【Bluetooth】通信距離のギモンを解決!距離を延ばす方法やイヤホンの選び方
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Bluetoothイヤホンの選び方!通信できる距離は?
Bluetoothのイヤホンを選ぶ時は、
- 通信距離
- イヤホンの種類
- イヤホンの形状
- コーデック
以上の4点に注目して、自分に合ったイヤホンを選ぶのがおすすめです。
通信距離
イヤホンを選ぶ時は、まず通信可能な距離を表すClassに注目しましょう。
なお、スマホや音楽プレイヤーをポケットやカバンに入れて、イヤホンで音楽を聴くという使い方なら、最大の通信距離が10mのClass 2のイヤホンで十分です。
イヤホンの種類
Bluetoothイヤホンには以下の3種類があり、それぞれ形状や使用感が異なります。
- 完全ワイヤレス型
- 左右一体型
- ネックバンド型
では、以上の3種類のイヤホンの特徴をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
完全ワイヤレス型
この型は、その名の通り左右のイヤホンを繋ぐケーブルが付いていないイヤホンのことを指します。
このタイプは、ケーブルの鬱陶しさが一切なく、何もつけていないような感覚で音楽を聴けるのが最大のメリットです。
また、ケーブルがないので断線してしまう心配はありません。
ただ、イヤホンを繋ぐケーブルがないことで、耳からイヤホンが外れて紛失してしまう可能性が高いのがデメリットです。
左右一体型
この型は、左右のイヤホンがケーブルで接続されているイヤホンのことを指します。
他のタイプと比べると価格が安めで種類も多いので、初めてBluetoothイヤホンを購入する方に向いています。
また、ケーブルを首の部分にかけておけるので、耳からイヤホンが落ちても紛失しにくいのもメリットのひとつです。
ただ、ケーブルが付いているので、どこかにケーブルが引っかかったり、ケーブルが絡まったりするのが鬱陶しいかもしれませんね。
ネックバンド型
この型は、首にかける部分がシリコンなどの頑丈な素材で作られているイヤホンのことを指します。
このタイプは、首と耳でイヤホンを支えるので、3種類の中で一番安定性が高く、安心してイヤホンを装着できるのが魅力的なポイントです。
ただ、他のタイプと比べるとイヤホンのサイズが一番大きいので、激しい運動をする時は邪魔になりやすい、ファッションの邪魔なになりやすいというデメリットもあります。
イヤホンの形状
Bluetoothイヤホンを選ぶ時には、イヤホンの形状にも注目しましょう。
自分の耳に合わないものを購入してしまうと、イヤホンが耳から外れやすくなりますし、装着していて不快感を覚えてしまうので必ずチェックしてください。
なお、イヤホンの形状には以下の3種類あります。
- カナル型
- インナーイヤー型
- イヤーフック型
カナル型
「カナル型」とは、耳栓のような形状をしたイヤーピースを耳の穴に挿入して固定できる形状のことを指します。
耳の穴と軟骨でしっかりと固定されるのでフィット感が良く、イヤーピースが耳から外れにくいのがメリットです。
それと、イヤーピースは取り換えられるものが多いので、自分の耳の穴に合ったサイズに調整しやすいのが嬉しいポイント。
そのため、イヤホンがよく外れるという方におすすめの形状です。
また、イヤーピースが耳の穴にしっかりとフィットするので遮音性が高く、音漏れしにくいというメリットもありますが、その分周りの音が聞こえにくくなるので、その点は注意してください。
インナーイヤー型
「インナーイヤー型」は、耳の穴に軽く引っ掛けるようにして装着する形状のことを指します。
耳の穴の奥までイヤホンを入れるわけではないので、付け心地が非常に軽く、イヤホンの着脱もスムーズに行えるのがメリットです。
また、耳の穴を完全に塞がないので、音楽を聴きながら周りの音も聞き取りやすいのですが、大音量で音楽を聴いていると音漏れしやすいので注意してください。
また、カナル型のようにサイズを調整できないので、人によってはイヤホンが耳から外れやすく、ストレスを感じるかもしれません。
イヤーフック型
「イヤーフック型」は、耳の外側にフックを引っ掛けて装着する形状のことを指します。
耳の上から軽く乗せるようにして固定するので、カナル型と比べて圧迫感が少なく、軽い付け心地で使用できるのがメリットです。
軽い付け心地でありながら、激しく動いてもイヤホンが外れることが少ないのも嬉しいですね。
また、耳の穴に直接入れるタイプではないので、周りの音も聞こえやすく、屋外でも安全に使用できます。
ただ、重いものを選ぶと耳への負担が大きくなるため、長時間付けていると耳が痛くなる場合もあります。
また、カナル型やイヤーフック型のものを長く使用してきた方からしてみると、装着感に慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。
コーデック
イヤホンを選ぶ時は、Bluetoothのコーデックも確認しておきましょう。
コーデックとは、音声を圧縮する方式のことで、コーデックの種類によって圧縮率や音質、音の遅延具合などが変わってきます。
代表的なコーデックの種類は以下の通りです。
コーデック名 | 特徴 |
---|---|
SBC | Bluetoothの標準コーデックで、全機種に対応している。 音質は悪めで、遅延しやすい。 |
AAC | iPhoneで主に使われているコーデック。 SBCと比べると音質は良く、遅延も少ない。 |
aptX | Androidで主に使われているコーデック。 SBC、AACと比べて遅延が少ない。 音質はCD音源に相当。 |
aptX HD | 音質はハイレゾ音源相当で、遅延も少なめ。 |
aptX LL | 最も遅延が少ないコーデック(2019年時点)。 |
LDAC | ハイレゾ音源に対応した最高音質のコーデック。 遅延は多め。 |
なお、スマホや音楽プレイヤーのコーデックと、イヤホンのコーデックを揃えないと音楽を再生することはできません。
例えば、スマホの音楽を「aptX」で圧縮した場合、「aptX」に対応しているイヤホンでないと再生できないということになります。
対応しているコーデックは機種によってそれぞれ異なるので、お使いのスマホや音楽プレイヤーがそのコーデックに対応しているか調べておきましょう。
ちなみに、iPhoneの場合は「AAC」、Androidの場合は「aptX」が標準のコーデックとなっています。
そのため、iPhoneで音楽を聴いているなら「AAC」、Androidで音楽を聴いているなら「aptX」に対応したイヤホンを選ぶのが無難です。
Bluetoothで接続する時は通信距離に注意しよう!
Bluetoothで接続できる範囲は決まっており、BluetoothのClassや国・地域、アンテナの種類や位置、障害物の有無によって通信距離が異なってきます。
Bluetoothで通信できない場合、お互いのデバイスの距離が遠すぎる、壁やドアなどの障害物で電波が遮られているのが原因だと思われます。
そのため、電波を遮る障害物がない場所に移動し、通信可能な範囲内でペアリングを行ってください。
なお、Classが異なるデバイスを接続した場合、最大出力が小さい方のClassが適用されるので、通信距離を延ばすなら最大出力が一番大きいClass 1で統一するのがおすすめです。