相手はどう聞こえるの？ばれない？

この設定を有効にしたあとアドレス帳に登録していない人があなたのiPhoneに電話をかけると、『ツーツーツー』という音が3～4回鳴って自動的に切れてしまいます。

発信画面には発信先の電話番号の下に『通話中または通信中』と表示されます。

このように、通話中の相手に電話をかけたときの挙動と同じなので、『不明な発信者を消音』を有効にしているのか、本当に通話しているのか相手が判別するのは難しいでしょう。

ただし、相手が何度もあなたに電話をかけた場合は、相手にバレてしまう可能性も十分にあります。

本当にあなたが通話中で電話が切れてしまった場合、少し時間を置いてから電話をかければ、普通に呼び出し音に変わるからです。

しかし、『不明な発信者を消音』を有効にしていれば、その間は何度電話をかけても繋がらないので、『電話を拒否されているかもしれない』と相手が察してもおかしくありません。

使用の注意点は？

この設定を有効にすると非通知着信を拒否できますが、アドレス帳に登録していない相手からの着信も全て拒否されてしまいます。

そのため、以下のような場面ではこの設定を有効にしていると不便に感じるかもしれません。

このように、本来応答するべき電話も応答できなくなる可能性があるので注意が必要です。

ですが、発信履歴に残っている電話番号であれば、アドレス帳に登録されていなくても着信拒否されません。

着信音も鳴り、着信画面も表示されるので普通に応答することができます。

【iPhone】docomo・au・SoftBankのサービスで非通知拒否

docomo・au・SoftBankの三大携帯キャリアに契約していれば、それぞれの携帯キャリアで提供されているサービスを利用して非通知を拒否することも可能です。

【docomo】番号通知お願いサービス

docomoユーザーなら、『番号通知お願いサービス』に加入することで、非通知からの着信を拒否できます。

『番号通知お願いサービス』とは、発信者が番号を通知しなかった場合、番号通知を依頼する自動ガイダンスが流れたあと、自動的に電話を切ってくれるサービスです。

なお、ガイダンスが流れたあとに切れた電話はiPhoneの着信履歴に残りません。

月額料金も一切かからず、事前申し込み不要なので、docomoユーザーなら誰でも無料で利用できます。

サービスの利用を始めるには『148』にダイヤルしたあと『1』を選択、サービスを停止するには『148』にダイヤルしたあと『0』を選択するだけでOKです。

月額料金	無料
事前申し込み	不要

【au】番号通知リクエストサービス

auユーザーなら、『番号通知リクエストサービス』に加入することで非通知からの着信を拒否できます。

『番号通知リクエストサービス』とは、非通知でかかってきた電話に対して、番号を通知してかけ直すように自動ガイダンスで案内してくれるサービスです。

このサービスは事前申し込み不要で、対応している機種を持っていれば誰でも無料で利用できます。

サービスの利用を始めるには『1481』にダイヤル、サービスを停止するには『1480』にダイヤルするだけでOKです。

月額料金	無料
事前申し込み	不要

【SoftBank】ナンバーブロック

SoftBankユーザーなら、『ナンバーブロック』に加入することで、非通知からの着信を拒否できます。

『ナンバーブロック』とは、非通知からの着信や事前に登録した番号からの着信を自動的にブロックしてくれるサービスです。

SoftBankのサーバー側で着信を拒否するため、iPhoneの着信履歴には一切残りません。

docomoやauとは違い、SoftBankの場合は事前申し込みが必要で、利用料が月額100円（税抜）かかります。

My SoftBankで申し込みをしたあと、『144』にダイヤルし、ガイダンスの指示に従って操作を進めれば着信をブロックしたい番号を登録できます。

なお、着信をブロックしたい番号は最大20件まで登録できます。

月額料金	100円（税抜） ※『iPhone 基本パック』または「iPhone 法人基本パックに加入している場合は無料
事前申し込み	必要