SNSによる誹謗中傷の問題は世界中でますます大きくなっています。

特にTwitterでは、拡散性の高さや本名を使わなくても利用できる気軽さのために、無責任で人を不快にさせるツイートが多く投稿されます。そうした投稿は、受信者を不快にさせるだけでなく、時には死へと追い込むこともあります。

Twitterの無責任なコメントやツイートの投稿は犯罪です。不快極まりないツイートや、ツイートの送信元であるアカウントは削除してもらうのが一番ですが、どうすればいいでしょうか。

この記事では、良くないツイートやアカウントの削除依頼の方法を詳しく説明します。

【Twitter】削除依頼の前に！こんなツイート・アカウントはマナー違反！

SNSを舞台にした誹謗中傷の問題は、日本国内外でますます深刻になっています。誹謗中傷の被害に遭うのは、知名度の高い芸能人やスポーツアスリートだけではありません。多くの一般人も被害に遭っています。

SNSの中でもTwitterは、誹謗中傷や攻撃的で人を傷つけることを目的に投稿されるツイートが後を絶たないようです。

しかし、人を言葉で傷つけ、精神的また感情的に癒やせないほどの深い傷を負わせることは、名誉毀損罪や侮辱罪という犯罪になりうる重大な行為で、社会的な責任を取らされます。

名誉毀損罪と認定されると、3年以下の懲役もしくは禁固または50万円以下の罰金刑が刑罰として適用されます。侮辱罪が成立すると、30日未満の身柄拘束と1万円未満の金銭支払いの刑罰が課せられます。

では、どんなツイートがマナー違反として禁じられているのでしょうか。自分が加害者にならないためにも知っておきましょう。

「暴力や差別・差別的発言」「個人情報」などルールに反したツイート

Twitterの公式ページには、Twitterを通してすべてのユーザーが自由に、そして安心して公共の会話を楽しめるよう、基本ルールが掲載されています。

そのTwitterルールは、セキュリティ、プライバシー、信頼性の3つの観点から設定されています。

以下にルール違反として挙げられているツイートをまとめます。

「攻撃的」「スパム行為」のあるアカウント

ルール違反に繋がるツイートの詳細については、これで分かりました。ではアカウントに関してはどうでしょうか。

Twitterの運営サイドから強制停止を受ける可能性のあるアカウントには、ツイートの内容が攻撃的で群衆を扇動するもの、またスパム行為と判断されるようなツイートをするものが含まれます。

2021年1月20日に行われた大統領就任前に、アメリカ合衆国の連邦議会議事堂乱入事件を扇動し、さらなる暴力を誘発する恐れがあるという理由で、アメリカ前大統領ドナルド・トランプ氏のアカウントが停止されたのはその一例です。

また複数のアカウントを作成し、同じ内容のツイートを投稿すると、スパム行為と判断されアカウントが停止される場合があるので注意が必要です。

【Twitter】削除依頼の方法《ツイート》

ここまで、マナー違反のツイートやアカウントについて紹介しました。ここからは、自分のコメントやツイートに対する、攻撃的で誹謗中傷ととらえられてもおかしくない内容のツイートを削除してもらう方法について説明します。2つの方法を紹介します。

Twitterに削除依頼を出す

最初に紹介する方法は、Twitterの運営サイドにツイートの削除依頼を提出することです。依頼方法を説明します。Twitterアプリを開きましょう。タイムライン画面が立ち上がるので、画面左上にある「≡」をクリックしましょう。

メニューが表示されます。表示されているメニューの中から「ヘルプセンター」を選びクリックしましょう。

「ヘルプセンター」画面になるので「≡」を押します。

メニューが表示されるので「お問い合わせ」をクリックしましょう。

「お問い合わせ」画面になります。4つの項目が表示されているので「攻撃的な行為やセンシティブなコンテンツを報告したい」を選択しクリックしましょう。

「攻撃的な行為やセンシティブなコンテンツを報告したい」の具体的な報告オプションが8つ表示されています。不快極まりないコメントや誹謗中傷をされたことを報告して、削除の依頼をしたい場合は「嫌がらせや攻撃的な行為を報告したい」を選択しクリックしましょう。

「嫌がらせや攻撃的な行為」を具体的に報告するための画面が立ち上がります。「何についての報告ですか？」「誰が迷惑行為を受けていますか？」という質問の下にチェック項目が表示されているので、報告したい事柄に該当する項目に「✔」を入れます。

画面を下に向かってスクロールすると、「問題の詳細」が表示されています。ここに具体的な情報を記入しましょう。