【iPhone】一体なぜ?Safariで文字化けする原因と対処法
毎日の生活で、iPhoneを使う主な目的は、通話、SNS、そしてネット検索です。
ネット検索をiPhoneのSafariで楽しんでいると、ときどき文字化けして驚くことはありませんか?
iPhoneはコンピューターウイルスに感染しにくいデバイスですが、もしかしたら自分のiPhoneが、コンピューターウイルスに感染したのではないかと心配になりますよね。
文字化けの原因は本当にコンピューターウイルスなのでしょうか。
この記事で詳しく検証します。
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【iPhone】Safariで文字化けする原因は「文字コード」
iPhoneのSafariアプリでネット検索をしていて、文字化けが起こる原因は、コンピューターウイルスに感染したからなのでしょうか。
結論を言えば、コンピューターウイルスとは全く関係がありません。
原因は他にあります。
iPhoneのSafariが文字化けする原因は、「文字コード」です。
文字コードとは何でしょうか。
文字コードとは、コンピューターの内部で文字を数値にしたもののことです。
コンピューターもインターネットも、もともとはアメリカで開発されたものです。
そのため、コンピューターやインターネットで用いられている文字コード、つまり「数値に置き換えられた文字」は、英語で使われているラテン文字を基盤にしたASCILL(American Standard Cord Information Interchange), またはUS-ASCILL(USアスキーキャラクターコード)です。
USアスキーキャラクターコードで「書かれた」インターネットのデータを日本で読むためには、日本語のための文字コード、つまり「数値に置き換えられた日本語文字」を開発する必要があります。
英語を日本語に翻訳する際に、言葉を考え違いして誤訳する場合がありますが、コンピューターの世界でも同様のことが生じます。
コンピューターの「誤訳」が文字化けとして表れてしまいます。
日本語のための文字コードは3種類ありますが、文字化けが生じるのはその中の2つです。
日本語(Shift JIS)コード
最初に紹介する文字化けが生じやすい日本語のための文字コードは、「Shift JISコード」です。
Shift JISコードで文字化けが起こるのは、電子メールの送受信です。
多くのメールソフトは、別の文字コード「JISコード」用いています。
それで電子メールをJISコードに変換する際に、文字化けが起きることがあります。
EUC
次に紹介する、文字化けが生じやすい、日本語のための文字コードは、「EUC」です。
EUCは「Extended UNIX Code」の略語で、ミニコンピューターのオペレーティングシステム「UNIX」上で日本語、中国語、朝鮮語を扱うために開発された文字コードです。
日本語の文字を扱ったものは「EUC-JP」と呼ばれます。
EUCは、日本語だけでなく、中国語や朝鮮語も扱っているため扱う文字の数が多く、文字化けを起こしやすい文字コードと言われています。
文字化けが起こると、半角のカタカナが表れます。
【iPhone】Safariで文字化けするその他の原因
iPhoneのSafariで文字化けが生じる主な原因は、アメリカで開発されたラテン語のコードを、日本語の文字コードに置き換えたときに「誤訳」が生じるためであることを紹介しました。
しかし、文字化けが起こる原因はそれだけではありません。
サーバーが日本語に非対応
Safariでネットを閲覧していて文字化けが起こる原因には、Webサーバーが日本語に対応していないことも挙げられます。
Webサーバーは、SafariなどのWebブラウザからのリクエストを受け取り、文字や画像を表示する働きをします。
現在、最も有名なWebサーバーは、「Apache」「Nginx」「IIS」の3つです。
日本では主に「Apache」が利用されますが、国外では「Nginx」が広く利用されています。
そのため「Nginx」をWebサーバーとするソースにアクセスすると、日本語に対応していないため文字化けが起こります。