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【iPhone】機能制限パスコードとは?忘れたときの対処法も紹介!

【iPhone】機能制限パスコードとは?忘れたときの対処法も紹介!

【iPhone】機能制限パスコードを忘れたときの対処法《制限前に復元》

機能制限パスコードは最初から設定されているものではなく、機能制限をかける時に設定するものです。

つまり、機能制限をかける前の状態に戻すことができれば、わざわざ強制初期化しなくても対処できるというわけです。

まずは、iPhoneを機能制限前に復元して対処する方法を解説していきます。

機能制限前の状態に復元できる条件

機能制限前の状態に復元するには、機能制限をかける前のバックアップデータが残っているのが条件になります。

しかし、パスコードをいつ設定したのか把握していないと、どの時点のバックアップデータを復元すれば良いのか分からなくなってしまいます。

また、iCloudの場合だとバックアップデータは最新の3件までしか保存されないので、それ以前にとったバックアップデータは既に消えてしまっている可能性が高いでしょう。

そのため、機能制限をかけてからかなりの時間が経っている場合は、以前の状態に戻すのは難しいかもしれません。

復元の方法

奇跡的に機能制限前にとったバックアップデータが残っていた場合は、そのデータを使って復元を行うことで機能制限前の状態にiPhoneを戻すことができます。

ここでは、バックアップデータを使って復元する方法を詳しく解説していきます。

操作手順

  1. iPhoneとパソコンを接続したら、iTunesを起動。
  2. iTunesを起動したら、画面左上にあるiPhoneのマークをクリック。
  3. 「バックアップを復元」をクリック。
  4. 制限をかける前にとったバックアップデータを選択し、「復元」をクリック。

ちなみに、データを暗号化してバックアップした場合は、復元する前にバックアップパスワードの入力が求められます。

なお、このパスワードも忘れてしまっているとバックアップを復元することもできなくなってしまうので注意して下さい。

【iPhone】機能制限パスコードを忘れたときの対処法《強制初期化》

機能制限前に復元できない場合は、iPhoneを強制初期化して対処するしかありません。

では、強制初期化する時の操作手順を詳しくチェックしていきましょう。

iTunes・iCloud以外でバックアップを取る

iPhoneを初期化すると全てのデータが消えてしまうので、通常は初期化する前にiTunesかiCloudでバックアップをとることになります。

しかし、機能制限パスコードを忘れて初期化する場合、iTunesやiCloud以外の方法でバックアップをとって下さい。

iTunesやiCloudでバックアップをとってしまうと初期化して復元する時に忘れてしまった機能制限パスコードも一緒に復元されてしまうので、それでは初期化した意味がなくなってしまいます。

そのため、iPhoneからパソコンのフォルダにデータを移動させる、「Dropbox」などのオンラインストレージにアップロードするなど、他の方法でiPhoneのデータを別の場所に退避させておきましょう。

強制初期化

iTunesとiCloud以外の方法でバックアップをとった後は、iPhoneの強制初期化を行います。

強制初期化する方法は、主に以下の3つがあります。

  • リカバリモードを起動
  • DFUモードを起動
  • 端末ロックのパスコードを10回間違える

では、強制初期化の方法をそれぞれ詳しくチェックしていきましょう。

リカバリモードを起動

「リカバリモード」とは、iPhoneのiOSを起動して初期化する復元モードのことです。

こちらはApple公式の復元方法なので安心して下さい。

リカバリモードを起動するには、以下の手順で操作を行いましょう。

iPhone 8以降の場合

  1. iPhoneとパソコンをケーブルで接続する。
  2. iTunesを開いている場合は、iTunesを一旦閉じて再度起動する。
  3. 音量の「+」ボタンを押してすぐに指を離す。
  4. 音量の「-」ボタンを押してすぐに指を離す。
  5. 電源が切れるまでサイドボタンを長押しする。
  6. Appleのロゴが画面に表示されたら、サイドボタンから指を離す。
iPhone 7、7 Plusの場合

  1. iPhoneとパソコンをケーブルで接続する。
  2. iTunesを開いている場合は、iTunesを一旦閉じて再度起動する。
  3. 音量の「-」ボタンとサイドボタンを同時に長押しする。
  4. Appleのロゴが画面に表示されたら、両方のボタンから指を離す。
iPhone 6s以前の場合

  1. iPhoneとパソコンをケーブルで接続する。
  2. iTunesを開いている場合は、iTunesを一旦閉じて再度起動する。
  3. サイドボタンとホームボタンを同時に長押しする。
  4. Appleのロゴが画面に表示されたら、両方のボタンから指を離す。

