【Android】キャッシュを削除できない!原因と対処法は?
スマホユーザーにとって、最も心配なのはフィッシング詐欺ですよね。
ワンクリック詐欺やゼロクリック詐欺の被害に遭うスマホユーザーは非常に多く、多くの被害報告が寄せられています。
ゼロクリック詐欺の被害者の中には、キャッシュを削除せずに放置していた結果、犯罪者のターゲットにされた人もいたようです。
そのキャッシュとは、一体何でしょうか。
個人情報をしっかりと守る方法はあるのでしょうか。
この記事で詳しく紹介します。
Contents[OPEN]
- 1【Android】キャッシュの削除の前に知っておきたいこと
- 2【Android】キャッシュの削除ができない!原因は?
- 2.1Androidの不具合
- 2.2Android4.2以前はキャッシュを削除する機能がない
- 2.3Android4.2~7.Xはキャッシュ削除機能が搭載
- 2.4Android 8.0以降はキャッシュの一括削除できない
- 3キャッシュの削除ができないときの対処法《共通》
- 4キャッシュの削除ができない!Android 8.0以降での方法は?
- 4.1【HUAWEI nova lite 2】なら一括削除ができる
- 4.2スマホの「設定」からキャッシュを削除する
- 4.3ホームアプリから簡単にできる場合もある
- 4.4【LINE・Chrome】アプリ内から削除できる
- 4.5削除ができるアプリを使う
- 5キャッシュの削除ができない!対処法は?Android 4.2以前・4.2〜7.X
- 6Androidスマホのキャッシュを削除してスマホの動作を向上させよう!
【Android】キャッシュの削除の前に知っておきたいこと
今、ワンクリック詐欺以上に、消費者センターがスマホユーザーに注意を喚起しているのはゼロクリック詐欺です。
ゼロクリック詐欺は、コンピューターウイルスによってスマホを攻撃し、個人情報を盗む行為です。
銀行口座に不正にアクセスしてお金を盗むわけではなく、アダルトサイトなどのWebサイトにアクセスした人にポップアップ画面で脅迫し、お金を振り込ませる種類の詐欺行為です。
Androidスマホユーザーも、iPhoneユーザーも被害者になる可能性があります。
ゼロクリック詐欺を未然に防ぐために必要なのは、キャッシュの削除です。
ところで、このキャッシュとはどういったものでしょうか。
そもそもキャッシュの削除は必要なの?
キャッシュとは、一度訪問したWebページの記録を保存し、再び同じWebページを訪れる際に素早くページを開くための仕組みのことです。
Cookieという仕組みとよく似ています。
キャッシュとCookieの違いは、保存する内容です。
Cookieが一時的に保存するのは、ID、パスワード、個人情報など重要な情報ですが、キャッシュが一時的に保存するのは、WebページのHTMLや画像などの情報です。
とても便利な仕組みであるキャッシュは削除する必要があるのでしょうか。
キャッシュは定期的に削除しなければなりません。
キャッシュを削除することは、ゼロクリック詐欺に遭わないためにも重要ですが、それ以外にもキャッシュを削除するべき理由はあるのでしょうか。
キャッシュを削除するとデータ通信量が増える
スマホのキャッシュを削除すべき主な理由は、スマホの動作に影響を与えるからなのです。
キャッシュを削除しないと、スマホのストレージに溜まっていきます。
スマホはPCほどストレージ容量が大きくはないので、すぐにキャッシュによってストレージが圧迫され、スマホの動作に影響を与えます。
そのため、スマホのパフォーマンス能力は悪くなります。
不必要なキャッシュを定期的に削除し、スマホのストレージの空き容量を増やせば、スマホの高パフォーマンスを再び取り戻すことができます。
キャッシュデータ量が多いアプリを選んで削除して
スマホにインストールされているアプリを使用すると、キャッシュデータが保存されます。
しかし、保存されるキャッシュデータの容量は、どのアプリを使っても同じというわけではありません。
アプリによっては、使用後、より多くのキャッシュデータが蓄積されるものもあります。
自分が使っているスマホのアプリの中で最もキャッシュデータ量が多いものを見つけてキャッシュ削除をすれば、効果的にスマホのストレージの空き容量を増やすことができます。
キャッシュを削除してもアプリは消えない
では、キャッシュデータを削除すると、アプリはどうなるのでしょうか。
アプリは初期化され、すべてのデータが消去されるのでしょうか。
キャッシュを削除することと、アプリを初期化することとは全く別問題です。
キャッシュを削除しても、アプリに蓄積されているデータが消去されることはありません。
キャッシュを削除するとは、アプリを「リセット」をすることではなく、溜まったゴミを処理する「掃除」であると考えれば、容易に理解できます。