始めたての時に意識していたこと

－－－ 始めたての時に、フォロワーを伸ばすために気を付けていたこと、がんばってたことってありますか？

ゆうにゃん：バズってからは毎日投稿してました。結構色々なコメントもあったんですけど(笑) そこに負けず投稿しつづけましたね。それ以外は特にないかも？

－－－ ジャンルとかも特に絞らずに投稿されてたんですか？

ゆうにゃん：あ、でも、音源を使って歌ったり踊ったりするのがTikTokの主流になると思うんですけど、それはあんまり最初からやってなくて。自分のオリジナルの言葉とか声とか、そういうのを使って撮るっていうのはちょっと意識してたかもしれないです。

－－－ なるほど。そこでちょっと他の人との差別化を図って？

ゆうにゃん：最初は本当に意識してなかったんですけど、やっていくうちにコメントで「声が特徴的だね」とか言われて、そういう風に思われるんだと気付いて。そこから少しずつ自分の見せ方を考えた結果、そういうスタイルになっていきましたね。

視聴者に言われて気付いた「あざとい」自分

－－－ 今は俗にいう「ぶりっこ」とか「あざとい」キャラだと思うんですけど、そのキャラクターで行こうと思ったのはいつ頃なんですか？

ゆうにゃん：それも最初は何も考えずに投稿してたのに、コメントで「ぶりっこ」とか「あざとい」と言われて、そこではじめて「え、わたしってぶりっこなんだ！」って気づいたんですよ(笑) アイドル期間も長かったので、それが普通で。

－－－ そうだったんですか！それじゃあTikTokの姿はキャラというより、割と素の自分に近いんでしょうか？

ゆうにゃん：近いと思います。やっぱりコメントで指摘された姿が求められてるわたしの姿だと思うので、動画内で意識したりはしますけど、完全に作り込んでるという感じではないと思います。

－－－ そうですよね。私も最初は「素の状態ではすごく声が低いのかな…」とか思ってたんですけど、割とあの動画のままのゆうにゃんさんで、無理している感じもなくて。でも、動画では少し強調されているのもわかります。

ゆうにゃん：そうですね。自分で自分の動画見て「いらいらするな～」「こんなやつやだな～」って思うこともあります(笑)

「あざとい」とは逆の「なんでもできる」を見せたい

－－－ 最初の方はただただ可愛い動画でしたけど、だんだんと面白さも交えた内容になってきてますよね。これは何か心境の変化があったんですか？

@yuunyan_222

ラスト泣けるらしい

♬ オリジナル楽曲 – ゆうにゃん

ゆうにゃん：わたし、NGとかやりたくないこととか特になくて。変な格好したり体張ったり芸人さんがやるようなことも、結構好きで(笑)アイドル期間も長かったので、なんでもやっちゃおうという気持ちがもともと強いんです。ぶりっこというキャラと「なんでもやるよ！」っていうキャラって割と真逆にあるとおもうんですけど、自分のそういう部分を出したほうがギャップがあって面白いんじゃないかなあと思って始めました。そしたら反響があったので、そのまま続けています。

意外な事実も！気になる動画製作の裏側

動画のネタは考えるより思いつきを重視！

－－－ これまでで一番バズった投稿は何ですか？

ゆうにゃん：Official髭男dismさんの「Pretender」をゆうにゃん風にアレンジした動画ですね。16万8500いいねを頂いて、これがきっかけにフォロワー数もさらに増えました。

@yuunyan_222

♫Pretender歌ってみた

♬ 運命の人はゆうにゃん – ゆうにゃん

－－－ 頭から離れないアレンジですよね(笑) こちらはどのように思いついたんですか？

ゆうにゃん：これは家で一人で適当に歌ってたら思いついて、なんとなくスマホで撮ったのが話題になった感じですね(笑)

－－－ なるほど。撮影は基本スマホですか？

ゆうにゃん：はい。わたし自身は機材を持っていないので、基本的にはスマホ一台で動画を撮っています。でも大がかりな撮影になるときは、人手や機材を借りたりすることもあります。こちらの動画もスマホで撮った動画がバズったのを受けて、本格的に撮り直したものになりますね。

－－－ 歌のアレンジネタはたまたま思いついたとのことですが、普段動画のネタはどのように考えてるんですか？

ゆうにゃん：考えすぎると全然思いつかないので、結構夜行性なんですけど、深夜のテンションではっと思いついたものをやることが多いですね。結構頭のおかしいことをやっているので、日中いくら考えてもダメなんですよね(笑)

－－－ なるほど(笑) 思いついたものはすぐ撮影するんですか？

ゆうにゃん：すぐ撮るときもありますし、メモしておいて時間のある時に撮ったりもします。

「わざとだよ？」は偶然口から出たフレーズ

－－－ ゆうにゃんさんといえば「わざとだよ？」という言葉がキャッチフレーズにもなっていると思いますが、こちらはどうやって生まれたものなんですか？

@yuunyan_222

♬ オリジナル楽曲 – ゆうにゃん

ゆうにゃん：あれも考えたものというよりはハッと飛び出した言葉ですね。友達とふざけて動画を撮ってて、なんの気もなしに「わざとだよ？」って言ったらTikTokで伸びて。

－－－ そうなんですね。それもやはりユーザーの反応を見て、自分のキャッチフレーズにしようと決めたということなんですね。

ゆうにゃん：そうですね。わたしがフォロワーさんを伸ばすために意識していることでもあるんですけど、みんなの動向やコメントに寄り添うことは大事にしています。やっぱり自分の魅力を伸ばすには、どういう風に見られているかを客観的に知ることが重要だと思いますね。

動画の編集はPCで行う

－－－ 動画の編集はスマホアプリで行っているんですか？

ゆうにゃん：（編集内容が）重いものはPC用の「Final Cut Pro X」という編集ソフトでやっています。

－－－ PCでも編集されているんですね！PC用の編集ソフトというと結構お高いイメージがあるのですが…。

ゆうにゃん：そうですね(笑) でもYouTubeとかの編集もできるし、編集すること自体が好きだったりもするので、今後の自分の仕事の役に立つかなとも思って。

－－－ なるほど。やっぱり編集は捗りますか？

ゆうにゃん：慣れちゃえば！色々なことが出来るので、動画の幅が広がりますね。買ってよかったと思います。

－－－ 軽いものはスマホアプリを使って編集されるんですか？

ゆうにゃん：そうですね！動画つなげるだけ、とかだったらスマホアプリでやっちゃいます。

－－－ 一回の動画編集でどれくらいの時間がかかりますか？

ゆうにゃん：TikTokとかだと短いので、15分から30分くらいですね。でも手の込んだ動画、例えば番組のパロディとかPV風のものだったりすると、2~3時間くらいかかることもありますね。

－－－ 早いですね！パロディ風の動画も拝見しましたが、あのクオリティのものをその時間で作れるのはすごいと思います。

ゆうにゃん：もともと編集のお仕事もさせてもらってたりしてたので、編集の速度は速いんですよ。毎日のようにパーッて動画をさばいて「締め切りに間に合わない！急がないと！」みたいな環境にいたので(笑)それに慣れちゃってて。

－－－ 裏方のお仕事も経験されていたんですね！そういう経験も、今のゆうにゃんさんの活動に役立っているんですね。