【iPhone】緊急地震速報で地域設定はできる?違うエリアで鳴る原因も解説
災害から身を守る手段として「緊急地震速報」は大きな助けになっていることでしょう。
ただ、頻繁になるものでもないため、その仕組みや設定の必要の有無などに関してはあまり知られていないかもしれません。
iPhoneでは、緊急地震速報の地域指定はできるのか、時おり関係ない地域の速報が届くのはなぜなのか。
この記事では、こうした疑問の答えを解説していきたいと思います!
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【iPhone】緊急地震速報が鳴らない原因は地域設定?
ではまず、原因を見極めるためにも「緊急地震速報」そのものについて理解を深めていきましょう。
このサービスの基本をおさらいしていきますね!
緊急地震速報とは
そもそも「緊急地震速報」とは何でしょうか?
ひとことで言うと「気象庁が発する警報」ということになります。
つまりこの警報はAppleなどの会社が独自に発信しているものではなく、国家行政機関である気象庁が一括して送信しているものということです。
ですのでiPhoneに限らず、Androidでも全く同時に警報を受け取ることができます。
緊急地震速報に地域設定はないよ!
次に「速報を受け取るためには地域の設定が必要か」という疑問について解説していきたいと思います。
まず結論から言いますと、速報を受け取るために地域の設定は必要ありません!
さらに言いますと、「地域の設定をすることはできない」とも言えます。
先ほども述べたように、気象庁がある地域に住んでいる人たちに危険が迫っている場合に発令するものとなっていますので、該当する地域にいれば自動的に通知が届きますし、そうでなければ届かないわけです。
iPhoneの設定に関して言えば「通知を受け取るか・受け取らないか」は設定可能なものの、「どこの速報を受け取るか」という設定を施すことはできません。
緊急地震速報が鳴る仕組み
ではさらに「緊急地震速報が鳴る仕組み」について解説していきたいと思います。
地震のニュースを見ていると大抵「震源地は〇〇沖」という表現を耳にしますよね。
つまり私たちの立っている真下で揺れが起きているわけではなく、海の方から揺れの波が伝わってきて大きく揺れるわけです。
皆さんは、この揺れに関して「P波(ピーは)」と「S波(エスは)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
学校で習ったことを思い出されるかもしれません。
まず最初に、比較的小さな波である「P波」が届き、その後に大きな揺れを引き起こす「S波」が届くことになります。
先に伝わってくる比較的小さな「P波」を利用して「大きな揺れが来る」と判断した場合に、該当する地域を見極めて即座に警報を発するわけです。
改めて考えてみると、すごいシステムですよね!
そして気象庁がこの速報を「エリアメール」と呼ばれるシステムを使って、該当する地域にいる人たちに一斉に情報を送信することになります。
それゆえに、スマホの機種やキャリアの違いに関わりなく一斉にアラートがなるわけです。
以上が緊急地震速報が鳴る仕組みになります!