スマホのGPSの仕組みとは?精度を改善・向上させる方法も紹介!
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通信状態をWi-Fiにする
GPSの通信は4G回線よりもWi-Fiの方が早いため、より位置情報精度が高まります。
4G回線は全てのスマホユーザーが使用しているため回線が遅くなるときがありますが、Wi-Fiだと限られたユーザー、もしくは自分のみしか使用していないため、余計な回線混乱がなくスピードが速くなります。
そのため、Wi-Fiのほうが比較的4G回線よりも通信速度が速くなるのでより位置情報が安定しやすくなります。
ただし、公共のフリーWi-Fiだと電波が届く範囲内しか通信速度が上がらない上に、場所によってはWi-Fi自体のスペックが低く、かえって速度が下がってしまうこともあるので注意が必要です。
通信環境が良い場所へ移動する
ポケットWi-Fiを持っていなかったりテザリングをする端末がない時は通常の4G回線に頼るしかありません。
4G回線は場所によって速度に影響が出ます。
例えばトンネル内や地下、人が集まる場所や駅付近などは回線が混乱しやすくなったり電波が届かなくなったりということが起きやすくなります。
そういった状況では当然GPSの精度も下がり、電波がほとんど届かない場所では現在地を測位できなくなることもあります。
ドライブ中の一時的なトンネル内などは仕方ありませんが、自分で動いて電波が良くなる場所へ移動できる状況なのであれば、少し動いて通信環境が良い場所へ移動してみると良いでしょう。
GPSを高精度モードにする(Androidのみ)
こちらはAndroidのみの方法になりますが、一応制度を向上させる方法があります。
「設定」の位置情報から「精度を向上」をタップすると「Wi-Fiスキャン」「Bluetoothスキャン」のスイッチをオンにすると、それらを自動でキャッチして位置情報をより精度を上げるように内部で動いてくれます。
ここまでがGPSの精度を向上させる方法のご紹介でした。GPSとは便利な機能な反面、スマホの電池を消費しやすくなるデメリットがあります。
最後にGPSによるバッテリー消耗を抑えるポイントについてiPhoneとAndroidそれぞれご紹介していきます。
スマホのGPSの使用によって減るバッテリーを抑える方法
GPSを使用していると通常よりも早くバッテリーを消耗してしまうため、電池の残量がどんどん減っていってしまいますよね。
ここでは、少しでも電池の減るスピードを少しでも遅くできるように、アプリを使用している時のみGPSを作動させるということができます。
最後の項目ではiPhoneとAndroidそれぞれアプリ使用時のみのGPS作動方法を紹介していきます。
GPS利用をアプリの使用中のみに設定する(iPhoneの場合)
iPhoneでアプリ起動時のみGPSを作動させるには「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」まで進みます。
位置情報サービスをオンにすると、自分がインストールしたアプリの中でGPSを必要とするアプリが一覧で表示されます。
このアプリの中から1つ1つ選択し「このAppの使用中のみ許可」にチェックを入れると、そのアプリを起動している時のみGPSが作動するようになります。
アプリの中にはGPSを起動しなくても機能を充分使えるものもあるでしょう。そういったアプリは選択したら「なし」にチェックを入れると、そのアプリを起動してもGPSは作動しなくなります。
GPS利用をアプリの使用中のみに設定する(Androidの場合)
Androidでアプリ使用時のみの設定を行うには、まず「設定」→「生体認証とセキュリティ」まで進みます。
下の方にある「権限の管理」もしくは「アプリの権限」をタップし、「位置情報」を選択します。
この中から「常に許可」の部類に入っているアプリの中で、使用中のみ許可に切り替えたい場合は「常に許可」の中のアプリを選択します。
iPhone同様に「アプリの使用中のみ許可」にチェックを入れると、そのアプリはアプリが起動している時のみGPSが作動するようになります。
これらの設定を行うことでで、位置情報サービスをオンにしても特定のアプリが起動していない限り、GPSが測位されることはないので電池の消耗を抑えることができます。