iCloudバックアップを復元するときの注意点

iCloudバックアップを復元する時の注意点がいくつかあるので、復元する前にしっかりと確認しておきましょう。

復元する前にiPhoneを初期化する必要がある

iCloudでとったバックアップから復元するには、その前にiPhoneを初期化する必要があります。

iTunesでとったバックアップからなら初期化しなくても復元できるので、その点を考えるとiCloudバックアップからの復元は手間がかかってしまいます。

バックアップ前にiOSを最新版にアップデートしておく

iCloudでバックアップをとる前にiOSを最新版にアップデートしておきましょう。

iOSのバージョンが古すぎると、iPhoneに不具合が起きてバックアップから復元できないケースがまれにあります。

^{参照:Appleサポート}

そしたら、iOSのアップデートが終わるまでしばらく待ちましょう。

Apple IDとパスワードを確認しておく

iCloudバックアップから復元するには、初期化後にApple IDとパスワードを入力してiCloudにサインインする必要があります。

サインインできないとiCloudバックアップから復元できないので、Apple IDやパスワードを覚えていない…という方は、初期化前に必ずApple IDとパスワードを確認しましょう。

復元するにはWi-Fiの接続が必要

iCloudバックアップから復元するには、Wi-Fiを利用してインターネットに接続する必要があります。

モバイルデータ通信（4Gや5G回線）では復元できないので、Wi-Fiに接続できる環境で復元しましょう。

ただ、Wi-Fiの電波が弱いと復元が完了するまでに時間がかかってしまいます。

カフェや商業施設などで利用できるフリーWi-Fiは、大勢の人が利用するので回線が混雑して通信速度が遅くなりやすく、場所によっては接続が不安定になりやすいです。

そのため、できるだけ自宅のWi-Fiを利用して復元するようにして下さい。

データの容量によっては復元完了まで時間がかかる

これはiTunesから復元する時にも同じことが言えますが、単純に復元するデータの容量が大きいほど、復元が完了するまでに時間がかかります。

復元が完了するまでに数時間かかるケースもあるので、時間に余裕をもって復元を行うようにしましょう。

復元がなかなか終わらないようなら、一旦復元を中断してバックアップデータの容量を減らすのもひとつの手段です。