【iTunes】バックアップのQ＆A

ここからは、iTunesのバックアップに関する疑問を解決していきます。バックアップ作業を行う際、疑問に思うことをピックアップしましたので、気になることがある場合はコチラをチェックしてみてください。

バックアップは別のデバイスに使えるの？

iTunesで作成したバックアップは、別のデバイスにも使えます。例えば、iPhoneのバックアップをiPadで復元することが可能です。

ただし、一部の音楽ファイルや写真、アプリなど、互換性のないファイルは復元されません。

また、iPadのバックアップをiPhoneで復元しようとした場合、iPad専用のアプリは復元されないので注意しましょう。

iCloudのバックアップとの違いは？

iTunesとiCloudでのバックアップの違いは、大きく3点あります。

まず、iTunesでのバックアップは、端末をPCに接続してiTunesを起動させる必要があります。自動バックアップを選択していても、ローカルディスクにバックアップする限り、iTunesの起動は必須です。対してiCloudでのバックアップは、別途ソフトやアプリを起動させる必要はありません。

次に、iTunesでのバックアップはデフォルトでは暗号化されないのに対して、iCloudでは自動で暗号化されます。

最後に、iTunesのバックアップは、任意で削除する、もしくはストレージが故障する以外にバックアップが削除されることはありません。対してiCloudでのバックアップは、場合によっては180日間で削除されます。

バックアップファイルは暗号化できる？

iTunesでのバックアップは、デフォルトでは暗号化されていません。暗号化していないと、アクティビティやヘルスケア、キーチェーンのデータはバックアップされないので、これらのデータもバックアップに含めたい場合は暗号化が必須です。

また、暗号化することでバックアップファイルの安全性を高めることもできます。このように暗号化にはさまざまなメリットがあるので、可能であればバックアップファイルは暗号化しておきましょう。

iTunesのバックアップを暗号化するには、「デバイス」アイコンからデバイスの詳細画面へ移動して「概要」へ進み、「バックアップ」項目内の「ローカルバックアップの暗号化」にチェックを入れます。

パスワードを設定するダイアログボックスが登場しますので、任意のパスワードを設定しましょう。このパスワードは復元時に使用しますので、絶対に忘れないようにしてください。

これで、バックアップファイルの暗号化は完了です。

設定したパスワードを忘れてしまうと復元できなくなります。パスワードをリセットする方法はないため、PCのメモ帳などにバックアップ時に設定したパスワードを控えておきましょう。

バックアップは定期的にとっておこう！

iTunesにiPhoneのバックアップをとっておくと、何かの手違いでデータを消してしまったり、初期化してしまったりした場合に、適宜とっておいたバックアップファイルがきっと役に立ってくれるでしょう。

不測の事態が起きてもスムーズに対応できるように、iTunesで定期的にバックアップしておくことをオススメします。