脳みそヒロインアドベンチャー「MyLove.」脳みそヒロインってなんだよ！って思ったら本当に脳みそがヒロインでした。しかもなんか可愛いし何この感情コレが恋なの！？と思っていたら、どんどん切なくなってくるアドベンチャーゲームでした。

地下研究所に脳みそと2人きり！おはなしやプレゼントでラブ度を高めよう

脳みそヒロインってなんじゃそら！

グロい感じでカニバリズム的な展開とか待ってんちゃうの！？（関西弁）

という感じで、完全なひねくれ者がプレイしてみたところ…

え、優しい……。

モニターに描き出されたパチクリおめめも可愛いです。

でも、騙されちゃダメです！モニターの右下でぷかぷか浮いてるのが本体！

脳！！

記憶や感情すらも司っていると言われる脳！

そして毛細血管がいっぱい詰まってる所、のーうー！

人間の核となる脳だけになってしまった妻と、地下研究所で何かの研究をしている主人公。

そんな主人公が妻（脳）の身体を再生させる！という所から物語は始まります。

生身の肉体を再生させるのか、機械の身体を作るのか、やっぱりやめるのか、最初の選択肢です。

アドベンチャーゲームなので、基本的にはプレイヤーの選択によって物語の進み方が変化していきます。

ラブ度を高めてイチャコラチュッチュしよう！

ゲームを進めていくと、途中で手に入れたプレゼントを脳ちゃん（ヒロイン）に渡してラブ度を上げる事が出来ます。

筆者もまだ始めたばかりなので、7種類あるエンディングとラブ度がどう繋がってくるのかは分かりませんが、

照れている脳ちゃんが可愛いので、とにかくプレゼントをあげたり、おはなししてイチャイチャしまくっています！

おちゃめで、表情豊かで、優しい脳ちゃんが可愛い！！ほんっとうに可愛いです。

でも、人間の身体を再生させることは容易ではないのです……。

研究所に攻めてくるロボや人を倒して素材収集

生身の身体を再生させるにも、機械の身体を作るにも、資源が必要です。

そんな資源を回収する手段が、戦いです。

研究所の扉を壊そうとしてくるロボットや人間。

そういったヤツらをかみなり装置で撃退し、倒したロボや人間を回収します。

生身の身体を作るには人間が必要ですし、機械の身体を作るにはロボットの残骸が必要です。

ですが、人間を回収すれば、殺人になります。

でも、機械の身体は銀河鉄道999で鉄郎も言っていました。

「血の通った本物の心臓の脈打つ胸の中には、夢や希望がいっぱい詰まっていた」

機械の身体を欲して長い旅をした鉄郎でさえ、生身の身体が素晴らしいという結論に至ったのです。

愛する妻には生身の身体を与えたいですよね！！

「かみなりそうち」をアップグレードして、たくさんの敵を倒して、少しずつ脳ちゃんの身体を再生します。

でも、脳ちゃんはうすうす気づいていました。主人公が人を殺しているという事を。

こんな悲しそうな顔をしてしまいます。

でも、全ては愛する妻のため！何人殺そうが妻の肉体を再生させて幸せにするんだ！

償う？

なんでそんなことをする必要があるんだ？僕たちは何も悪くないじゃないか！

って感じで、どんどん生身の肉体をつくっていたら、

あぁあああぁぁあああ！！！！！

重すぎる愛は愛じゃないとでも言うのかよぉぉぉぉおおおおおお！！！

って感じで、ゲームオーバーになりました。

なるほどなぁ、って思いました。

ゲームを始める時は、すっごい軽い気持ちでやっていましたが、進めていくにつれてかなり胸が苦しくなる主題が見えてきて、色々考えさせられました。

この後、1つエンディングを迎えることが出来ましたが、ハッピーエンドにはなりませんでした。

イロモノに見えるけど、かなり深い内容のアドベンチャーゲーム「MyLove.」

是非、プレイしてみてください。おすすめです！