MacのTouchBarをAndroidで再現/TouchBar for Android

次に紹介するのは、MacbookなどのApple製品に搭載されているTouchBarをAndroidで擬似的に使えるようにするTouchBar for Androidです。

MacbookなどのTouchBarは、メインディスプレイのほかに横長のバーが端末に搭載されているもので、これを様々に応用することができます。

Android端末には普通このようなディスプレイは存在していないため、そのまま同じ機能性を提供するものではありませんが、端末をより便利に利用するためには意味のあるアプリです。

PlayストアでTouchBar for Androidを検索して端末にインストールし、アプリ一覧から起動すると、いくつか端末の設定を変更し、アプリが利用できるような環境を整えるよう指示されますので、画面の表示に従って端末の設定を変更しましょう。

変更する設定の内容を確認する必要はありますが、どれも数回タップするだけでできる設定変更なので比較的簡単です。

事前の設定変更が完了すると、アプリ自体の設定画面が表示されます。ここからは、ホーム画面にTouchBar起動のためのショートカットを配置したり、動作時にバイブを動作させたりするなどの設定をすることができます。

また、この設定画面からは、画面下部のアイコンをタップして別の設定項目を表示することができ、TouchBarの色のカスタマイズなども行うことができますよ。

設定が完了したら、ホーム画面に配置したショートカットからTouchBarを起動して利用することができます。

Apple製品を利用している方はもちろん、少し変わった操作感でAndroid端末を利用したい方などにもおすすめのアプリでしょう。

【Android】ナビゲーションバーをカスタマイズするときの注意

最後に、Android搭載端末でナビゲーションバーのカスタマイズをする際の注意点について説明しておきます。

ナビゲーションバーを常に表示させることはできる？

カスタマイズをしていないAndroid端末の場合、基本的にアプリ起動中でもホーム画面表示中でも、ナビゲーションバーは常に表示されていますが、ゲームアプリや動画アプリの全画面表示の場合などはナビゲーションバーが表示されません。

これは、Androidの仕様上、全画面表示を利用するアプリの場合、ナビゲーションバーが隠れるようになっているためで、設定などからこれをどのようなときでも常に表示されるようにすることはできません。

ただし、本来ナビゲーションバーが表示されるべき領域を小さくスワイプすると、一時的にナビゲーションバー表示され、起動中のアプリの一覧の表示やホーム画面の表示などは行うことができます。

また、物理ボタンやタッチセンサーが搭載されており、画面外をタッチして操作を行うタイプの端末では基本的に画面中にナビゲーションバーは表示されません。

ただ、常に端末に備わっているこれらのボタンやセンサーを使って操作することができます。

root化って何？root化してもいい？

ナビゲーションバーを高度にカスタマイズするためには、root化をする必要があることがあります。

root化とは、通常不可能になっている端末操作を可能にする権限を利用できるようにするもので、高度な操作が必要です。

ただし、root化して端末を使うことは通常想定されていないため、確実に持っている端末がroot化することができるかどうか不明な上、PCなどを別途用意して高度な手法を使ってroot化することが必要になることがあります。

高度な操作ができるということは、端末のシステムファイルなどを不用意に操作して端末を起動不可能な状態にするなどのリスクも含むものです。

また、重要な点としては、このようなroot化の特性上、基本的にroot化した端末は保証の対象外となります。

このような事情を理解し、root化が本当に必要かどうかを十分に考慮し、本当に必要だと思われる場合にのみ試みるようにしましょう。

カスタマイズができないときの対処法は？

カスタマイズができないときは、端末自体が設定の変更に対応していなかったり、アプリ側が端末に対応していない可能性が高いです。

端末にアプリが対応していない場合は、カスタマイズすることは困難です。Playストアで他のアプリを探してみましょう。

また、アプリ自体は対応していても、動作するために必要な権限が与えられていない場合もあります。

この場合、アプリを再インストールすると、アプリに必要な権限を与えるかどうかを選択するメッセージが表示されますので、ここから必要な権限をアプリに与えましょう。権限を与えるとアプリの機能が利用できるようになります。

ナビゲーションバーを上手に利用してAndroidを使いこなそう！

以上、本記事では、Android搭載端末でのナビゲーションバーの役割と、その使い方について詳しく確認し、後半ではナビゲーションバーのカスタマイズ方法についても見てきました。

ナビゲーションバーは普段スマホを利用する際に必須の機能ですので、使い方を覚えて使いこなせるようになることが大切です。

かつて主流だった3ボタンナビゲーションと現在主流のジェスチャーナビゲーションは、操作方法が大きく異なるので、まずはその点を把握して操作方法を身につけましょう。

また、ナビゲーションバーの見た目や操作方法はアプリなどによってカスタマイズすることも可能です。

本記事の特に後半ではカスタマイズに役立つアプリを紹介したので、本記事を参考に自分にあったナビゲーションバーを設定してみましょう！