【Twitter】話題のリプライ制限(クソリプ防止機能)について紹介!使い方は?

【Twitter】話題のリプライ制限(クソリプ防止機能)について紹介!使い方は?

日本を含め、今世界中で「ヘイトスピーチ」が問題になっています。人種、民族、出身国、容姿などの違いを理由に、相手を侮辱したり、攻撃的で脅迫まがいな発言をしたりする、ヘイトスピーチの取り締まりは、日本でも叫ばれるようになってきました。

SNSのTwitterが、ヘイトスピーチや誹謗中傷の温床になっているという懸念は、今まで以上に大きくなっています。事態の打開を図るため、Twitterは新たな機能を導入しました。

それがこの記事で紹介するツイートに返信できるユーザーを選択できる機能です。

この機能は2020年5月に一部のユーザーでテスト開示され、その際は「クソリプ防止機能がついに実装された」と話題になりました。

クソリプとはどんなもので、クソリプ防止機能とは、具体的にどんな機能なのでしょうか。詳しく解説します。

【Twitter】クソリプ防止機能が追加!使い方は?

SNS上での誹謗中傷の問題は、深刻さを増しています。2020年7月に総務省の「総合通信基盤局」が行った発表によると、「違法・有害情報相談センターの相談件数」は5,198件に上りました。

「インターネット上の人権侵害情報に関する人権侵犯事件」は、1,985件で、その内プライバシー侵害が1,045件、名誉毀損が517件でした。

Twitterは、匿名性・気軽さゆえに、誹謗中傷の温床の場となっている面もあります。特に有名人やフォロワーの多いアカウントに対しては、揚げ足取りのようなリプライがつき、誹謗中傷を行っている人が残念ながら出てきてしまっている状況です。

そのためTwitterは、名誉挽回のためある機能の導入を発表しました。それがリプライ制限機能です。

そもそもクソリプって?

リプライ制限(クソリプ防止)機能について紹介する前に、この機能を呼ぶ際に使われている「クソリプ」とは一体何なのかを、まず紹介します。

「クソリプ」は、日本語と英語のミックス語です。「クソ」は「クソみたいな」という意味で、「リプ」は英語の「Reply」に由来し、返事、あるいは返信を意味します。

「クソリプ」と呼ばれる返信は、的外れなおバカ返信から、相手を不快にさせ、罵倒し、誹謗中傷するものなど、社会問題に発展する返信まで含まれます。

「クソリプラー」「クソリプおじさん」といった用語もTwitterから発生したもので、「クソリプ」を発信するユーザーを指した言葉です。

クソリプ防止機能とは?使い方を知りたい!

それでは、Twitterが「クソリプ」問題を改善するために導入したリプライ制限機能とは、どんな機能なのでしょうか。

リプライ制限とは、自分の投稿に返信できるユーザーを制限する機能です。

ツイートをする際に、このような表示が出ていれば、リプライ制限機能を利用可能です。

クソリプ防止機能

現状、特に制限をかけていないので「すべてのアカウントが返信できます」となっています。

ここをタップすると、以下の表示になります。

クソリプ防止機能

この画面では、以下の3パターンから返信できるアカウントを選択することができます。

  1. 全員
  2. フォローしているアカウント
  3. @ツイートしたアカウントのみ

「全員」を選んだ場合、これまでどおり誰からのリプライでも受けられる状態となります。
※ブロックしている相手にはツイートそのものが見えないためリプライは来ません。また、自分のアカウントが非公開(鍵垢)になっていたら、フォロワー以外に自分のツイートが見えないので、この場合もリプライは来ません。

「@ツイートしたアカウント」とは、ツイートをする際に呼びかけるために「@~~~」とアカウント名を入れることを指します。特定の誰かとだけリプライでやりとりしたい場合は、ツイート内にこれを入れるのが良いでしょう。

なお、ツイート投稿者によって返信の制限がかけられたユーザーには、返信ができないことが分かる表示が出るようになっています。ただし制限されるのは返信だけで、ツイートの閲覧、リツイートなどはこれまで通り行うことができます。

リプライ制限をかけた相手にはどう表示されるの?

それでは、このクソリプ防止機能によってリプライ制限がかけられた場合、どうなるのでしょうか。

これは、リプライ制限を「フォローしているアカウント」にしたツイートを、他のアカウントから見た状態です。

ト

リプライを表す吹き出しのマークが薄くなり、「返信できるアカウント」として「〇〇さんがフォローしているか@ツイートしたアカウントが返信できます」となっています。

このツイートにリプライをしたい場合は、ツイートをしたアカウントからフォローされていることが条件となります。

返信制限機能はいつから使えるの?

この機能は、米国現地時間2020年5月20日に公式発表され、試験的に開始されました。そのため現在、Twitterアプリを利用しているすべてのユーザーが利用できるわけではなく、iOSを利用している一部のユーザーのみの限定機能となっています。

では本格的に、クソリプ防止機能がすべてのTwitterアプリに実装されるのはいつでしょうか。

実はTwitterの機能としては既に実装済みとなっています。

iOSのアプリVer.8.30(2020年8月6日リリースのバージョン)のバージョン履歴に、以下の表記がありました。

ト

目的のユーザーのみと会話できる新しい機能を5月にテストしました。これにより、やり取りがより有意義な内容になります。すべてのユーザーがこの新機能を使って、ツイートに返信できるユーザーを選択できるようになりました。

Twitterの公式発表によると、既に実装済みのようです。

しかし、私が利用しているいくつかのアカウントを見てみると、機能が既に利用できるアカウントと、そうでないアカウントが混在していました。全アカウントに反映されるには、もう少し時間がかかるのかもしれませんね。


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