LINEに来る迷惑メールで困ってる人必見!原因と対処法を徹底解説
日本の人口の7割が利用していると言われるSNSアプリのLINEは、その人気と利用者の多さのためにサイバー犯罪者の標的になっています。
簡単な方法で友だちを追加できるので便利なのですが、逆のその便利さがサーバー犯罪者にアカウントを乗っ取る機会を与える結果になり、多くのLINEユーザーがアカウント乗っ取りの被害に遭っています。
LINEアカウントの乗っ取りは、迷惑メールから始まる場合がほとんどです。
もし怪しいメールが送信されたら、どのように対処すべきでしょうか。
この記事で詳しく説明します。
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【LINE】これって迷惑メール?困るのはこんなとき
2020年2月26日にLINE社は、4,225人のLINEユーザーのアカウントが不正ログインの被害を受け、アカウントの所有者であるユーザーの意志に反するメッセージやタイムラインへの投稿が行われた事実を公表しました。
被害に遭ったユーザーは日本だけではありません。
台湾やタイを含む複数の国や地域で被害報告がありました。
LINE社の調査によると、不正ログインされたアカウントから送信されたメッセージやタイムラインへの投稿の内容は、購買誘導をするためのスパム、パスワードやSMS認証コードを入力することでアカウントを乗っ取り、フィッシング詐欺を行うためのURLが含まれていたとのことでした。
不正ログインの被害に遭ったユーザー4,225人の内、日本国内の被害者数は4073人と圧倒的に多く、サイバー犯罪者が日本人のLINEユーザーを標的にしていることが明らかになりました。
ここでは、迷惑メールの可能性が高いと判断できる2つの状況を紹介します。
LINEのログインを促された
迷惑メールの可能性が高い場合、LINEのログインを促すメッセージが記載されています。
迷惑メールの場合、メールの本文内にログイン画面にアクセスするためのURLが添付されていたり、ログイン画面の上部にURLが添付されていたりします。
この種のメールは、フィッシング詐欺を目的にしたもので、LINEアカウントに紐付けられているメールアドレスやパスワードを入力させ、アカウントを乗っ取ることが目的です。
LINEの公式サイトからのメールに見せかけているので被害に遭うケースが多いようですが、フィッシング詐欺のメールなので気をつけましょう。
突然トークメッセージが来た
迷惑メールの可能性を疑わざるを得ないメールの中には、突然トークルームに見知らぬ人からメッセージが届くものもあります。
友達リストに載っていない人からメッセージがトークルームに届くときは、「友だちではないユーザーです」という表示がされます。
メッセージの書き方も、あたかも自分を知っているかのような印象を与えるものなので、もしかしたらどこかで合ったことがある人ではと勘違いしてしまうかもしれません。
届くメッセージにはURLが添付されているケースが多く、思わずURLをタップしてアクセスしてしまう人も多いようです。
【LINE】どうして迷惑メール・トークが来るの?
LINEユーザーをターゲットにしたサイバー犯罪が激増していることを考えると、自分のLINEアカウントは大丈夫かと心配になるかもしれません。
この記事で紹介したように、被害者の多くは迷惑メールや見知らぬ人からの不審トークを通してサイバー犯罪者の罠にはまってしまったケースが多いため、送信される迷惑メールや不審トークに警戒する必要があることは理解できると思います。
ただ、どうして迷惑メールや見知らぬ人からの不審なメッセージが自分のLINEに届くのか疑問に思われるかもしれません。
考えられる原因は4つあります。
アドレスなどの個人情報が流出した
1つ目の原因は、LINEアカウントに紐付けされたメールアドレスなどの個人情報が、勝手に流出してしまったことです。
多くのユーザーは、同じメールアドレスを使いさまざまなSNSアカウントを作成したり、ネットショップなどの会員登録をしたりしています。
それらの1つから個人情報が流出したら、すべてのSNSアカウントや会員アカウントのメールアドレスが分かってしまいます。
また、多くのSNSアプリは他のSNSアプリとの連携をしているため、1つのSNSアプリから個人情報が盗まれアカウントが乗っ取られると、連携している他のSNSアプリのアカウントも乗っ取られる場合があります。