iTunesのバックアップパスワードを忘れた時の対処法!裏技も伝授
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iCloudから復元可能
iTunesで暗号化されたバックアップデータを復元する場合、バックアップパスワードを忘れると復元ができません。
その場合、バックアップパスワードをリセットして新しく設定し直す必要があります。
ですが、iCloudを使えば、バックアップパスワードをリセットせずに復元することが可能です。
ただし、iTunesのバックアップパスワードを忘れて、代わりにiCloudを使って復元する場合、Wi-Fiの設定やWebサイトの履歴など暗号化が必須となるデータは復元できないので注意して下さい。
では、iCloudからバックアップデータを復元する方法をご紹介していきますね。
- 「設定」アプリを開いたら、「一般」をタップします。
- 上から2番目に表示されている、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップしましょう。
- iCloudにバックアップを作成していない場合は「バックアップしてから消去」、既にバックアップを作成している場合は「今すぐ消去」をタップして下さい。そしたら、すべてのコンテンツと設定の消去が完了するまでしばらく待ちます。
- すべてのコンテンツと設定の消去が完了したら、iPhoneを起動させます。
- すると、初期設定画面が表示されるので、画面の指示に従って「Appとデータ」の画面になるまで設定を進めましょう。
- 「Appとデータ」の画面まで進んだら、「iCloudバックアップから復元」をタップして下さい。
- バックアップをとるのに使用した、iCloudのAppleIDとパスワードを入力してサインインします。
- その後、画面の指示に従って作業を進めれば、iCloudを使ってバックアップを復元できます。
【iTunes】バックアップのパスワード再設定のやり方
iOS 11以降のAppleデバイスなら、バックアップパスワードを忘れても、新しくパスワードを設定しなおすことができます。
では、バックアップパスワードの再設定のやり方を詳しく解説していきますね。
バックアップパスワードをリセットする
iOS11以降のAppleデバイスであれば、全ての設定をリセットすることで、バックアップパスワードもリセットされ、新しく設定し直せるようになりました。
ですが、この方法でバックアップパスワードをリセットすると、パスワード以外にも以下の設定が全てリセットされるので注意して下さい。
なお、端末内に保存されている写真や動画、音楽、連絡先などのデータ、発着信履歴、メールやSNSのアカウント情報はリセットされずにそのまま残ります。
- Wi-Fi設定
- 位置情報サービス設定
- 通知設定
- 壁紙設定
- サウンド設定
- Siri設定
- アラーム設定
では、iOS11以降のAppleデバイスでバックアップパスワードをリセットする手順をご紹介していきますね。
<バックアップパスワードをリセットする手順>
「設定」アプリを開いたら、「一般」をタップします。
「リセット」をタップしましょう。
一番上に表示されている、「すべての設定をリセット」をタップして下さい。端末にパスコードを設定している場合は、正しいパスコードを入力します。
「すべての設定をリセット」をタップしましょう。
すると、iPhoneが初期化されるため、再起動するまでしばらく待ちます。iPhoneが再起動したらバックアップパスワードを含め、全ての設定がリセットされます。
デバイスを接続し新しくパスワードを設定する
Appleデバイスを初期化して、バックアップパスワードをリセットした後は、AppleデバイスとパソコンをUSBケーブルで接続して、iTunesから設定を行います。
では、デバイスを接続して新しくパスワードを設定する方法をご紹介していきますね。
<デバイスを接続して新しくパスワードを設定する方法>
パソコンでiTunesを開いたら、初期化したデバイスとパソコンをUSBケーブルで接続して、iTunesの画面上のiPhoneのアイコンをクリックします。
「ローカルバックアップを暗号化」にチェックを入れ、「今すぐバックアップ」をクリックしましょう。
新しいバックアップパスワードを設定して下さい。
すると、自動的にバックアップが始まって、先ほど入力したパスワードでバックアップデータが暗号化されます。これでパスワードの再設定は完了です。
新しく設定したバックアップパスワードは、忘れないようにしっかりと記録しておきましょう。
【iTunes】バックアップパスワードを忘れたときの注意点
バックアップパスワードを忘れても、iOS11以降ならiPhoneの設定をリセットすればパスワードを再設定できますし、iCloudから復元する方法もあります。
ですが、バックアップパスワードを忘れた時に注意していただきたい点もいくつかあります。
iOS10以前では復元不可能
iOS11以降のAppleデバイスでバックアップをとっていれば、バックアップ時に設定したパスワードを忘れてしまっても新しくパスワードを設定し直すことができます。
しかし、iOS10以前のAppleデバイスでバックアップをとっていた場合、パスワードをリセットする方法は存在しません。
よって、バックアップ時に設定したパスワードを忘れてしまうと、バックアップデータが復元できなくなってしまいます。
また、パスワードを忘れてもiPhoneのバックアップはされますが、パスワードを思い出せなければ永遠にバックアップデータを利用できないので、実質バックアップされていないのと同じことになります。
そのため、バックアップパスワードを忘れてしまった時のことを考え、いまだにiOS10のAppleデバイスを使っている方は、iOS11以降にアップデートしてからバックアップをとるようにしましょう。