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位置情報をオフにすると不便?切り替えの設定方法や使用上の注意点!

位置情報をオフにすると不便?切り替えの設定方法や使用上の注意点!

個人の特定ができない程度にデータを収集している

位置情報サービスを活用しているのは、スマホユーザーだけではありません。

企業も位置情報サービスを利用しています。日本のスマホ人口は7,000万人と言われていますが、7,000万人すべてが位置情報サービスをONにしていれば、GPSによって第三者であっても現在地を割り出すことができます。

もちろん個人の特定ができない程度にです。こうした大きなデータは、災害発生時や今回のコロナウイルスの大流行によって起こった人の動きなどの分析・対策のために利用されています。

複数ユーザーの位置情報を使い、観光エリアや娯楽施設、またグルメスポットなどの混雑状況を提供しています。

また、ナビアプリを利用しているユーザーの車での移動速度を元に道路の渋滞情報を分析し、ドライバーに提供しています。

家族や友人に位置情報のメッセージを送る

位置情報サービスは、セキュリティの面でも重要なサービスを提供してくれます。

iPhoneにもAndroidスマホにも、GPSを使い紛失したデバイスの追跡捜査と現在地の特定をする機能が搭載されています。

家族のGoogleアカウントが分かっていれば、家族の誰かが行方不明になっても、Androidの位置情報サービスを使い、スマホと持ち主の現在地を特定できます。

また、「写真」アプリも位置情報サービスと紐付けされているので、写真と一緒に現在地を家族や友人と共有できます。

さらに写真共有アプリであるInstagramも位置情報サービスと紐付けされているので、投稿写真の作成の際に現在地を含めれば、自分の現在地を伝えられます。

自分だけの行動記録をつけることも可能

スマホの位置情報サービスは、自分の行動記録をつけることにも活用できます。

1週間、1ヶ月間の自分の足取りを記録としてまとめていくと、自分の行動パターンを分析できます。また、外食やお買い物をする頻度も足取りを記録していけば分析できます。

位置情報をオフにすると困る?注意点を知りたい!

いつもお世話になっているアプリに、位置情報サービスが貢献していたことに驚かれたかもしれません。

普段何気なく使っているアプリの中には、位置情報サービスを活用しているものがまだたくさんあります。ただ、位置情報サービスをON設定にすると、24時間スマホで動き続けます。

繰り返しになりますが、スマホを操作していなくてもスマホのバックグラウンドで動き続けます。24時間データ通信のやり取りを行い続けるため、スマホをまったく使っていなくてもバッテリーを消費し続けます。

最近バッテリーの減りが早いと感じることがあるかもしれませんが、位置情報サービスが1つの原因であることは確かです。

バッテリーの消耗を少しでもおさえるため、使ってもいない位置情報サービスをOFF設定にしたいと思われるかもしれません。実際多くのユーザーは、そのようにしています。

しかし、位置情報サービスをOFF設定にする前に、位置情報サービスをOFF設定にするメリットとデメリットを考えてみる必要があります。

それでこれから位置情報サービスをOFF設定にするメリットとデメリットを2つずつ紹介します。

現在地を知りたいときにはオンにすると便利

1つ目のメリットは、現在地を知ることができなくなることです。現在地を確認することは、特に地図アプリや乗換アプリを使っているユーザーには重要なことです。

現在地が分からなければ、マップ上で自分が今どこにいるかを確認できないので、目的地までのルート案内をすることはできなくなります。

公共交通機関を通勤や通学のために利用しているユーザーにとっても、現在地が分からないことはとても不便なことです。

現在地が分かれば、素早く乗換案内を表示させることができるからです。さらに現在地が分からないと、周辺施設やいろいろなスポットを検索できなくなります。

位置情報を利用したゲーム・配車アプリを使うならオンにしないと困る

2番目に紹介するデメリットは、位置情報を利用したゲームや配車アプリが使えないことです。

人気アプリである「ポケモン GO」は位置情報サービスがOFF設定になっていると、効率よくゲームを進めて行くことができなくなります。

また日本でも普及しつつある「Uber」は、タクシーよりも割安で移動手段を見つけられる便利なアプリです。

位置情報サービスがOFF設定になっていると、ドライバーはピックアップのために、どこで待ち合わせをしたらいいのか分かりません。そのためマップ上で現在地を探し説明しなければならなくなります。


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