スマホで見つける、もっと可愛い私

iPhoneの指紋認証(Touch ID)が設定できない!対処法は?

iPhoneの指紋認証(Touch ID)が設定できない!対処法は?

iPhoneは他社の製品と比べ、デバイスの安全面で最も信頼性が高いと言われています。

「App Store」で提供するアプリのチェック体制、本人確認をするための2ファクタ認証システム、複数回パスコードを間違えた後のデバイス完全ロックシステムなど、ユーザーの大切なiPhoneや個人情報を守るため、Appleは万全なセキュリティ管理を行っています。

その一方で、ユーザーが快適にiPhoneを使えるように心配りもしています。セキュリティレベルを保ちつつ、素早くiPhoneを操作する目的で採用した指紋認証はその一例です。

ところがこの指紋認証が機能せずに、いつもパスコードでロック解除をしているユーザーもいるようです。原因は何なのでしょうか?どんな対処法があるでしょうか?この記事で詳しく解説していきます。

iPhoneの指紋認証(Touch ID)ってなに?

米国のニュースサイト「Patently Apple」が2019年5月に公開した記事は、多くのiPhoneユーザーの目を輝かせました。この記事は、Apple社が密かに行った特許書類を公表しました。何のための特許申請なのでしょうか。

記事によれば、Appleはこれまでにない方法で指紋認証を実現するため、新しいテクノロジーを開発したとのことでした。Apple社は、2017年に発表したiPhoneX以後、指紋認証を行うためのTouch IDを廃止し、顔認証に舵を切りました。

顔認証システムは、ユーザーの利便性を考えて採用した新テクノロジーです。しかし多くのユーザーは、これまで慣れしんできた指紋認証が再び復活することをずっと願ってきました。

2020年4月に発表されたiPhoneSEで指紋認証は復活し、多くのユーザーから歓声が上がりました。2017年に登場したiPhoneX以降から廃止され、多くのユーザーが復活を待ち望んでいたTouch IDで行う指紋認証とは何でしょうか。

指紋を読み取って解除などができる

指紋認証は、生体認証の1つの手法です。生体認証とは、人の身体的特徴や行動的特徴を利用して行う個人認証の技術のことです。

生体認証は、偽装が難しいためセキュリティレベルがとても高い個人認証技術であると言われています。認証方法も簡単でとてもスピーディーであるため、ユーザーへの負担が少ないというメリットもあります。

生体認証である指紋認証は、基本的に決して変わることのない個人の指紋を利用した安全性がとても高い認証手法です。指紋認識センサーが指紋を読み取り、すでに登録されている指紋と比較して指紋情報が一致すれば、ロック解除が行われます。

指紋認証(Touch ID)に対応している機種

この記事の冒頭で紹介した点ですが、Appleは2017年に発表したiPhoneXから2020年4月にリリースされたiPhoneSEまでの3年間、Touch IDによる指紋認証機能を停止し、顔認証システムを採用しました。

そのためiPhoneの機種の中には、指紋認証機能が搭載されていないものもあります。自分のiPhoneが、指紋認証に対応した機種かどうかはすぐに確認できます。

確認方法を説明します。iPhoneのホーム画面にある「設定」アプリを開きましょう。

設定

「設定」画面が立ち上がります。表示されているメニューの中に「Touch IDとパスコード」があります。
この項目がない機種は、Touch IDがないので、指紋認証に対応していないことになります。

Touch IDとパスコード

【iPhone】指紋認証(Touch ID)の設定ができない原因

iPhoneの「設定」アプリで、自分のiPhoneが指紋認証に対応した機種であることが分かった後、指紋認証の設定を行います。

これでパスコードを打ち込むことなく、登録した自分の指を指紋認識センサーに触れるだけで、ロック画面の解除ができるはずです。ところが、指を指紋認識センサーに何度触れても、iPhoneは全く認識してくれず、いつもパスコード入力画面が立ち上がります。

指紋認識センサーに触れた指は間違っていません。指はセンサーにしっかり密着しています。それでもiPhoneはいっこうに認識してくれません。原因は何でしょうか?

3つの考えられる原因を紹介します。

指の状態が悪い

iPhoneの指紋認識センサーが指紋を認識できない、考えられる最初の原因は、指紋登録を行った指の状態がベストではないことです。ベストではないとは、どういう意味でしょうか。

簡単に言えば、指紋登録を行った時と、指の状態が同じではないということです。指紋認識センサーはとても繊細なので、少しでも違いを感知すると認識できないようになっています。


この記事に関するキーワード