警告文「ご使用のiPhoneがハッキングされました」は偽物?表示されたときの対処法を解説
iPhoneでネットサーフィンをしていると、突然「ご使用のiPhoneがハッキングされました」という警告文が表示されることがあります。
突然このような警告文が表示されると「iPhoneがハッキングされたのか?」と動揺してしまうかもしれません。
しかし、これらの警告文のほとんどは偽物で、警告文に従って操作してしまうと思わぬ被害に遭う可能性があります。
今回は「ご使用のiPhoneがハッキングされました」などの警告文が表示される原因・対処法について解説していきます!
Contents[OPEN]
- 1【iPhone】「ハッキングされました」の表示が出た!偽物を見分ける方法
- 2【iPhone】「ハッキングされました」警告文の具体例をチェック!
- 3【iPhone】「ハッキングされました」と警告がでる原因は?
- 4【iPhone】「ハッキングされました」と表示されたときの対処法
- 5【iPhone】ハッキングされたか調べる方法
- 5.1通信量の急な増加がないかチェック
- 5.2iPhoneが勝手に操作されていないか確認
- 5.3不明なログイン通知が来ていないかチェック
- 5.4アプリの不正な課金・クレジットカードの不正使用がないか調べる
- 6【iPhone】ハッキングされたときの対処法
- 6.1各種アカウントのID・パスワードの変更
- 6.22ファクタ認証の設定を行う
- 6.3不審なアプリの確認・削除
- 6.4サブスクリプションの解約・返金依頼を行う
- 6.5iPhoneの初期化
- 6.6Appleサポートへ相談する
- 7「ご使用のiPhoneがハッキングされました」が表示されたらすぐWebブラウザを閉じよう!
【iPhone】「ハッキングされました」の表示が出た!偽物を見分ける方法
まずは、iPhoneで表示される「ご使用のiPhoneがハッキングされました」はどういった警告文なのか詳しく見ていきましょう。
「ご使用のiPhoneがハッキングされました」などの表示が出る
iPhoneでWebサイトを閲覧していると、突然、次のような警告文が表示されることがあります。
- 「ご使用のiPhoneがハッキングされました」
- 「お使いのiPhoneがハッキングされている可能性があります」
- 「ハッカーに追跡されています!」
- 「アカウントをハッキングする試みが〇回見つかりました」
- 「セキュリティ強化のため、今すぐアップデートしてください」
「ハッキング」とは、他人のデバイスへ不正アクセスして個人情報を盗んだり、データを改ざんしたりする行為のことです。
そもそもなぜこのような警告文が表示されるのでしょうか?
ほとんどの警告文は「偽物」
結論から申し上げますと、これらの警告文のほとんどは悪意のある第三者が作成した偽物の警告文です。
「ハッキングされました」や「ハッカーに追跡されています」といった文言でユーザーの不安を煽り、不正アプリをインストールさせることを目的とした警告文で、表示された時点ではまだiPhoneに何も起こっていません。
警告文に従ってアプリをインストールしたり、サイト上で個人情報やクレジットカード情報を入力したりすると以下のような被害に遭う可能性があるので、警告文には絶対に従わないでください。
- 高額なアプリの利用料金を請求される
- 個人情報が外部へ流出する
- クレジットカードを不正使用される
- アカウントを乗っ取られる
- iPhoneを遠隔操作される
赤い画面の警告文は本物の可能性がある
iPhoneでWebサイトへアクセスしたときに赤い画面で「マルウェアWebサイトの警告」や「詐欺Webサイトの警告」と表示される場合もありますが、これは本物の警告文の可能性が高いです。
これらの警告文は、マルウェアが仕込まれているWebサイトやフィッシング詐欺の可能性が高いWebサイトへアクセスしたときに表示されることがあります。
警告文が表示されたWebサイトへアクセスすると個人情報が抜き取られたり、クレジットカード情報を盗まれて不正に利用されたり、iPhoneに保存されているデータが流出・改ざんされたりする恐れがあります。
警告文が表示された時点ではまだ何も起きていないので、Webページを閉じるか前の画面へ戻るようにし、Webサイトへのアクセスは控えるようにしましょう。