リカバリモードの起動に成功すると、iTunesが起動して「iTunesはリカバリモードのiPhoneを見つけました。iTunesをご利用になる前に…」という確認画面が表示されます。

そしたら、「iPhoneを復元」→「復元とアップデート」をクリックし、画面の指示に従って操作を進めれば初期化が始まるので、終わるまでしばらく待ちましょう。

DFUモードを起動

「DFUモード」とは、iPhoneのiOSを起動せずに初期化する復元モードのことです。

リカバリモードはApple公式の復元方法なのに対し、こちらはApple非公式の復元方法です。

そのため、できるだけリカバリモードが上手く起動できない場合のみDFUモードで対処するようにしましょう。

DFUモードを起動するには、以下の手順で操作を行って下さい。

iPhone 8以降の場合

  1. iTunesを開いている場合は、iTunesを一旦閉じる、iPhoneの電源はオンにしておく。
  2. iPhoneとパソコンをケーブルで接続する。
  3. 音量の「+」ボタンを押してすぐに指を離す。
  4. 音量の「-」ボタンを押してすぐに指を離す。
  5. 本体の右側面にあるサイドボタンを、画面が真っ暗になるまで長押しする。
  6. 画面が真っ暗になったら、サイドボタンを押しながら音量の「-」ボタンを5秒ほど長押し。
  7. 5秒経ったらサイドボタンから指を離し、音量の「-」ボタンを押し続ける。
iPhone 7、7 Plusの場合

  1. iTunesを開いている場合は、iTunesを一旦閉じ、iPhoneの電源を切る。
  2. iPhoneとパソコンをケーブルで接続する。
  3. 本体の右側面にあるサイドボタンを3秒ほど長押しする。
  4. 3秒経ったらサイドボタンを押しながら、音量の「-」ボタンを10秒ほど同時に長押しする。
  5. 10秒経ったらサイドボタンから指を離し、音量の「-」ボタンを押し続ける。
iPhone 6s以前の場合

  1. iTunesを開いている場合は、iTunesを一旦閉じiPhoneの電源を切る。
  2. iPhoneとパソコンをケーブルで接続する。
  3. 本体の右側面にあるサイドボタンを3秒ほど長押しする。
  4. 3秒経ったらサイドボタンを押しながら、ホームボタンを10秒ほど同時に長押しする。
  5. 10秒経ったらサイドボタンから指を離し、ホームボタンを押し続ける。

DFUモードの起動に成功すると、iTunesが起動して「iTunesはリカバリモードのiPhoneを見つけました。iTunesをご利用になる前に…」という確認画面が表示されます。

ここではリカバリモードと表示されますが、

  • iPhoneの画面が真っ暗になっている
  • シリアル番号が「N/A」と表示されている

上記の2つに当てはまっていれば、DFUモードの起動に成功しているので安心して下さい。

あとは、「iPhoneを復元」→「復元とアップデート」をクリックし、画面の指示にしたがって操作を進めるだけでOKです。

端末ロックのパスコードを10回間違える

iPhoneでは、紛失や盗難対策として端末ロックのパスコードを10回間違えると強制的に初期化されるように設定を変更することができます。

PCを持っていなくて、リカバリモードやDFUモードによる方法で初期化できない場合は、この方法で強制初期化してしまいましょう。

まずは、以下の手順に従って「データ消去」の設定を有効にして下さい。

「設定」を開いたら、「Touch IDとパスコード」をタップします。

「Touch IDとパスコード」をタップ

端末のパスコードを入力しましょう。

端末のパスコードを入力

「データを消去」が無効になっていたら、右横のトグルスイッチをタップして下さい。

「データを消去」をタップ

「使用」をタップすれば設定が有効になります。

「使用」をタップ

この設定を有効にしたら、あとはiPhoneのロックを解除する時にわざとパスコードを10回間違えるだけでOKです。

ちなみに、6回以上連続でパスコードを間違えると「iPhoneは使用できません。〇分後にやり直して下さい。」と表示され、一定時間パスコードを入力できなくなります。

そして、連続で間違えた回数が多くなるにつれて、入力できない時間も長くなっていきます。

  • 6回:1分間入力不可
  • 7回:5分間入力不可
  • 8回:15分間入力不可
  • 9回:60分間入力不可

そして、10回連続で間違えると強制的に初期化が始まります。

このように、10回間違えるまでに少々時間はかかってしまうのがデメリットですが、複雑な操作やパソコンが必要なく簡単に初期化できるのがメリットです。


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