Androidでシークレットモードを使おう!ブラウザごとの操作方法!
シックレットモードという言葉を聞いたことがあるでしょうか?。
フィッシング詐欺やハッキングといったサイバー犯罪が世界中で多発しているので、ウイルス対策アプリなどをスマホに入れて、大切な個人情報を守ることはとても大切なことです。そして、ウイルス対策アプリ以外にもサイバー犯罪から身を守るための方法があります。
その1つが、Webサイトを閲覧する際に履歴を残さないことです。シークレットモードはこの面でとても有効な手段だと言われています。
この記事では、シークレットモードを設定する方法をブラウザごとに説明していきます。
Contents[OPEN]
【Android】シークレットモードとは?
家族でPCを共有していると、自分がどんなWebサイトを見ていたかを他の家族がチェックできると困ることがあります。プライバシーの観点から、家族であっても他の人のWeb履歴を見られないようにすることは大切なことです。
またインターネットカフェや学校といった公共の場所などでPCを使うとき、自分だけではなくまったく知らないたくさんの人が同じPCを使うことになります。
特にインターネットショッピングなどで必要なユーザー名やクレジットカード情報などの大切な個人情報が閲覧履歴としてPCに残ってしまうと悪用されるリスクが高まります。
もう1つの状況についても考えてみましょう。
インターネットで国内外の格安航空券を検索する際、できるだけ安いチケットを購入したいので、日にちや時間などをいろいろ変えて検索します。ところが検索履歴が残ってしまうと検索のアルゴリズムに感知され、割高のチケットしか表示されなくなることがあります。
閲覧履歴や検索履歴がインターネットのブラウザに残ってしまうと不便な状況はこのようにたくさんあります。そのために利用できるのがシークレットモードです。
検索履歴やCookieが残らない
インターネットを使用するにはWebブラウザが必要です。Webブラウザには、閲覧履歴やCookieといったプライベートブラウジングと呼ばれる個人データを保存し、ブラウジングの高速化を図るための設定があります。
しかし、閲覧履歴やCookieを保存しないようにするブラウザモードがあります。それがシークレットモードです。
簡単なセキュリティ対策になる
シークレッドモードはプライバシー保護という面でとても便利なブラウザモードですが、それ以上に重要な役割も担っています。それはセキュリティ対策です。
少しおさらいをしましょう。Webブラウザで一時的にデータを保存する仕組みは2つあります。キャッシュとCookieです。
キャッシュとは、一度訪問したWebサイトのHTMLや画像データを一時的に保存するシステムのことを指します。
キャッシュがあるおかげで、同じWebサイトを再び訪問する際にPCやスマホは高速でWebページを開けます。ではCookieとは何でしょうか。
Cookieも一時的にデータを保存する仕組みのことですが、保存するデータの内容がキャッシュと異なります。Cookieが保存するデータの内容は、IDやパスワードと言った個人情報や閲覧データです。
Cookieがあるおかげで、ログインをする時に入力するユーザー名やパスワードなどが一時的に保存されるため、何度も同じ情報を入力せずに済みます。
しかし、インターネットカフェや公共の場所でまったく知らない他の人とPCを共有する場合、個人情報がCookieによって残ってしまうと悪用されるリスクは大きくなります。また、勝手に買い物をされたり個人情報を盗まれたりして被害が拡大する可能性もあります。
シークレットモードを使えば、閲覧履歴もCookieも残らないので、こうしたリスクを避けられます。
【Android】シークレットモード《Google Chrome》
それでは、実際にAndroidのブラウザアプリを使ってシークレットモードを立ち上げる方法を説明します。
最初に紹介するブラウザは「Google Chrome」です。Androidスマホのメーカーによって、デフォルト設定されている信頼性の高いWebブラウザアプリです。
設定手順
スマホの「アプリ一覧」を開き、「Chrome」アプリを開きましょう。
Google Chromeが立ち上がります。画面右上に「︙」があるのでタップしましょう。
メニューの中から「新しいシークレットタブ」を選択しましょう。シークレットモードが立ち上がるので、「検索フィールド」に閲覧したWebサイトの関連ワードやURLを入力すれば、シークレットモードでWebサイトを閲覧できます。