現実世界の”色”を撮る。カメラを使った少女との不思議な交流【世界は心に満ちている】
心を失った少女と交流することになったプレイヤー。少女が持つ”色に宿った心を感じとる力”を活かして、少女の心を取り戻そう! カメラを使った遊びが新しくて面白い「世界は心に満ちている」のご紹介です。
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心を失った少女との交流
無彩色に彩られた世界。
雲海に浮かぶ古城。そこで暮らす、心を失ったひとりの少女。
そのひとりぼっちの世界で、
少女は何も感じることなく、
ひたすら同じ日常を繰り返していた。
「世界は心に満ちている」は、そんな心を失った少女とプレイヤーが交流を重ね、少女の心を取り戻していくゲームです。
しかも心の取り戻し方が、一風変わってて面白い。実は少女は、色に宿る心を読みとる能力を持っているのです。そのためプレイヤーは、カメラで様々な色を持った写真を撮り、少女に見せることで、彼女の心を成長させようと試みます。
お城には書庫があり、蔵書から少女の記憶を垣間見ることが可能。
少女の心が成長するにつれて、本は追加されるようなので、定期的に訪れてみましょう。また、心の成長によって少女との会話でも様々な変化が起こります。
さぁ、色を集めて少女の心を取り戻そう。
カメラで「色」を集めてみた
というわけで、筆者も色を集めるため、カメラで風景を撮影してみました。
カメラは、ゲーム内に搭載されている「Camera」から起動します。
カメラで風景を撮影すると、そこから抽出された色が表示されます。上記の場合は、黄色が強く抽出されていますね。これを少女に見せることで、色に対応した感情が少女の中(心の花)に育まれていくのです。
「Flower」では、少女の心の成長を簡単に確認することができます。
これ面白いのが、特定の色ばかりを取り込んで成長させても大して意味がないということ。「書庫」に眠る蔵書が追加されるためには、各色を一定数集めると出現する丸アイコンが縦一列になるように揃えないといけません。
つまり、全ての色(心)をバランス良く成長させないといけないのです。
し・か・し
屋内で撮影していると、特定の色(筆者の場合は、主にオレンジや赤系)ばっかり集まっちゃって、紫や緑系が全然集まらない…。
そこで、野外で色をハントすることに!
適当にそこら辺の風景を撮るだけで、圧倒的に足りていなかった緑・黄・青がどんどん追加されていきました!
一通り、外でバシャバシャ撮って回った結果がコチラ。
う~ん、屋内と比べて、大分足りなかった部分が補完されたものの、紫だけは圧倒的に足りない…。
そんなこんなで、未だ筆者は、1冊も書庫の蔵書を追加できていません(本当は全クリまで簡単にできると思っていた…)
紫ってどこにいったら撮れるんだろう??
これ、スマホのカメラロールに入っている写真も活用できるとかなり楽に色を取り込めるんだけどな(でも、これやったらすぐ全色コンプリート出来ちゃうか)
筆者が少女の心を取り戻す道のりは、まだまだ長そうです…。
ノベル系が好きな人にオススメ!
本作、カメラで撮った現実世界の色をゲームに反映させるという発想は、ゲームの要素として新しく面白いです。
しかし、基本的にゲームのメインは、書庫にある「本」を読み進めたり、少女と会話をしたりすること。そのため、ライトノベルや小説など物語を読むことが好きな人にオススメしたいなと筆者は感じました。
タイトル画面も少女が心を失っている感(色がない感じ)な雰囲気が出てる!