LINEに危険性はある?セキュリティをアップする対策も紹介!
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LINEで過去に起こった事件と現在の対応
現在のLINEは「Letter Sealing」や2段階認証を導入、データを暗号化して保管するなど様々なセキュリティ対策をとっているため、そこまで不安に感じる必要はないでしょう。
しかし、以前はセキュリティ対策が甘かったせいか、過去にはアカウントを乗っ取られる、遠隔地から監視されてLINEのやり取りが流出するといった事件が多発していました。
ここでは、実際に起こった過去の事件を2つ挙げていきます。
アカウント乗っ取り
2014年頃、他人のアカウントを乗っ取り、本人になりすまして友だちに電子マネーの購入を持ち掛けるという詐欺事件が多発しました。
友だちにコンビニでiTunesギフトカードやWebMoneyなどの電子マネーを購入するように持ち掛け、購入してきた電子マネーの番号を撮影させることで、電子マネーの利用権を騙し取るというのが主な手口です。
この頃のLINEには、まだ2段階認証が導入されていなかったので、メールアドレスとパスワードさえ一致すれば他人のLINEアカウントにもログインすることができました。
そのため、他のサービスで流出したメールアドレスやパスワードをLINEに転用し、他人のアカウントを乗っ取る事例が多発したのです。
しかし、現在では2段階認証が導入されているため、アカウントを乗っ取られることはまずありません。
クローンiPhoneによる監視
2016年1月、人気女性タレントと既婚のミュージシャンの男性との不倫が発覚し、週刊誌に2人のLINEのやり取りの画面が掲載されました。
2人のLINEのやり取りの画面がなぜ週刊誌に掲載されたのか疑問に感じている人は多いと思いますが、これは第三者が既婚男性のクローンiPhoneを作り、LINEを監視していたのが原因だと言われています。
クローンiPhoneは、iTunesのバックアップデータを別のiPhoneに移すだけで簡単に作ることができ、当時はクローンiPhoneを使ってLINEのやり取りを覗き見することが可能でした。
ですが、この事件がきっかけになり、2016年2月に複数の端末から同じアカウントにアクセスできないように仕様が変更されたため、現在はクローンiPhoneを使ってLINEを監視することはできません。
LINE Payでクレジット決済は大丈夫?
LINE Payにクレジットカードを登録しておくと、お会計の時に残高不足で決済できなくても、代わりにクレジットカードを使って決済できるので大変便利です。
ただ、登録していたクレジットカード情報が漏れて、不正利用されないか不安に感じますよね。
では、LINE Payでクレジット決済しても大丈夫なのでしょうか?
使用するときはパスワードが必要
そもそもLINE Payを使って決済するには、6桁のパスワードを正しく入力する必要があります。
このパスワードはLINE Pay専用のもので、LINEアカウントにログインするためのパスワードや、アプリをロックするためのパスコードとは全く別のものです。
なお、LINE Payでパスワードの入力を求められる場面は以下の通りです。
- 決済する時
- チャージする時
- 出金する時
- 友だちに送金する時
- 登録情報を確認する時
- 新端末にデータを引き継ぐ時
このように、LINE Payでは頻繁にパスワードの入力が求められるため、仮にLINEアカウントに不正ログインされたとしても、LINE Payのロックを解除できなければ第三者に不正利用されることはないのです。
ただ、誕生日や記念日など第三者が推測しやすい数字をパスワードに設定していると、ロックを解除されてしまう恐れがあるため、必ず自分にしか分からないような複雑なパスワードを設定するようにしましょう。
登録情報は全て暗号化されている
LINE Payに登録した銀行口座やクレジットカードなどの情報は全て暗号化した状態で保管されています。
暗号化された情報はカードを利用したお店などに情報が漏れることはありません。
現物のクレジットカードの場合、カード番号や有効期限、セキュリティコードなどの情報はそのままカードに記載されているため、店員さんにその情報をメモされてしまうとカードを不正利用されてしまう恐れがあります。
実際、2019年に商業施設で働いていた男性が、客のカード情報を瞬時に記憶して、その情報を使って通販サイトで買い物を繰り返していた、という事件がありました。
LINE Payにクレジットカード情報を登録するのは不安だと感じている人も多いと思いますが、暗号化された情報を第三者が解読するのは不可能なので、その点は安心して下さい。