ファイル転送サービス「ファイルポスト」の使い方!安全に使うコツは?
仕事などで、誰かにファイルを送りたいことってありますよね。最近ではオンライン授業が増え、先生に課題のファイルを送る学生さんも多いでしょう。そんな時、ファイルをメールに添付して送信することが多いかと思います。
ところが、企業によってはサーバーがパンクしないようにメールの受信容量の上限を決めているところもあり、上限に到達してしまうとそれ以上メールを受信することができなくなってしまうことも…
また、添付ファイルの容量が大きいとメールを開くのに時間がかかり、受信側を苛立たせてしまうこともあります。これらのことから容量の大きなファイルをメールに添付するのは、一般的にマナー違反とされているのです。
それでも容量の大きいファイルを送らなければならない時にはどうすれば良いのでしょうか。そんな時に使えるのが、この記事でご紹介する「ファイルポスト」です。
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ファイル転送サービス「ファイルポスト」とは?
皆さんは、「ファイルポスト」というサービスをご存知ですか?「ファイルポスト」はファイル転送サービスの一種ですが、そう言われても、そもそもファイル転送サービスにピンとこない方も多いかもしれません。
ここでは、「ファイルポスト」の使い方を解説する前に、まずはファイル転送サービス、そして「ファイルポスト」がどんなサービスなのか、どのようなことができるのかについてご紹介します。
また、ビジネスでファイルを送る時に使うなら、その安全性も気になりますよね。「ファイルポスト」はどのくらい安全なサービスなのでしょうか?その点についても併せて解説していきます。
ファイル転送サービスって何?
ファイル転送サービスとは、容量の大きなファイルを送る時に役立つサービス。まず送信者側が送りたいファイルをサービスのクラウドサーバーにアップロードし、それを受信者側がダウンロードするという仕組みになっています。
これによってメールにファイルを添付することなく、ダウンロード用のURLをメールなどで伝えるだけでファイルのやり取りをすることができるのです。
冒頭にご紹介した理由から、一般的にビジネスでは2〜3MBよりも大きいファイルはメールに添付すべきでないとされています。ファイルを分割して送ることもできますが、相手に手間をかけさせてしまうのがデメリット。
ZIP形式などに圧縮してもこれより容量が大きくなってしまうファイルは、ファイル転送サービスを使って送信すると良いでしょう。
「ファイルポスト」とは?
「ファイルポスト」は、ファイル送信サービスの一種。シンプルで使いやすいデザインが特長です。無料かつ登録不要で手軽に使えますが、パスワードをかけることが可能だったりと、最低限の機能は揃っています。
ファイルをアップロードする際、どの程度アップロードが進んでいるのかを示してくれるのもありがたい機能。これによって、アップロードを待つ間もイライラせずにすみますよ。
また、ファイルをアップロードした際に、自動で相手にメールを送信する機能もあります。
ダウンロード用のURLやファイルの削除までの時間も記載されているため、文面に悩む必要もありません。さらにこの機能を使えば、CC(カーボン・コピー)として自分にも同じメールが送られるので安心です。
画像や動画ファイル以外のアップロードなど一部の機能は制限されますが、スマートフォンからも使うことができます。ファイルのダウンロードは、Androidでは全ての形式で可能である一方、iPhoneではインストールしているアプリによります。
安全性にはまだ課題がある
大事なファイルを送信したい時、気になるのが安全性。
これは「ファイルポスト」に限らず全てのファイル送信システムに言えることですが、現段階では必ずしも安全であるとは言い切れない状況です。過去に不正アクセスによって大規模な個人情報の流出があったサービスも存在します。
さらに、「ファイルポスト」は無料サービスということもあり、損害などに対する保証がありません。大事なファイルを送信する際には不安ですよね。
ファイル転送サービスはその性質上、ダウンロード用のURLさえ知っていれば誰でもファイルのダウンロードが可能です。URLを記載したメールなどを、送りたい人とは別の人に誤って送信してしまわないよう、ユーザー側も注意して使う必要があります。
個人情報など、機密性の高い情報の入ったファイルを送るのにファイル転送サービスを用いるのは避けた方が良いでしょう。