「USBデバッグ」の設定の確認をする

USBデバッグとは、USBで接続したデバイスを専用のソフトウェアなどで認識できるようになる機能のことです。Android用アプリを開発する場合などに利用されます。

これをオンにすると認識されるようになることがあります。認識しないときは試すのがおすすめです。

USBデバッグの設定を確認するには、まず「設定」アプリを開いて「システム」へ移動し「開発者向けオプション」を開きます。

「デバッグ」という一覧の中に「USBデバッグ」のオン・オフを切り換える項目がありますので、ここをタップして設定を変えてみてください。

【Window 10】USBで繋げてもAndroidを認識しない！PCへの対処法

続いてはPC側で対処することを見ていきます。

インストールされているソフトや接続時に動くドライバーの状態など、認識を妨げていそうな要因を1つずつ確認していくことが大切です。

セキュリティソフトが邪魔をしているのかも

PCにインストールしているセキュリティソフトは、ソフトや設定によってはスマホをブロックしてしまいます。

このような場合は、差し支えが無ければセキュリティソフトをアンインストールしてから再度接続を試みてください。

アンインストールが難しい場合は、設定を確認してみて外部デバイスの認識を妨害していそうな項目を見直してみましょう。

「MTP USBデバイス」のドライバーの更新をする

接続したスマホを認識させるための「MTP USBデバイス」ドライバーを更新すると、正常に認識できることがあります。

ドライバーを更新するには、まずタスクバー左下のWindowsアイコンを右クリックして「デバイスマネージャー」を開きます。

一覧の中の「ポータブルデバイス」を展開すると「MTP USBデバイス」という項目があります。ここを右クリックして「ドライバーの更新」を選択してください。

^{※「MTP USBデバイス」ではなくスマホの名前が表示されている場合もあります。}

「コンピュータを参照してドライバーを検索」をクリックします。

次は「コンピュータ上の利用可能なドライバー一覧から選択します」へと進みましょう。

「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外し「(標準のMTPデバイス)」を選択します。右側の「MTP USBデバイス」を反映させたら「次へ」をクリックします。

無事にインストールが完了すると、以下の画面が表示されるので確認しましょう。

これで、ドライバーの更新作業は終了です。

Androidと接続するためのツールを削除しよう

一部メーカーの端末には、専用のファイル管理ツールが存在します。

これを使うとより簡単でスムーズにデバイス間のやり取りが可能です。しかし、場合によってはデバイスを正常に認識できない原因となってしまいます。

そのため、一旦これらのツールをアンインストールして再度接続してみましょう。更新が止まってしまった管理ツールを使い続けている場合などは、この方法で解決する可能性が高いです。

トラブルシューティングを行う

ここから見ていくのは「ハードウェアとデバイス」のトラブルシューティングを実行して、認識できない原因を探して解決するという方法です。

トラブルシューティングは、「C:(Windows 10がインストールされているドライブ)\Windows\diagnostics\system\Device」の中にある「DiagPackage.diagpkg」から実行します。

実行して「次へ」をクリックすると自動でトラブルを探してくれるので、完了までしばらく待ちましょう。後は、見つかった不具合を案内に沿って修正して完了です。