【Chrome】シークレットモードを常に起動する方法《PC》

iPhoneとAndroidの2つの端末で行う操作方法をここまで紹介してきましたが、Google Chromeは本来PCのWebブラウザとして開発されたものです。

PCでGoogle Chromeを利用する機会は多いでしょう。

そこで、ここからは、Windows搭載のPCとMacの2つデバイスで、シークレットモードを常に表示させる設定方法を説明します。

Windowsの場合

最初に紹介するのは、Windows搭載のPCで行う操作方法です。

ホーム画面に表示されている「Google Chrome」のショートカットを右クリックしましょう。プルダウンメニューが表示されるので「プロパティ」を選びクリックしましょう。

「Google Chromeのプロパティ」が表示されます。表示されている項目の中に「リンク先」があります。表示されているリンクの最後に、半角スペースを入れた後「–incognito」を入力しましょう

入力できたら「適用」をクリックします。

「アクセス拒否」のポップアップが表示されるので「続行」をクリックしましょう。

最後に「OK」をクリックしましょう。これで「Google Chrome」のショートカットをクリックすると、Google Chromeはシークレットモードの状態で立ち上がります。

Macの場合

続いてMacで行う操作方法を説明します。

Macの場合は、シークレットモードのGoogle Chromeアイコンを作成します。

【Chrome】シークレットモードを常にONにする際の注意点

Google Chromeの表示モードを常にシークレットモードにすれば、周りを気にすることなく、安心してWeb検索やネットショッピングが行えるので便利です。

シークレットモードの状態を維持し続けることにはメリットしかないように感じますが、注意すべきことがあります。

2つの注意事項を紹介します。

HPを閲覧するために接続したサーバーには接続履歴が残る

シークレットモードでWebサイトにアクセスし、閲覧やショッピングなどを行えば一切の足跡を残さなくなるわけではありません。

この記事で少し触れた点ですが、会社でPCを使うとネットワークの中継装置に履歴が残るので、調べればすべての履歴を表示できます。

履歴が残ってしまうのは、独自のネットワークを設置している会社だけではありません。

自宅でも履歴が残るケースがあります。

例えば、アクセス先のサイト管理者、また、インターネットプロバイダはアクセス履歴などの情報を見つけ、閲覧した内容や使用者の身元などを特定できます。

そのため、シークレットーモードにしても完全に「透明人間」になって、Webサイトへのアクセスや閲覧を行えるわけではないことを覚えておきましょう。

シークレットモードでも削除されないデータがある

基本的にシークレットモードで行った活動の履歴は、すべてブラウザを閉じた時点で消えます。

Cookie、閲覧時間、ページの履歴、キャッシュ画像、そしてダウンロード履歴はすべて残ることはありません。

でも、ダウンロードしたデータは消去されずに残ります。

さらに圧縮ファイルを解凍した場合、ダウンロードファイルは残りませんが解凍したフォルダやデータは消去されることはないので残ります。