バックアップの復元はできない

iOS11以降のAppleデバイスの場合、一度iPhoneの設定を初期化すれば、バックアップパスワードを新しく設定できます。

ですが、パスワードを再設定しなおしても、忘れてしまったパスワードで暗号化されたバックアップデータは復元できないので注意して下さい。

パスワードを新しく設定し直す場合、iPhoneの設定を初期化してから、現時点でiPhone内に保存されているデータでバックアップを取り直すことになります。

なので、パスワードを再設定してからバックアップをとったデータなら再設定したパスワードで復元ができますが、再設定する前にとったバックアップデータは復元できないというわけです。

【iTunes】バックアップパスワードを調べる裏技とは？

忘れてしまったバックアップパスワードが分かれば、わざわざiPhoneの設定をリセットする必要もありません。実は、バックアップパスワードを調べる裏技はいくつかあります。

Macのキーチェーンアクセスを確認

お使いのパソコンがMacの場合は、キーチェーンアクセスにiTunesのバックアップパスワードが残っている可能性もあります。

キーチェーンアクセスとは、アカウント情報やパスワードを保管しておける、MacOSに標準搭載されているアプリケーションです。

なので、キーチェーンアクセスを一度開いてみて、iTunesのバックアップパスワードが残っていないか確認してみましょう。

パスワードを復元するソフトを使う

忘れてしまったパスワードで暗号化したバックアップデータを復元したい場合は、パスワードを復元するソフトを使うのもひとつの手です。

ただ、パスワードを復元するソフトはApple非公式ですし、海外製のものがほとんどなので、使用する際は自己責任でお願いします。

なお、パスワードを復元するソフトは数多くありますが、その中でも特におすすめなのは、「Tenorshare 4uKey – iTunes Backup」というソフトです。

「Tenorshare 4uKey – iTunes Backup」は、3種類の解析モードを使って、どんなパスワードでもほぼ確実に解除してくれる便利なソフトです。

無料で使えますしシンプルな操作性で誰でも簡単に使えるので、iTunesのバックアップパスワードを忘れてしまった時はぜひ活用してみて下さい。

iTunesのバックアップパスワードを忘れたら、落ち着いて対処しよう！

以上で、iTunesでバックアップパスワードを忘れた時の対処法や裏技をご紹介してきました。

バックアップパスワードを忘れてしまうとデータが復元できなくなってしまいます。

ですが、iOS11以降であればiPhoneの設定をリセットし、パスワードを再設定することで、再びバックアップの再作成・復元が行えるようになりますよ。

また、iTunesを使わなくてもiCloudを使って復元することも可能です。

バックアップパスワードを忘れてしまったら、落ち着いてこの記事でご紹介した対処法を試してみて下さい。