「LINE Beacon」を利用している企業とサービス内容

LINE Beaconは少しずつ導入が進んでいますが、そのサービスは企業によって様々です。ここからは、各企業で実施されているサービスをいくつかご紹介します。

※一部では既にサービス終了しているものもあります。

キリン

キリンビバレッジバリューベンダー株式会社では、自動販売機でLINE Beaconのサービスを導入しています。

「Tappiness（タピネス）」というサービスで、ドリンクを購入するときにポイントがつく他、LINE Payで決済が簡単にできるなどの特徴があります。

サービス内容は次のとおりです。

ひとつずつ説明していきます。

ドリンクポイントが貯まる

ドリンクポイントとは、ドリンクを購入したときに自動的に貯まるポイントです。1回の購入で1ポイントが貯まり、15ポイント貯まると無料でドリンクを購入できる「特典チケット」がもらえます。

KIRINで「Tappiness」のロゴが描かれた自動販売機が目印です。対象ではない自動販売機を使ってもポイントはもらえないので注意してください。決済方法は現金、電子マネー、LINE Payなどが使えます。

ドリンクポイントは有効期限があり、ポイント付与を伴う利用最終日から6か月間となっています。ポイントが消滅する3日前に事前通知が届くので、突然なくなる心配はありません。

LINEの友人にドリンクをプレゼントできる

ポイントが15ポイント貯まると、無料でドリンクが購入できる「特典チケット」がもらえますが、これは自分で使えるだけでなく、LINEで登録している友人に送ることもできます。

送り方は簡単で、キリンのLINE公式アカウントのトーク画面から「特典チケットを確認」をタップし「特典チケットを贈る」を選択。そして送りたい相手を選ぶだけです。誰でも手軽にプレゼントを送り合うことができます。

LINE Payで簡単決済

「Tappiness」はLINE Payの利用が可能です。やり方は現金や電子マネーとほとんど変わりません。

自動販売機に「ここにLINEをかざしてね」というマークが貼ってあります。そこにLINEアプリを起動してかざし、商品を選択します。すると決済方法を選ぶ画面が出てくるので「LINE Pay」をタップするだけです。

お財布いらずで簡単に決済でき、現金や電子マネーと同様にポイントを貯めることができます。

ユニクロ

衣料品の販売でおなじみのユニクロは、LINE Beaconを導入している企業のひとつです。ユニクロではお得なクーポン券や、お買い得情報などを配信しています。

ユニクロをすでに友達登録している方は、普段から様々な店舗情報を受信しているかと思います。友達登録で受け取る情報との違いは、Beaconだと近くの店舗限定の特別な情報を受け取ることができるところです。

事前にお得な情報を調べる必要がないので、時間のない方におすすめです。ただし地域によってはLINE Beaconに対応していない店舗があります。自分が利用している店舗がLINE Beaconに対応しているかどうか確認してみてください。

ZOZOTOWN

ZOZOTOWNでは、独自で開発した「ボタン型Beacon」というサービスを利用することで、お得な情報が得られます。具体的には、洋服などの商品のタグにつけられたボタンを押すと、LINEアカウントを経由して商品の情報を知ることができる、というものです。

他のBeaconと違うのが「ボタンを押す」という動作が入ることで、情報の選択ができるところです。必要のない情報は手元に届かないですし、自分が気になった商品についてはその場で詳しい内容を知ることができ、買い物がより楽しくなります。

トリンプ

下着の製造と販売を行っているトリンプ・インターナショナル・ジャパンでもLINE Beaconを導入しています。具体的なサービス内容は、お店のそばに近づくと割引や特典クーポンをもらえたり、セールやイベント情報が届いたりする、というものです。

トリンプをよく利用する方なら、最新商品やイベント情報をいち早く知ることができるので重宝するサービスです。