OS X（macOS）からの操作手順

Macの場合は、システム環境設定からiCloudを開きましょう。そして右下の管理を押します。その後、表示されているメールやバックアップ、フォトライブラリ以外が「書類とデータ」に残されているアプリです。

削除したいアプリがあれば、アプリ名をクリックして「書類とデータ」を削除することができます。iCloudの容量が厳しい人は、試しに削除してみてください。圧迫されている容量が解決される可能性があります。

Windowsからの操作手順

Windowsからの操作手順は、iTunesを利用する方法があります。USBケーブルをつなげば端末の概要から一番下のストレージ使用量と空き容量のバーからチェックできるでしょう。

削除したい場合は、iPhoneを初期化して復元する方法があります。

iPhoneのバックアップをPCに取った上でiPhoneを初期化して、再度USBケーブルでiPhoneを繋ぎバックアップを復元していくといいでしょう。

iCloudの「書類とデータ」と「iCloud Drive」について

iCloudを使っている人は、「書類とデータ」とiCloud Driveの違いが分からないという場合も多いです。ここからは、「書類とデータ」とiCloud Driveについて詳しく紹介していきます。

OS X Yosemite v10.10.x（macOS）/iOS 8.x 以降は『iCloud Drive』

OS X Yosemite v10.10.xやiOS 8.x以降のデバイスを使っている場合は、書類とデータではなくiCloud Driveが代わるサービスとして提供されているので注意が必要です。

書類とデータという機能が見当たらない場合は、iCloud Driveというサービスがないかデバイスの中を探してみましょう。iCloud Driveが「書類とデータ」と似たサービスを提供しています。

オンラインストレージサービス機能が追加されている

iCloud Driveは、「書類とデータ」よりもパワーアップした機能が提供されています。具体的には Google ドライブのようなオンラインストレージサービス機能がプラスされました。

iCloud Driveを使えば、 iCloudのストレージに自動や手動で保存や同期できます。Finderから自分が選んだ書類をiCloud のストレージに保存可能です。

上手にiCloud Driveを活用すれば、「書類とデータ」よりも便利に利用できるでしょう。具体的には複数のAppから同じファイルを編集できたり、自分以外の人とファイルを共有できたりすることができます。

またデスクトップと書類をiCloud Driveで利用できるようにしておけば、すべてのファイルがをiCloudに移せるため便利です。Windows用iCloudをインストールしておけば、ファイルエクスプローラーからiCloud Driveにアクセスできます。

Google Driveのような機能がApple製品で使えればいいなと考えている人は、iCloud Driveを利用してみましょう。

アップグレードしないと作業に支障がでることも

なおOS X El Capitan v10.11.x/iOS 9.x以降のデバイスは、iCloud Driveしか使えません。そのため新しくデバイスを購入した場合は、今まで使っていた「書類とデータ」ではなくアップグレードしてiCloud Driveを利用しないといけないでしょう。

さらにOS X El Capitan v10.11.x/iOS 9.x 以降のデバイスでは、「書類とデータ」でiCloudに保存していた書類を見ることはできません。さらに同期機能も使えないので困ってしまうでしょう。

そしてOS X Yosemite v10.10.x/iOS 8.x はiCloud Driveと書類とデータの両方が利用できます。アップグレードすればiCloud Driveが使用可能です。それ以降のバージョンは「書類とデータ」では作業に支障が出る可能性があるため、iCloud Driveにアップグレードしておかないといけません。

またiCloud Driveをアップグレードしてもしなくても、OS X El Capitan v10.11.x/iOS 9.x 以降のデバイスとOS X Mavericks v10.9.x/iOS 7.x以前のデバイスの間にある書類の同期はできません。注意してください。