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2021年日本一バズったTikTokクリエイター・なかねかなさんにインタビュー!「モテすぎて草、誘ってて森」の誕生秘話、投稿制作の裏側、気になる過去について聞いてみた◎

2021年日本一バズったTikTokクリエイター・なかねかなさんにインタビュー!「モテすぎて草、誘ってて森」の誕生秘話、投稿制作の裏側、気になる過去について聞いてみた◎

代表曲「モテすぎて草、誘ってて森」について

神バズり曲はどうやって生まれた?

--- 代表曲「モテすぎて草、誘ってて森」はどのように生まれたんですか?

なかねかな:私もTikTokのユーザーとして、外国人のイケメンが自撮りをした投稿を見てたんです。で、そのコメント欄に「この人めっちゃ私のこと誘ってるんですけど」とか「私の彼がすみませんね」みたいなコメントがずらっとあって。これ面白いなと思って、それをそのまま歌詞にしました。

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--- それじゃあ、なかねさんご自身が思ったことを歌にしたというより、「みんなもこう思うだろうな」って想像して作った歌詞だったんですか?

なかねかな:そうですね。

--- この曲の製作時間はどれくらいかかったんですか?

なかねかな:20分くらい?(笑)最初出した動画は15分くらいでパッとできて、フル尺は30分くらいだと思います(笑)この曲に関してはめちゃくちゃ速かったですね。

バズったことを知った時の心境

--- ちなみにこの曲を製作した時は、そんなにバズると思っていなかったですか?

なかねかな:全然思ってなかったので、バズってることに気づきもしませんでした。でも数日後に友達から「めっちゃなかねのやつ回ってくるねんけど」って言われて、その時にパって見たらめちゃくちゃ使われてて。

--- その時はビックリしましたか?

なかねかな:そうですね。ビックリはしましたけど、「バズったの嬉しいな」くらいでした。まさかその後にこの曲でどんどん色んな話に繋がって行くとは思っていなかったので。

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音源の引用動画について

--- ご自身の音源を使った他の方の投稿もよく見ますか?

なかねかな:めちゃくちゃ見てます。

--- どんな投稿が多いですか?

なかねかな:私らの投稿を更に替え歌してたりとかしてる方が多かったです。特に「推しが私を誘ってる」って感じで推しに絡めて動画を作ってる方が多かったですね。

--- その中でもご自身で特に印象に残ってる投稿はありますか?

なかねかな:とあるクリエイターんがご飯を作ってる投稿で音源を使って下さったんですけど、なんでお弁当にご飯詰める動画にこの曲使うねん?って思いましたね(笑)普通に合わなすぎるやろ、みたいなのはありましたね。

--- 有名な曲だから使ってみよう、みたいな人も増えていったんですね(笑)

なかねかな:そうそうそう!(笑)それで「この曲を使った投稿が一番伸びました!」って言われても、絶対それ歌のおかげちゃうやろって思いながら…(笑)あと私、芸人ヲタクなんですけど、好きな芸人さんが私の音源使ってくれたのはとても嬉しかったですね。

--- それは嬉しいですね!なんていう芸人さんですか?

なかねかな:チョコレートプラネットの長田さんです。

--- すごい!今知らない人はいないくらい有名な方ですよね!

なかねかな:そうなんですよ。嬉しかったですね。

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TikTok流行語大賞2021を受賞・当時の心境

--- TikTok流行語大賞2021を受賞された時の気持ちもお伺いしていいですか?

なかねかな:その時はあまりにも実感がなさすぎて「へー!私らがー?」みたいな感じでした(笑)めちゃくちゃ嬉しかったんですけど。

--- セレモニーにも参加されていましたが、その時は緊張しましたか?

なかねかな:そうですね。緊張しました。何が緊張したかって、司会者さんがすごい方とかももちろんあったんですけど、何よりも生放送なので、自分のコメントをミスって時間を押せない、パフォーマンスもミスれないって思いが強くて緊張しましたね。だから嬉しいって思う余裕もなく、とにかく緊張してましたね。

--- 成田凌さんとの絡みもありましたけど、あの時も緊張しましたか?

なかねかな:緊張しましたし、絶対私のこと誘ってたんで、LINE聞けば良かったなって思ってますね。

---(笑)

「モテすぎて草、誘ってて森」発表後の変化

--- この曲でそれまではできなかった体験ができたり、お仕事の環境も変わったりしましたか?

なかねかな:仕事面ではすごく変わりましたね。元々私は舞台で芝居をやっていたので歌をメインにしてなくて、あってもミュージカルくらいだったんですけど、歌のお仕事がだいぶ増えました。歌番組に出演させていただいたりもして。その一方、お笑いのステージに出る機会もいただいたりしました。

--- そうなんですね。

なかねかな:多分TikTokやってなかったら、百歩譲って歌で上手くいって音楽番組に出られていることはあっても、お笑いのステージに立つことはなかったと思うので、それはいい経験ですね。ただのミュージシャンは見れない景色を見られてると思います。

--- お笑いのステージに立つ時は、やっぱり嬉しいですか?

なかねかな:いや、緊張の方が勝ちますね。私自身が芸人さんへのリスペクトがすごく強いってのもあって。お芝居は決まってるからアドリブってないんですよね。私はその通りにやるのが精一杯で。間に何か入ったり、少し気を抜くと全部飛んじゃうので、自分はまだまだだなって思いましたね。プロの芸人さんたちはその場の雰囲気に合わせてネタを変えたりできるので、本当にすごいです。私、ちゃんと滑りましたしね(笑)

--- TikTokとは違う難しさがあるんですね。

なかねかな:TikTokの中では私みたいな歌ネタをやってる人がいないから、面白いって言ってくれる人がいるんですけど、お笑いとは全然違うものだと思いました。すごく良い経験でしたし、面白かったです。

--- これから音楽だけではなく、お笑いの世界に挑戦していきたいですか?

なかねかな:そうですね。こういう二刀流の人はいないと思うので、そのパイオニアになれたらなと思います。他にも、音楽、お笑い、お芝居、バラエティ、モデル…全てに手を出したいです。

--- その中でTikTokが柱としてあるんですね。

なかねかな:そうです!TikTokではこれからも発信をしていけたらと思ってます。


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