【MicroSD・SDカード】書き込み禁止が表示される!原因と対処法
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強制的にフォーマットする
ウイルス感染やファイルシステムの破損などが原因で書き込めない場合は、以下の手順でSDカードを強制的にフォーマットしてファイルシステムを再構築する必要があります。
なお、フォーマットすると全てのデータが削除されてしまうので、PCのハードディスクやクラウドストレージなど別の場所にバックアップを取っておきましょう。
- 「Windowsキー」と「Rキー」を同時に押す。
- 「ファイル名を指定して実行」が表示されたら、「diskmgmt.msc」と入力して「OK」をクリック。
- 「ディスクの管理」を開いたら、強制フォーマットしたいSDカードを右クリック。
- 「フォーマット」を選択。
- 「OK」をクリック。
これでフォーマット完了です。
新品と交換する
SDカードは消耗品なので、使用していくうちにどんどん劣化していき、劣化が激しくなると使えなくなってしまいます。
使用環境によっても異なってきますが、SDカードの寿命は約2~3年と言われているので、3年以上使用している方は注意が必要です。
また、SDカードに書き込める回数には上限があり、その上限を超えると新たにデータを書き込めなくなってしまいます。
この場合は、いくら対処法を試しても書き込めるようにはならないので新しいものに買い替えるしかありません。
【MicroSD・SDカード】書き込み禁止を解除したい《Windows》
WindowsのPCにSDカードを挿入している時に書き込みできない場合は、以下の4つの対処法も試してみて下さい。
- 「アクセス許可:Everyone」の確認をする
- 「書き込みアクセス権の拒否」を無効にする
- コマンドプロンプトを使う
- レジストリを編集する
では、以上の4つの対処法をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
「アクセス許可:Everyone」の確認をする
WindowsのユーザーアカウントにSDカードへの書き込み権限が付与されていないのが原因で書き込みが禁止されている可能性があります。
この場合は、以下の手順で書き込み権限を付与することで再度書き込めるようになります。
- エクスプローラーを開いたら、左サイドバーの「PC」をクリック。
- SDカードを右クリックしたら、「プロパティ」を選択。
- プロバティを開いたら、「セキュリティ」のタブをクリック。
- 「アクセス許可:Everyone」の「書き込み」にチェックが入っていない場合は、「編集」をクリック。
- 「書き込み」の「許可」にチェックを入れたら、「OK」をクリック。
これで設定完了です。
「書き込みアクセス権の拒否」を無効にする
Windows 10 Proなど一部のOSでは、グループポリシー設定で「書き込みアクセス権の拒否」の有効・無効を切り替えることができます。
この設定が有効になっていると、SDカードへの書き込みが禁止されてしまうので、まずは以下の手順で設定を確認してみましょう。
もし、設定が有効になっていた場合は無効にして、書き込み禁止を解除して下さい。
- 「Windowsキー」と「Rキー」を同時に押す。
- 「ファイル名を指定して実行」が表示されたら、「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリック。
- 「ローカルグループポリシーエディター」が表示されたら、左サイドバーの「コンピューターの構成」をクリック。
- 「管理用テンプレート」→「システム」→「リムーバブル記憶域へのアクセス」の順にクリックしてツリーを展開。
- 「リムーバブル記憶域へのアクセス」の設定画面が表示されたら、「リムーバブルディスク:書き込みアクセス権の拒否」を選択。
- 「有効」が選択されていた場合は、「無効」をクリック。
これで設定完了です。
コマンドプロンプトを使う
コマンドプロンプトを起動してコマンドを入力することで、SDカードの書き込み禁止を解除することも可能です。
- 画面左下のスタートボタンをクリック。
- 「Windowsシステムツール」をクリック。
- 「コマンドプロンプト」を選択。
- コマンドプロンプトを開いたら、「diskpart」と入力して「Enterキー」を押す。
- 「ユーザーアカウントの制御」の画面が表示されたら、「はい」を選択。
- 「DISKPART>」の後に、「list disk」と入力して「Enterキー」を押す。
すると、PCに接続されている全てのディスクの状態や容量が一覧で表示されるので、SDカードの容量と一致しているディスクの番号を覚えておきます。
例えば、「ディスク1」がSDカードだった場合は、「select disk 1」と入力して「Enterキー」を押します。
「ディスク1が選択されました。」と表示されたら、「attributes disk clear readonly」と入力して「Enterキー」を押しましょう。
以下のように表示されれば、再度データを書き込めるようになります。