「Gboard」

Gboardは、Googleが作った多言語対応仮想キーボード・アプリのことです。クリップボードとしての機能以外にもグライド入力や音声入力などができる機能が付いています。

標準機能でコピーした複数の文字列をクリップボードのように保管できます。Gboardのキーボードを出した状態でGのアイコンをタップすれば、クリップボードのアイコンが出てきます。

そしてクリップボードの機能をオンにすればコピーした内容を貼り付けすることができたり、クリップをまとめて選択可能です。

削除するか、一定の時間に残しておけるピン留めかを選べる点も便利でしょう。無料で使えますので、お試しで使うこともおすすめです。

なおAndroidの機種によっては、Gboardが標準アプリとしてすでに入っている場合もありますよ。Google日本語よりもGboardを使うことをお勧めされる場合も少なくありません。

お使いの機種でダウンロードせずにすぐに使えるかどうか確認してみてください。

またGboardは、iPhoneでも使えます。AndroidとiPhoneの2台持ちをしている人は、使ってみるといいでしょう。

「Universal Copy」

ハイパーリンクが張られているテキストやアプリのメニューなど通常コピーできないものをクリップボードに保管できるアプリが、Universal Copyです。

このアプリを使えば、通常はコピーできないエラーメッセージをコピー&ペーストして活用できます。

さらにテキストの選択をブロック単位でできるため、広い範囲をコピーして残したい時にもおすすめです。なお範囲が広すぎる場合は、ペーストした先で切り貼りするといいでしょう。

注意点としては、Universal Copyの説明は基本的には英語です。英語のアプリに抵抗がある場合は、他のアプリを活用したほうがいいかもしれません。

ただし基本的な使い方は簡単ですよ。設定をオンにして、コピーしたいテキストやアプリを開きUniversal Copyを起動させるだけでOKです。

コピーした文字は、テキストやメモアプリなどに貼り付ければ他のクリップボードアプリと同じように利用できます。

無料で利用できるため、他のクリップボードアプリと併用して使うこともいいでしょう。

【Android】クリップボードについての注意点

ここからは、クリップボードについての注意点をまとめています。あまりクリップボードを使ったことがない人は、特に注意してみましょう。

クリップボードの履歴は溜めすぎない

履歴をため込むとスマホが重たくなることがあります。処理スピードの低下につながりますので、注意が必要です。特に外部アプリを利用して何個も履歴を残している人は注意してください。

履歴をこまめに見直したり、一定期間使わないと履歴を削除する機能を利用することがおすすめです。最近スマホの速度が落ちたという場合には特に参考にしてみましょう。

クリップボードの履歴が残ることが嫌だという人はクリップボード管理アプリではなくその都度コピーして貼り付けし、スマホを再起動して消す方法を取ることもいいでしょう。

クリップボードにコピーできないサイトもある

サイトによっては、外部の人がコピーできない設定がされている場合があります。多くの場合、コピーコンテンツ対策が取られている可能性が高いです。

近年Googleでは、コピーサイトに対して重大なペナルティを貸す傾向にあります。安易に第3者にサイトの内容をコピーされるとオリジナルサイトの人は迷惑しますよね。

そのため、あえてコピーできないような仕組みを取っています。Chromeブラウザでコンテンツの設定を変えればコピーが禁止されているサイトでもコピーできる場合もありますが、やめておいた方がいいでしょう。

固有名詞や気になる文章があって残しておきたい場合は、固有名詞や文章をメモアプリに手入力で残すなどして著作権に問題ない範囲で楽しむことをおすすめします。

どうしても自分のサイトやSNSなどで利用したい場合は、サイトの運営者や権利者に許可を得るといいでしょう。文字だけでなく画像をコピーする際にも注意したほうがいいです。

Androidでクリップボードを使ってみよう

Androidでクリップボードが利用できるようになれば、とても便利です。固有名詞や絶対に誤字が許されない言葉などは、クリップボードを活用してテキストに入力してみてください。

なお、ご紹介してきたようにクリップボードを使う際には注意点もあります。便利に使うためにも注意点はしっかり守りましょう。

また使っていて便利だったクリップボード管理アプリがあれば、ぜひ周囲の人にも教えてあげてください。クリップボードはAndroidでは使えないと思っている人も多いため、喜んでもらえるでしょう。

今よりも、もっとAndroidを便利に使えるようになる可能性が高まります。クリップボードを便利に活用していきましょう。