遠隔操作をされる可能性がある

ウイルスを拡散させて他人のスマホを感染させる目的には、他社のスマホを遠隔操作で悪用することも含まれます。

先ほど紹介した仮想通貨のマイニングはそのいい例です。

乗っ取られたスマホの中には犯罪に使用されるものもあります。

犯罪者が使っているスマホは自分のものではないので足が付きません。

加えて他人のスマホを使って国際電話をかけられたり、有料のサービスへの登録をされたりして、後から多額の請求をされるケースもあります。

通話の盗聴や盗撮をされる

女性ユーザーの間で被害が多いものの中に、盗聴や盗撮があります。

女性ユーザーにターゲットを絞りスマホをウイルスに感染させて乗っ取り、遠隔操作でカメラを勝手に起動させて女性ユーザーのいる室内を撮影したり、盗聴したりするケースが報告されています。

盗撮や盗聴を自分のエゴのために利用する場合もありますが、コンテンツを用いて女性ユーザーを脅迫するケースもあります。

スマホが使えなくなる

最近世界中の企業を狙ったサイバー犯罪が話題になっています。

「ランサムウェア」と呼ばれるサイバー攻撃です。

ウイルスに感染したデバイスを使用不能に追い込み、再び使えるようにするため多額の身代金を要求する悪質な犯罪です。

ターゲットになっているのは有名企業だけではありません。

一般ユーザーも狙われています。

Androidスマホユーザーの中には、この「ランサムウェア」の罠にはまってしまった結果、スマホの「解放」と引き替えに身代金を請求されたケースも報告されています。

【Android】スマホにウイルスが感染したときの対処法

サイバー犯罪はますます巧妙になっているため、警戒をしていてもウイルスに感染してしまうかもしれません。

もし自分のスマホがウイルスに感染してしまったらどうしたらいいでしょうか。

5つの対処法を紹介します。

まずはインターネットを切断しよう

まず行うべきことは、インターネットの接続を解除することです。

目的は二次感染を防ぐことです。

ウイルス感染の影響は最小限にとどめなければなりません。

インターネットに接続していると、インターネットを経由して他のユーザーの端末も感染する危険があります。

二次被害が出ないようにインターネットの切断をまず行いましょう。

セキュリティソフトで対策しよう

2つ目の対処法は、セキュリティソフトで対策をすることです。

Androidスマホにセキュリティソフトは欠かせません。

この記事の後半でおすすめのセキュリティソフトを紹介します。

セキュリティソフトを入れたらスキャンしてウイルスを探し駆除しましょう。