正直なコスメレビューが人気のインスタグラマー・Rinさんにインタビュー!投稿に詰まった沢山のこだわりを教えてくれました♪
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フォロワーが伸びるきっかけとなった投稿
--- フォロワーが伸びるきっかけとなった投稿はあったんですか?
Rin:前は芸能人のメイク方法を紹介する投稿をしていたのですが、その投稿を始めてから伸びていきましたね。
--- それは○○風メイクというようなものですか?
Rin:いえ、実際にその人が本当にやっていたメイクを紹介するというものです。
--- そうなんですね!それは調査などがなかなか大変な気がしますが…。
Rin:そうですね。はじめの方は1日中その人のことを調べたり、顔を見たりしていました。だんだん慣れてきて、3時間ほどで出来るようにはなっていきましたが…。
--- この投稿は今はしていませんが、何か理由があるんですか?
Rin:色々な人のメイクを紹介していくうちに、自分らしさがないことに気付いたんです。だんだんと自分の発信したいこともできてきて、人のメイクを紹介し続けることに違和感を感じてきて。だから思い切って、新しい感じの投稿に切り替えてみましたね。
「丁寧=伸びる」ではない!
--- やはり丁寧に作った投稿の方が伸びるんでしょうか?
Rin:いや、それがそういうわけでもないんですよ。伸びるために、その情報がどれだけ多くの人が求めているかが重要で。丁寧にというのは言ってみれば自己満。私自身「がんばった!」というのがあまり伸びなかったりとか、その逆であまり時間かけられなかったけど伸びた、という経験があるので。
--- そうなんですね。たしかに私が人の投稿を見る時も、そんなに隅々まで見ないかもしれません。情報が知れれば満足してしまうかも。
Rin:そうですよね。だから客観的に見て自分の投稿が人から必要とされているかどうかを見極めるのも大変でした。
人気コスメスタグラマーが語る!インスタ投稿の秘訣
数字をタイトルに入れるとバズりやすい!?
--- これまでで一番バズった投稿はなんですか?
Rin:本当は教えたくない香水5選、という投稿です。
Rin:この投稿は、370万のインプレッションがありました。
--- 370万人もの人がこの投稿を見たということですよね。すごい、想像もつかない…。この投稿が特別伸びた理由は何だと思いますか?
Rin:数字をタイトルに入れたことかなと思います。
--- 数字というのはこの「5選」というところですか?
Rin:はい。心理的に、数字を入れると読みたくなるというのがあるみたいです。また、数字のなかでも奇数の方がいいみたいですね。3選とか、5選とか、7選とか。
--- そうなんですね!それは知らなかったです。他の投稿でも数字がついたものは伸びているんですか?
Rin:そうですね。他の投稿と比べ伸びはいいです。ただあまり連発してしまうとよくないので、1か月の間に3~4つくらいまでと決めていますね。
購買心理についての勉強が武器に
Rin:あと「本当は教えたくない」とか、そういうキャッチフレーズも日本人には効くみたいですね。進んで教えたい!というような情報よりも「教えたくないけど、ちょっとだけ…。」というニュアンスの方が惹かれるみたいです。
--- なるほど。そういう心理的なことも考えながらタイトルも考えるんですね。
Rin:そうですね。そこの勉強も少ししていた時期がありました。
--- それは学校で学ばれたんですか?
Rin:いえ、自分で本を読んで勉強しました。
--- そうなんですね!おすすめの本はありますか?
Rin:私は「たくさんある投稿のなかから、気に入ったものを選んでいいねをする」って物を買う心理に近いのかなと思って、女性の購買心理についての本を読んでいました。特におすすめなのが「プリンセス・マーケティング」という本なんですけど、大事な見出しには色が付いていたり、文字が大きくなっていたりして、読むことが好きではない私でも楽しく読むことができました。
--- タイトルもとても可愛いですね!私もぜひ読んでみたいと思います!
