【困った!】気が付いたら3Gになる?原因と対処方法を教えます
日本でのスマホの通信規格は現在4Gが主流になっており、全国ほとんどのエリアで4Gの電波を受信することができます。
しかし、4Gの電波が届く場所にいるのに3Gの電波しか受信できない現象が起きることがあります。
3Gは4Gと比べると通信速度が大幅に低下するので、大容量のデータを送受信するのに支障をきたしてしまいます。
では、そのような現象が起きた場合、一体どのように対処すれば良いのでしょうか?
そこで今回は、3Gになる原因や対処方法について詳しく解説していきます!
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3Gになると困る!対処法の前に回線の基本を知っておこう
3Gになる対処法を知る前に、まずは3Gとは一体何なのか回線の基本について知っておきましょう。
「3G」「LTE」「4G」「5G」の特徴と違い
そもそもスマホの「3G」「LTE」「4G」「5G」というのは移動通信システムの規格を表しており、通信速度などそれぞれ特徴が異なります。
3G
3Gとは「第3世代移動通信システム」のことで、2001年にNTTドコモ、翌年にKDDIとSoftBankでサービスが開始されました。
1993年に誕生した2Gと比べると通信速度が格段にアップしたため、携帯電話でWebサイトを快適に閲覧できるようになりました。
しかし、LTEや4Gと比べると通信速度はかなり遅いので、快適に動画や音楽を再生したり、データをダウンロードしたりするのは難しいと思われます。
LTE
LTEとは「Long Term Evolution」の略で、3Gと4Gの中間に位置する通信規格のことです。
LTEは「3.9G」とも呼ばれていますが、4Gに限りなく近い技術を持っていることから、国際電気通信連合はLTEを4Gと呼んでも良いと正式に認めています。
LTEでは最大150Mpsの高速通信が可能になり、3Gの約15倍の通信速度を実現しています。
ただし、3Gと比べると障害物に弱く、ビルの中や地下など電波を遮るものがある場所では通信速度が低下しやすいというデメリットもあります。
4G
4Gとは「第4世代移動通信システム」のことで、2010年にサービスが開始されました。
4Gは携帯電話から高機能化したスマホに対応するために、通信速度が最大1Gbpsまで引き上げられました。
そのため、高画質の動画も快適に視聴でき、写真や動画、音楽などの大容量のデータも短時間でやり取りできるようになっています。
ただし、LTEと同様に3Gと比べて障害物に弱いという欠点があります。
5G
5Gとは「第5世代移動通信システム」のことで、2020年3月にサービスが開始されました。
5Gの通信速度は最大10Gbpsと4Gの約10倍速くなったため、4Gと比べるとより快適に高画質の動画を視聴したり、大容量のデータを短時間でやり取りできるようになりました。
例えば、4Gではダウンロードに約30秒かかっていた動画でも、5Gなら約3秒でダウンロードすることが可能です。
また、今やスマホだけでなく、自動車や家電、産業機器などあらゆるものがネットに接続できるようになったため、5Gは通信速度の向上に加えて「多数同時接続性」「超低遅延」といった特徴も持っています。
ただし、2020年現在、5Gに対応しているのは一部の大都市のみで、ほとんどのエリアでは3Gや4Gの電波しか届きません。
日本では一般的に4Gが普及している
2020年現在、日本では2015年に誕生した4Gが一般的に普及しています。
どの携帯キャリアも日本全国ほぼ全てのエリアをカバーしているため、地方や山間部でも問題なく4Gの電波をキャッチできます。
ちなみに、日本の4Gの普及率は2019年時点で96.3%に達しており、世界で2番目に高い普及率を誇っています。
【iPhone】3Gになる原因とは?
iPhoneで3Gになってしまうのは、主に以下の4つの原因が考えられます。
- 4Gの電波が届いていない
- 3Gを利用する設定になっている
- 端末に問題がある
- 通信障害が発生している
では、以上の4つの原因をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
4Gの電波が届いていない
2020年3月にサービスが始まったばかりの5Gは一部の大都市にしか電波が届いていませんが、4Gなら日本全国ほとんどのエリアに電波が届いています。
しかし、未だに地方の山間部などでは5Gはもちろん4Gにも対応しておらず、3Gの電波しかキャッチできないことがあります。
そのため、まずは現在地がGに対応しているエリアなのか一度確認してみましょう。
携帯キャリアの公式ホームページを見れば4Gや5Gの対応エリアを確認できます。
ちなみに、4Gは3Gと比べて障害物に弱いという特徴があり、都会であってもビルや地下鉄の中にいると電波が遮られて3Gになってしまうことがあるので注意して下さい。