iPhoneのコンパスが正常に動かない時は?基本的な使い方から調整までご紹介!
コンパスと聞くと、森やジャングルの中で道に迷ってしまったときに、出口を見つけるために使うサバイバルアイテムをイメージします。地図と一緒に使えば、現在地や向かっている方位を指し示してくれるコンパスは、山登りでも必須アイテムですね。
iPhoneにも「コンパス」アプリがインストールされていますが、多くのiPhoneユーザーにとってはGPS機能を備えた「マップ」アプリなどの方が身近かもしれません。
なぜ、敢えて「コンパス」アプリが独立して存在するのか?と疑問に思う方もいるでしょう。実は「コンパス」アプリは、なくてはならない便利なアプリなのです。この記事では、意外と知らない「コンパス」アプリについて詳しく紹介します。
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【iPhone】コンパスの便利な機能と基本的な使い方
「コンパス」アプリとは、そもそもどんなアプリなのでしょうか。
iPhoneの「コンパス」アプリとは、方位方角を表示してくれる方位磁石アプリのことです。
生命の維持に欠かせない大気や水が宇宙空間に放出されないように、また宇宙から地球に降り注ぐ、有害な紫外線を減らす目的で、地球は磁気を帯びています。そしてその磁気によって磁場が形成されます。
つまり、地球は南極をS極、北極をN極とする「大きな磁石」ということです。方位磁石は地球が帯びている磁気を利用した道具で、自由に動く磁石は必ず南北を指し示すという原理を応用しています。
iPhoneには、地球の磁気を検知するデジタルセンサーが搭載されているので、正確に方位方角を指し示すことができます。
方位磁石で方位方角を調べる
基本の操作方法を説明します。まずはiPhoneに標準インストールされている「コンパス」アプリを開いてみましょう。
「コンパス」アプリは、iPhoneの「マップ」アプリと連携しているので、現在地を「マップ」アプリで表示させることができます。「コンパス」画面の座標をクリックすれば現在地が「マップ」アプリで表示されます。
「コンパス」アプリが指し示す方角をロックすることも可能です。コンパスの中央付近を軽くタップすればロックされます。
【iPhone】コンパスが正常に動かない原因は?
iPhoneの「コンパス」アプリは、磁気センサーを使ったデジタルコンパスなので、精度が高いことで知られています。しかし、時には思いがけない原因によって、コンパスそのものが正常に作動しないことがあります。原因は何でしょうか。考えられる4つの原因を紹介します。
コンクリートの建物内で使っている
「コンパス」アプリが正常に動かない時に考えられる最初の原因は、コンクリートの建物の中で「コンパス」アプリを使っていることです。コンクリートは、電波や地磁気(磁力や磁場)を通さないという性質を持っています。
そのためコンクリートに囲まれた建物、例えばオフィスやショッピングモール内で「コンパス」アプリを使おうとすると、その影響を受け正確な方位方角を表示できないことがあります。
いったん建物の外に出て、「コンパス」アプリが正常に作動するかどうかを確認しましょう。
近くに磁気を発生させる物がある
2つ目の考えられる原因は、磁気を発生させている物の近くで「コンパス」アプリを使っていることです。例えばどんな物が、磁気を発するのでしょうか。
最も身近にあり「コンパス」アプリに影響を与える可能性のある、磁気を発する物は、カバンやスマホカバーの留め金(磁石)です。
またテレビ、PC、冷蔵庫、電子レンジ、IH調理器などは、強い磁気を発するので、台所では「コンパス」アプリを使わないようにしましょう。