【Android】バックグラウンド通信とは？

続いては、スマホが行っている「バックグラウンド通信」についての話です。

Androidのスマホに限らず、すべてのネットワーク端末はオンライン接続を通してさまざまな情報のやり取りをおこなっています。

たとえば、インターネットでさまざまなコンテンツを閲覧することもそうです。

動画のデータをオンラインから受信したりWebサイトの情報を視聴するためには、データ通信を行ってこれらの情報をダウンロードして視聴します。

しかし、ユーザーが意図しないデータ通信を行うことも、スマホのようなインターネット通信端末では行われているのです。

そうした表には出てくることのないバックグラウンドで行われている通信というのは、どういったものがあり、どのような影響があるのでしょうか？

バックグラウンド通信って何？

バックグラウンド通信というのは、見えないところで行われている通信のことです。

新しいOSのバージョンをスマホを操作している間にダウンロードしておいて、ふとしたタイミングでアプグレードできるようにバックグラウンドで処理を行っているような状態です。

こうしたバックグラウンドで行われている通信は、OSのようなシステムだけではありません。

また、普段使っているアプリでも、このようにバックグラウンド通信をおこなっている場合があります。

バックグラウンド通信を止めるメリット

状況によって、バックグラウンド通信を制限することで得られるメリットには以下のようなものがあります。

常時、細かな情報通信を行い続けているバックグラウンド通信を停止させることで、そうした動作に伴って発生するデメリットを打ち消すことができます。

スマホの機種によっては通信機能そのものを意図的に制限することで、バッテリーの消耗を抑える「省電力モード」の機能を搭載しています。

データの通信には、相応のバッテリーの消費やデータ量を必要とするので、結果としてこのようなメリットを生むのです。

バックグラウンド通信を止めるデメリット

しかし、前述したメリットを享受することで、以下のようなデメリットが同時に生まれます。

新着情報の確認などは、その都度自分でアプリを起動するなどで対応ができますが、緊急連絡の確認が遅れてしまうといったデメリットにつながる恐れがあります。

また、新機能のアップデートも、脆弱性の問題を解決する必要があっても気づけない可能性があり、できればそうした事態は避けたいものです。

重要性の低いアプリであれば、使えなくてもさほど困りません。

しかし、ナビゲーションアプリなど、現在位置が絶対に必要なアプリにそうしたデータを渡さないと、ナビゲートができないなどの不具合に発展することもあります。

【Android】バックグラウンド通信を無効にする方法

デメリットにつながりやすいバックグラウンド通信の制御ですが、的確に無効化することで快適なAndroidスマホ環境を手に入れることができます。

特に、まったく使うことが無いのにバックグラウンドで頻繁に通信を行っているようなアプリがあると、容量無制限でもない限りすぐに通信料の上限に至ってもおかしくありません。

そのようなバックグラウンド通信を制限する方法として、大きく2つの方法があります。

どのようにしてそれぞれの制限を有効化するのでしょうか？

アプリごとにバックグラウンド通信を無効にする

指定したアプリごとに、個別にバックグラウンド通信を制限する方法です。

まずは「設定」＞「アプリ」から制御したいアプリを設定するための画面を表示させます。

リストから任意のアプリを開くと、いくつかの設定項目などが表示されます。

「データ通信量」をタップして、遷移した画面の下部に隠れているメニューをスワイプで表示させましょう。「バックグラウンド時」をOFFにすることで、バックグランド通信をアプリごとに制限することができます。