紹介するコスメを選ぶ基準は?
--- 投稿するコスメは、どういった基準で選んでいるんですか?
Rin:もちろん実際に使ってよかったものを紹介することもありますし、企業さんからギフトとしていただいたものを紹介することもあります。
--- なるほど。ギフトとしてもらったものも、よかったと思うものだけ紹介しているんですか?
Rin:と、いうよりは「ここがあんまりだったな」という紹介をします。やはりコンプレックスを抱いている女性を救いたいという信念があるので、そこは本音で書くようにしていますね。
--- ターゲットとしている層はあるんですか?
Rin:一応20代前半としていたんですけど、インサイトを見てみると30代の方も多いですね。今も年齢は意識していますが、投稿ごとにターゲットを変えている感じです。年齢のみならず「ニキビができやすい人」とか、色々な悩みにフィットできるように投稿を考えていますね。
メイクやコスメの写真をきれいに撮るコツ
--- Rinさんの投稿にはスウォッチしている写真を載せているものも多いと思いますが、このスウォッチを綺麗に見せるために心がけていることはありますか?
Rin:あります!まず写真は太陽があたる場所で撮るようにしています。また、朝の光が綺麗に見えるので、朝に撮るようにしていますね。
--- やはり自然光が重要なんですね。撮影は毎日行っているんですか?
Rin:毎日ではないですね。撮ると決めた日に、4~5本分まとめて撮ります。
--- 1日に4~5回メイクをするってことですよね!大変じゃないですか?
Rin:大変ですね(笑) メイクをしてはリムーバーで取って、またメイクして…の繰り返しで、気付けば写真フォルダが唇だらけ!みたいな時もあります(笑)
--- それは他の人ではなかなか体験しないことかもしれないですね(笑)
Rin:一つの色でも納得いくまで何枚も撮ってしまうので…。
--- 他にも撮影の際に意識していることはありますか?
Rin:わたし、特別な機材は使わずにiPhoneひとつですべての投稿を作ってるんですけど、撮影もiPhoneなんです。そこで、普通に写真を撮るより、動画を撮ってそれをスクリーンショットした方が綺麗に見えることに気付いたんですよ。それからはその方法で撮るようにしていますね。
--- 動画を撮ってからスクリーンショット!そんなテクニックがあったんですね…!今度私も試してみます!
画像や動画の加工について
--- 先ほどすべての工程をスマホで行ってるとおっしゃっていましたが、画像や動画の加工にはどんなアプリを使っているんですか?
Rin:だいたいはPhonto(フォント)というアプリを使ってやっています。文字入れアプリですが、色味の調整などもできるので。
--- そうなんですね。Rinさんの投稿と言えば、見やすいフォントも特徴的だなと思っていたのですが、フォントに対するこだわりもあるんですか?
Rin:ありますね。現在フォントは統一していて、ヒラギノ明朝体というフォントを使っています。可愛い文字を使っていた時期もあったのですが、検索欄に出た時に見づらいし、実際いいねも少なかったんです。なので今は見やすさ重視で、このフォントを使用しています。
--- やはり「見やすさ」も意識されているところだったんですね。
表紙を作る際に気を付けていること
--- 投稿のなかでも表紙は特に大切な所かと思いますが、表紙を作るときに心がけていることはありますか?
Rin:一番心がけていることは「それを見た時にわくわくするかどうか」ですね。パッと見た時に「使ってみたい」とか「楽しそう」とか思ってもらえるように表紙を作っています。
--- そうなんですね。そのためにキャッチフレーズを長い間考えたりもするんですか?
Rin:いえ、結構直感で何個か作っちゃいますね。そこから最適なものを選ぶ感じです。選ぶときは、ギリギリまで悩んじゃうこともありますね。たとえば質感を紹介するときに「プルン」なのか「もちっ」なのか。どっちがその商品に合っているかを考えていたら、結構時間がかかっちゃいます。