【YouTube】キャッシュって何?削除方法やその利点もご紹介!
YouTubeの配信動画を毎日楽しみにしているユーザーは多いと思います。世界中から毎日数え切れないほどの動画が投稿され、見ていて飽きることがありません。
でもスマホのYouTubeアプリを使っていると、これまで快適に動画が視聴できていたのに突然操作が重くなったり、スマホのディスプレイ画面を指で触ってもなかなか反応しなかったりすることがあります。
原因は何でしょうか。いろいろな原因が考えられますが、1つの原因はキャッシュです。キャッシュとは何でしょうか。また、キャッシュとYouTubeの操作性にはどんな関係があるのでしょうか。
この記事で詳しく解説します。
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【YouTube】キャッシュとは?
一般的な意味合いにおいてキャッシュとは何のことでしょうか。
キャッシュを理解するためには、Cookieについても理解する必要があります。キャッシュもCookieも、Webブラウザに履歴を保存するシステムのことを指します。しかし、キャッシュとCookieには決定的な違いがあります。
Cookieは、Webサイトへのログイン情報や、ネットショッピングなどインターネット上に開設された商品を販売するWebサイトであるECサイトなどで、ユーザーが入力する大切な個人情報を識別するために履歴として保存するシステムを指します。
キャッシュは、ユーザーが訪れたWebサイトそのものをWebブラウザに履歴として保存するシステムのことです。
Webブラウザを履歴として記憶させれば、次回同じWebサイトを訪問するときに素早く表示できます。キャッシュは一般的にWebサイトに関連して用いられますが、アプリにもキャッシュというシステムがあります。
一時的に保存されているファイルのこと
アプリのキャッシュも、Webサイトのキャッシュと目的や意味合いは同じです。一度利用したデータやファイルを一時的に保存し、次回同じデータやファイルを利用する際に高速で呼び出すことを目的としています。
しかしPCなどで利用するWebサイトにおけるキャッシュと、アプリのキャッシュには1つの違いがあります。
それは、キャッシュを保存する場所です。PCのWebブラウザを使いWebサイトを訪問したとき、WebサイトのキャッシュはWebブラウザに保存されます。しかしスマホのアプリの場合、キャッシュはマイクロSDカードよりも読み書き速度が速い内蔵メモリに保存されます。
キャッシュが多いと不具合が出るかも
アプリに関して言えば、キャッシュはデータの呼び出しを高速化するために組み込まれたシステムなので、ユーザーにとってはとてもありがたい仕組みのはずです。
しかし、キャッシュには問題があります。キャッシュはアプリを開いて利用する度に溜まっていきます。
スマホにいくつのアプリが常駐しているかにもよりますが、たくさんのアプリを毎日使い続ければ、1週間後、1ヶ月後には大量のキャッシュが溜まるはずです。
キャッシュが溜まりすぎるとスマホのメモリを圧迫するようになり、スマホの操作性に大きな影響が及びます。
操作が急に重くなったりスマホが指で触っても反応しなくなったり、最悪の場合はフリーズしてしまうこともあります。
【YouTube】キャッシュクリアのメリットは?
では、たくさんのアプリを毎日使い続けて溜まったキャッシュをキレイに取り除くことには、どんなメリットがあるのでしょうか。
特に、毎日視聴して確実にキャッシュが溜まっているYouTubeのキャッシュを削除することにはどんなメリットがあるのでしょうか。これから2つのメリットを紹介します。
動画を再生したときに動きが軽くなる
YouTubeのキャッシュを削除する最初のメリットは、配信動画を再生したときに軽快な再生速度を取り戻すことができることです。
スマホやPCの「頭脳」であるCPUは、データ処理を行うためにメモリ領域を使います。デバイスによってメモリ領域の大きさは異なります。
たくさんのメモリ領域があれば、一度にたくさんのアプリを起動させられます。
アプリによって必要なメモリ領域の大きさは変わっていきます。YouTubeに限らず動画を視聴するためにはたくさんのデータ容量が必要です。
つまり、YouTubeで動画を見るためにはたくさんのメモリ領域が必要になります。
キャッシュが溜まりすぎて大切なメモリ領域が十分でないとデータ処理がスムーズに行えなくなるため、動画を快適に見られなくなります。
不要なキャッシュを取り除いてやれば、十分のメモリ領域を確保できるため、パフォーマンスの向上が期待できます。