投稿に使う写真について色々お聞きしたいのですが、表紙に使う写真は、どのような基準で選んでいるんですか?
ぱんもん:まずは画像にするか動画にするかを考えます。いい動画が撮れた時は、動画の方が魅力を伝えやすいので、動画にするようにしています。逆にあまり動きがないスイーツに関しては、写真を表紙にしています。
--- それはどのような写真を選んでいるんですか?
ぱんもん:生地感が伝わるものを選んでいます。たとえばパンケーキだったら、生地がクリームで覆われていない状態のものにします。あとは色味が綺麗に撮れたものだったり、納得のいく角度で撮れたものだったりを使っていますね。
写真の撮影について
--- 写真の撮影には結構時間をかけられるんですか?
ぱんもん:早く食べたいっていうのもありますが、かき氷など時間が経てば経つほど美味しさが落ちてしまうスイーツもあるので、なるべく撮影は短く済ませるようにしています。
---集中して一気に撮られているんですね。
ぱんもん:そうですね。ただ、写真以外にも動画を撮らないといけなかったり、YouTubeとTikTokに使う場合は縦と横で撮らないといけなかったりして大変なので、そういう時は友達に協力してもらってます。
--- 少しでも時間を短縮できるように工夫されているんですね。美味しそうに撮るコツはありますか?
ぱんもん:パンケーキとか台湾カステラとか、厚みがあるものはそれが伝わるように撮ります。また、最近だと抹茶ババロアとか断面が魅力的なスイーツは、あえて綺麗な状態で撮るのではなく、スプーンですくった様子などを撮って動きを出したりしています。
--- そのスイーツの魅力によって、撮り方を変えられているんですね。
ぱんもん:はい。長い間カフェ巡りを続けてきたからこそ、こういうスイーツはこんな風に撮る!というのが自分の中にできています。だからこそ、今まであまり撮ってこなかったパフェやアフタヌーンティーなど、撮影するのが苦手なスイーツもいくつかあります。
スイーツの写真を美味しくみせるコツは?
--- 写真や動画の加工には、どんなアプリを使用されていますか?
ぱんもん:基本的には「Adobe Photoshop」と「Snapseed」を使っています。
--- 美味しく見せるための加工のコツはありますか?
ぱんもん:色味が大事なので、明るさや彩度は上げたほうが良いと思います。また、断面などをのせる場合は、よりくっきり見えるようシャープを上げたりしています。
--- なるほど。スイーツによって加工を変えているんですね。
ぱんもん:そうですね。可愛らしく見せたい時は逆にちょっとぼんやりさせたりとか。
--- 加工には結構時間がかかりますか?
ぱんもん:自然光で綺麗に撮れた写真はすぐに終わるんですが、店内が暗かったりして納得のいく写真が撮れなかったときは、時間がかかっちゃいます。時間かけて編集したのに結局納得いかなくて投稿しなかったり(笑)インスタグラマーさんあるあるな気がします。
キャプションを書く時に意識していること
--- キャプションを書く際に意識していることはありますか?
ぱんもん:本当に美味しかったときは、その通り書いて、みんなが行きたくなるような投稿にするようにしています。自分的に「ん?」と思うようなことがあったときは載せないことが多いんですが、インスタに情報があまりない場合は「私はこういう風に感じました」ってことを正直に書くようにしています。お店も一生懸命営業されているので悪口はもちろん書かないですが、みんなも貴重な休みとお金を使ってカフェに行っているので、行ってみたらイメージと違った、ということがないように情報を発信しています。
--- そこもきっと、ぱんもんさんの投稿の魅力なんだと思います。
ぱんもん:あと、親しみやすくなるように、絵文字や顔文字なども意識して使うようにしています。
ハッシュタグについて
--- ハッシュタグは、何個入れるか決めていますか?
ぱんもん:正直あまり意識していないので少ないんじゃないかな。もちろん投稿が注目されたら嬉しいんですが、バズらせるためにやっているわけではないので。だから、例えば新宿のカフェなのに「浅草カフェ」とか、関係ないハッシュタグを付けることはしないようにしています。
--- 正確な情報が、それを求めている人に届けられるように、というのを意識されているんですね。
ぱんもん:そうですね。東京のカフェだったら、#東京カフェってつけるくらいはしますけど、なんとなく引っかかったらうれしいなーという感覚で、バババッて付けています(笑)
--- なるほど。バズらせることが第一目標ではないから、ハッシュタグは必要最小限にされているんですね。スイーツを愛する人たちの気持ちを大事にした、とても素敵な考え方だと思います。今日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!今後も、ぱんもんさんの素敵なカフェスイーツ情報を、楽しみにしています!
インタビュー:杉浦雨