【送信メール】暗号化を確認する方法

では、実際にGmailが暗号化できているかチェックしてみましょう。

送信メールで確認する手順を以下に記載します。

Gmailのアプリを使った手順

まずは、Gmailのスマホアプリを使った確認手順です。

Androidのスマホであればプリインストールされていますが、iPhoneの場合は個別でダウンロードすることにより使えます。

以下からダウンロード・インストールして始めましょう。

Gmailアプリを起動して、メールの作成画面を開きます。

これからメールを送信する相手の連絡先を入力しましょう。

宛先（CcやBcc含む）を入力した後で、その送信先メールアドレスの横に斜線が引かれた「鍵アイコン」が表示されないか確認してください。

もし斜線のある鍵アイコンが表示された場合は、「TLS」による暗号化がないので第三者に見られる可能性があることを示しています。

斜線のある鍵アイコンが出た場合、重要な書類などは送信しないようにしてください。

情報漏洩のリスクが高まります。

ブラウザ版Gmailを使った手順

次に、ブラウザ版のGmailを使った確認手順です。

PCの場合はブラウザでGmailを開きましょう。

「作成」をクリックして送信先のアドレスを入力してください。

宛先の横に斜線の入った鍵アイコンが表示されたら、暗号化されていないことを意味します。

スマホアプリと若干レイアウトが異なりますが、基本的な操作方法は同じです。

【受信メール】暗号化を確認する方法

次に、受信メールの暗号化状況を確認する方法をチェックしましょう。

こちらもスマホアプリとPCのブラウザ版それぞれ記載します。

Gmailのアプリで確認する

まずスマホアプリを使ったやり方です。

Gmailのアプリを開いたら受信したメールを表示させ、宛先の部分に表示されている「To 自分」をタップします。

相手のメールアドレスや日付など詳細が表示されるので、ここにある「鍵アイコン」の部分を確認しましょう。

「標準的な暗号化（TLS）が適用されています」が書かれていれば暗号化できています。

PCのブラウザ版Gmailで確認する

次に、PCでの確認手順です。

ブラウザからGmailにアクセスし、「受信トレイ」から任意のメールを開いてください。

宛先の箇所にある「To 自分」をクリックして、さらに詳細を表示させます。

「標準的な暗号化（TLS）」と表示されれば、暗号化は有効です。

こちらも基本的にスマホアプリと同様に操作すれば確認できます。

「このメールは暗号化されませんでした」と書かれている場合は、文字の通り暗号化が有効ではないことを示しています。

その下部分に、暗号化されていない理由が併記されているので、こちらもチェックしてください。

他の方を介さず、自分に直接送られてきたメールでは暗号化されていない例もあるようです。

【Gmail】メールの暗号化で表示されるアイコンについて

Gmailの暗号化レベルは、表示される鍵アイコンの色で分類されています。

2023年1月現在は緑、灰色、そして赤の3パターンがあり、色によってすぐに暗号化されているか確認できるので便利です。

ここではそれぞれの色が示す状態を解説します。

【緑】全てのメールが暗号化される

まずは、「緑」色の鍵アイコンが表示されている場合です。

緑色のアイコンが表示されているメールは、「S/MIME」によって高度な暗号化が有効になっていることを表しています。

機密性の高い文書や情報があるメールに良暗号化方式です。

【灰色】暗号化は標準的なレベル

次に、「灰色」のアイコンが表示されている場合についてです。

灰色の鍵アイコンは、「TLS」により標準的な暗号化が有効になっていることを示しています。

灰色なので、少し勘違いしてしまうかもしれませんが、問題ありません！

ほとんどの送受信メールに表示されるのが、この灰色の鍵アイコンです。

【赤】暗号化されていない

次に「赤」のアイコンが表示されている場合です。

この場合は、そのメールに対して暗号化が行われていません。

メールに対するリスクなどは3つの色の中でもっとも高いことを意味します。

送られてきたメールで特にリアクションが必要ないメールの場合は、こまめに削除することをおすすめします！