企業のインターネットでは履歴が残るので注意

では、シークレットモードにして動画の視聴や動画の検索をすれば、完全に自分の痕跡を消し去ることができるのでしょうか。

結論から言うと、できない場合もあります。

特に、勤め先の会社で使用されているインターネットを使って動画を視聴すると、シークレットモードにしても閲覧履歴が残る場合があります。

多くの企業は、企業スパイやサイバー犯罪者から大切な企業秘密を守るため、社外へのインターネット通信を監視するため特別なサーバーを設置しています。

このサーバーは社内でどんなWebサイトやURLにアクセスしたかを監視するためのものなので、たとえYouTubeをシークレットモードにしたとしても、閲覧履歴はこのサーバーに残ってしまします。

【YouTube】シークレットモードの設定方法

ここからは、具体的にシークレットモードに設定する方法を説明します。

YouTubeは、スマホ専用のアプリと、PCなどで使用するブラウザ版の2種類があります。

これから、2つの異なるデバイスでどのようにシークレットモードにできるかを順番に説明します。

最初に紹介するのは、スマホアプリで行う方法です。

（アプリ）シークレットモードを有効・無効にする

スマホのホーム画面にあるYouTubeアプリを開きましょう。

トップ画面が立ち上がります。画面の右上に「プロフィール」アイコンが表示されているのでタップしましょう。

「アカウント」画面が立ち上がります。画面に表示されているメニューの中に「シークレットモードを有効にする」があるのでタップしましょう。

「シークレットモードを使用中」のポップアップが表示されるので「OK」をタップしましょう。

YouTubeがシークレットモードになりました。「プロフィール」アイコンが変わります。

次に、YouTubeのシークレットモードを標準オードに戻す方法を説明します。

トップ画面の「プロフィール」アイコンをタップしましょう。

ポップアップメニューが表示されるので「シークレットモードを無効にする」をタップしましょう。

YouTubeが標準モードに切り替わりました。

（PC）シークレットモードを有効・無効にする

続いて、PCのブラウザ版でシークレットモードにする操作方法を説明します。

ブラウザ版にはシークレットモードの機能が付いていないので、ブラウザそのものをシークレットモードにします。

Google Chromeを立ち上げ、画面右上にある「︙」をタップしましょう。プルダウンメニューが表示されるので「シークレットウィンドウを開く」をタップします。

シークレットウィンドウが立ち上がるので、検索バーに「YouTube」と入力しましょう。候補一覧に「YouTube」が表示されるのでタップします。

シークレットモードでYouTubeが立ち上がりました。シークレットモードになると、ログイン前の状態になります。

次に、YouTubeのシークレットモードを標準モードに戻す方法を説明します。

トップ画面の右側に「シークレット」タブが表示されているのでタップしましょう。

プルダウンが表示されるので「シークレットモードを終了」をタップしましょう。これで標準モードに切り替わります。

【YouTube】シークレットモードの注意点

ここまで、アプリとPCでのYouTubeのシークレットモードへの切り替え方法を説明してきました。

シークレットモードを利用する前に、覚えておくべき大切なことがあります。

これから2つの注意事項を紹介します。

操作をせずに90分経つと自動的に終了する

1つ目の注意事項は、YouTubeをシークレットモードに切り替えてから何もしないと、90分後に自動的に標準モードに切り替わってしまうということです。

逆を言えば、90分という制限時間前にYouTubeを操作すれば、標準モードに戻ることなくシークレットモードのまま利用し続けることができるということです。

この制限時間については忘れないようにしましょう。