突然、iPhoneの画面に「PDP認証に失敗しました」や「データ通信機能を起動できませんでした」と表示されて困ったことはありませんか？

PDP認証とは、iPhoneで契約している通信会社のネットワーク回線へ接続するためのプロセスで、PDP認証に失敗すると、Wi-Fiと接続していないときにインターネットを使えなくなってしまいます。

この記事では、そのようなiPhoneのPDP認証エラーの原因と対処法を解説します。

iPhoneで「PDP認証に失敗しました」と表示される原因は2つ

iPhoneで「PDP認証に失敗しました」や「データ通信機能を起動できませんでした」と表示される原因は、契約している通信会社の種類によって変わります。

格安SIM：APN構成プロファイルにエラーが発生している

格安SIMでiPhoneを契約している場合、APN構成プロファイルが認識されていないためにPDP認証エラーが起こっている可能性が高いです。

APN構成プロファイルとは、格安SIMのスマホで大手キャリアの回線を使用するための設定ファイルです。

APN構成プロファイルが回線側にきちんと認識されないと「PDP認証に失敗しました」と表示され、インターネットに接続できません。

そして、大手キャリアから格安SIMに乗りかえたり、新規で格安SIMに契約したときは、自分でAPN構成プロファイルをインストールしなければなりません。

インストールをうっかり忘れていると「PDP認証に失敗しました」と表示されてしまいます。

大手キャリア：iPhoneのネットワーク設定に不具合がある

大手キャリアのiPhoneを使っていてPDPエラーが発生する場合は、iPhoneのネットワーク設定に問題がある可能性が高いです。

docomo・au・SoftBankでiPhoneを契約している方は、ネットワーク設定をリセットする方法を試してみてください。

格安SIMで「PDP認証に失敗しました」と表示されたときの解決法

格安SIMと契約している方は、現在お使いのiPhoneがどの状態に該当するか確認して、それぞれの方法を試しましょう。

新しく購入したiPhoneの場合

新しく購入したiPhoneでPDP認証エラーが出る場合は、iPhoneにAPN構成プロファイルをインストールすれば解決します。

APN構成プロファイルをダウンロードする際は、Wi-Fiと接続している状態で操作しましょう。

また、格安SIMの会社によっては申し込んだ時期や利用する回線別に、複数のAPN構成プロファイルが用意されています。

ダウンロードするプロファイルを間違えないように、あらかじめ契約時にもらったメールや書類を手元に用意しておくと安心です。

操作方法は、次の通りです。

iPhoneのホーム画面からSafariを起動します。

契約した会社のホームページにアクセスし、正しいAPN構成プロファイルをダウンロードしましょう。

「タップしてアクセス」を押します。

ダウンロードの許可を求められたら「許可」をタップしてください。

プロファイルのダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了したらSafariを閉じ、ホーム画面の「設定」アプリを開きます。

「一般」→「プロファイル」とタップしていくとインストール画面になるので、右上の「インストール」をタップしてください。

iPhoneのパスコードを入力して画面の指示に従ってプロファイルをインストールしたら、Wi-Fiの接続を切ります。

再度Safariを開き、インターネットに接続できたら完了です。

うまくいかない場合はダウンロードしたプロファイルが間違っているかもしれないので、よく確かめてくださいね。

間違っていたら一度削除して、正しいプロファイルをダウンロードしてみましょう。