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iPhoneの『承認』が先に進まないのはなぜ?簡単にできる対処法

iPhoneの『承認』が先に進まないのはなぜ?簡単にできる対処法

iPhoneを初期化した後やiOSをアップデートしたあと、「このiPhoneを承認」という画面で「現在承認待ちです」と表示されたまま、次の画面に進めないという現象が起きることが稀にあります。

iPhoneが使用できなくなってしまうのでとても困りますが、なぜこのような現象が起きるのでしょうか?

この記事では、iPhoneの承認が先に進まない原因と対処法をご紹介していくので、困っている方はこの記事を参考にして対処してみて下さい。

「現在承認待ちです」から進まないのはどういうこと?

では、そもそも「現在承認待ちです」とは具体的にどういった意味なのか、この現象が起きるのは一体なぜなのか、意味や原因を詳しく見ていきましょう。

他のAppleデバイスを使った承認操作を待機している状態

「現在承認待ちです」と表示されたまま次に進まないのは、iPhoneやiPad、Macなど他のAppleデバイスを使った承認操作を待機しているためです。

次の画面に進むには、初期設定を行っているiPhoneと同じApple IDにサインイン済みの信頼できるデバイスで承認操作を行う必要があります。

信頼できるデバイス:iOS 9以降を搭載した iPhone、iPad、iPod touch、またはOS X El Capitan以降を搭載したMacのうち、すでに2ファクタ認証でサインインを済ませているデバイスのこと。

エラーの原因は2ファクタ認証

そもそも承認が先に進まないのは、そのiPhoneでサインインしているApple IDで「2ファクタ認証」を有効にしているのが原因です。

これは、Apple IDの認証を二重にすることでセキュリティを高めた認証方式のことです。

この設定を有効にすることで通常のApple IDとパスワードによる認証に加え、信頼できるデバイスに表示される確認コード(6桁の数字)を正しく入力しないとサインインできなくなります。

これにより、Apple IDのパスワードが外部に漏れたとしても不正にサインインされなくなるので安心できますが、承認が先に進まなくなる現象が起きることがあります。

なぜこのような現象が起きるのかというと、この設定を有効にしたことによってiCloudの一部のデータが暗号化され、Appleでも解読できない状態になってしまったからです。

暗号化されたデータを復元できないiPhoneでは受け取ったデータを解読できないため、「現在承認待ちです」と表示されたまま反応しなくなってしまいます。

【iPhone】「現在承認待ちです」への基本的な対処法!

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ここからは、承認が先に進まない場合の対処法をご紹介していきます。

どうすれば良いのか分からなくて困っている方は、これからご紹介する方法で対処してみて下さい。

「このiPhoneを承認できませんか?」が表示されるときの対処法

承認が先に進まない時の画面を見てみると、画面下部に「このiPhoneを承認できませんか?」というボタンが表示されていることがあります。

もし、確認コードを受け取れる他のAppleデバイスが手元になくてiPhoneの承認操作が行えない場合はそのボタンをタップして下さい。

すると、「あとで承認」または「暗号化されたデータをリセット」と表示されるのでそちらをタップして下さい。

「暗号化されたデータをリセット」を選択した場合は本当にリセットしても良いか聞かれるので、「リセット」をタップします。

こうすることで承認操作を行わなくても先に進められるようになりますが、以下の暗号化データには一切アクセスできなくなるので注意して下さい。

  • ホームのデータ
  • スクリーンタイム
  • お支払い情報
  • iCloudキーチェーン
  • Siriの情報
  • Wi-Fiのパスワード
  • QuickTypeキーボードで学習した語彙(iOS 11以降)
  • ヘルスケアデータ(iOS 12以降)
  • ミー文字(iOS 12.1以降)
  • Apple Cardの取引(iOS 12.4以降)
  • マップのよく使う項目、コレクション、検索履歴(iOS 13以降)
  • Safariの履歴とiCloudタブ(iOS 13以降)
  • W1およびH1 Bluetoothキー(iOS 13以降)

参照:Apple公式サイト

もしこれらのデータが消えると困るという場合は、他の対処法を試してみて下さい。


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