iCloudバックアップを復元するのに必要な「iPhoneの初期化」について

先ほども説明しましたが、iCloudバックアップから復元するにはiPhoneを初期化する必要があります。

初期化方法はいくつかありますが、今回はiPhoneの「設定」アプリから初期化する方法について解説していきます。

「iPhoneを探す」をオフにする

「iPhoneを探す」がオンになっていると初期化できないので、その前に設定をオフにしておきましょう。

その際にApple IDのパスワードの入力を求められるので、覚えていない方は「Apple IDの復旧」のページでパスワードの再設定を先に行って下さい。

「iPhoneを探す」をオフにする手順は以下の通りです。

^{参照:Appleサポート}

これで設定完了です。

iPhoneの初期化手順

「iPhoneを探す」をオフにしたら、「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行してiPhoneの初期化を行って下さい。

^{参照:Appleサポート}

そしたら、初期化が完了するまでしばらく待ちましょう。

iCloudバックアップから復元できるデータについて

iCloudバックアップは復元できるデータと復元できないデータがあります。

それを知らずにiPhoneを初期化してしまうと、大切なデータを失ってしまう恐れもあるので、iCloudバックアップに対応しているデータの種類を一度確認しておきましょう。

対応しているデータの種類

iCloudバックアップから復元できるデータの種類は以下の通りです。

iCloudバックアップから復元できるアプリの一覧は、「設定」→「ユーザー名」→「iCloud」の順にタップして「iCloudを使用しているApp」で確認できます。

なお、iTunesと同期させて取り込んだ音楽や写真などのデータはiCloudバックアップから復元できません。

対象外となっているデータはPCやUSBメモリなど他の場所に保存してからiPhoneを初期化するようにして下さい。

5GBまでは無料で使える

iCloudでバックアップをとると、iCloudのストレージ容量をその分消費します。

iCloudでは、誰でも無料で5GBまでの容量を使用できます。

それ以上の容量を使用したい場合は、月額料金が発生する有料のストレージプランにアップグレードする必要があります。

^{参照:Appleサポート}

200GBと2TBのプランであれば、「ファミリー共有」の機能を使うことで、家族とストレージを共有することが可能です。

ストレージプランをアップグレードする場合は、以下の手順で手続きを行って下さい。

^{参照:Appleサポート}

あとは、画面の指示に従って手続きを進めて下さい。