マストドン!趣味や興味で繋がるSNS♪特徴や使い方を紹介するよ
みなさんは「マストドン」って知っていますか?
古代生物に詳しい方は、巨大なマンモス?を想像した方もいらっしゃるかもしれませんが、今回ご紹介させていただく「マストドン」は、「Twitter」に似た機能を持っている「ミニブログ型のSNSサービス」のことです。
ドイツのプログラマーによって開設され、日本国内では2017年にサービスが開始された比較的新しい分散型SNS「マストドン」ですが、「Twitter」とはまた違った特徴や使い方などを、これから皆さんにご紹介させていただきます。
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気になる!「マストドン」ってなに?
若きドイツ人プログラマーのオイゲン・ロッコ(Eugen Rochko)氏によって、2016年に開設された「マストドン(Mastodon)」は、短文投稿型のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。
もともとTwitterに良く似ている機能を持っていますが、Twitterが、1つの会社が運営する「中央集権型」なのに対して、マストドンは、脱中央集権の「分散型」ソーシャルネットワーキングを掲げています。
マストドンは、たくさんのサーバーに分かれて成り立っている「分散型ネットワーク」なので、世界中には実にたくさんのマストドンサーバーが存在しています。
ユーザーは、数あるサーバー(インスタンス)の中から、自分が参加したいサーバーを自由に選び、そこに所属することになります。
自分の所属するサーバー内で他のユーザーとコミュニケーションを取ることもできますし、他のサーバーに所属している人とのやりとりも可能というマストドンは「人と人とのつながりもサポートしてくれる」SNSなのです。
短い文章を投稿するSNS
マストドンの利用者は、1回につき500文字までの「トゥート」(吠え声という意味)とよばれる短文を投稿することができます。
この500文字という字数は、1回に投稿できる文字数が日本・韓国・中国語では140文字までのTwitterと比較してみても、だいぶ文字数が多く設定されていることが分かります!
これは「マストドン」がドイツで開発されたということもあり、ドイツ語や英語などの単語はスペルも多く、漢字での表記ができないため、500文字という文字数で設定されたのではないかとも考えられているようです。
また、自分が投稿する「トゥート」に関しては、投稿のたびに公開範囲を自由に選択することができます。
Twitterと似てるけど違いはあるの?
ポスト「Twitter」とも言われている「マストドン」ですが、それぞれの特徴や違いなどを見比べてみましょう。
マストドン | |
---|---|
投稿(トゥート):1回500文字まで可能 | 投稿(ツイート):1回140文字まで可能 |
分散型SNS | 一極集中型SNS |
広告は非表示 | 広告が表示される |
上記の表を見てみると、文字数の違いも大きいのですが、Twitterにはツイートを分析して表示される広告ツイート機能が搭載されているのに対し、マストドンは、広告も非表示で、追跡機能などもありません。
また、マストドンは無料で利用できるうえに、広告の掲載もできないため、収益性はありません。そのため、営利目的で運用することは難しいといえるでしょう。
実はサーバー閉鎖の危機があった!今は大丈夫?
2017年に4月に日本初のインスタンス「mstdn.jp」が、当時大学院生の「ぬるかるさん」によって開設されました。
そこから順調にユーザー数を増やしていった「マストドン」ですが、実は最大規模のインスタンス「mstdn.jp」と「masuodon.cloud」は、2020年6月30日にインスタンス(サーバー)を閉鎖し、サービスが終了する予定だったのです!
このとき、サービスを終了する理由として挙げられたのが、『将来的にインターネット上での法の規制が強化された時に、ネット上での中傷などで訴訟や開示請求があった場合、運営側はそれらに対応しきれないから』というものでした。
しかし、アメリカのベンチャー企業Sujitech社に運営を譲渡することにより、無事にサーバー閉鎖の危機を乗り越えることができたため、今もサービスが継続されています。