【iPhone】VPNとは?設定・接続・解除方法や必要性について検証!
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【iPhone】VPNの基本の設定・接続方法
では、早速iPhoneでVPNを利用するための基本の設定・接続方法を詳しく見ていきましょう。
VPNサーバーを準備する
iPhoneでVPNを設定・接続するには、まず接続先のVPNサーバーを準備する必要があります。
VPNサーバーを準備する方法は以下の2通りあります。
- 自宅にVPNサーバーを設置する
- VPNサービス事業者が提供しているVPNサーバーを利用する
自宅にVPNサーバーを設置する場合は、VPN機能付きのルーターやNASを用意し、自分でVPNSサーバーを構築しなければならないので高度なスキルが必要になります。
VPNサーバーを構築するスキルがなく、気軽にVPN接続したい場合は、VPNサービス事業者が提供しているVPNサーバーを利用するのがおすすめです。
VPNに接続する際は、VPNサービス事業者が提供しているVPNサーバーの接続情報を追加するか、App StoreからVPNアプリをインストールして設定します。
自分で機器を用意してサーバーを構築する必要がなく、設定もそれほど難しくないので初心者でも簡単に接続できます。
VPNを設定する方法
VPNサーバーの準備が完了したら、次にiPhoneの「設定」アプリからVPNを設定しましょう。
今回は、筑波大学が無料で提供している「VPN Gate」というVPNサービスを利用して設定する方法をご紹介します。

使用するVPNサーバーを探す
まずは、「VPN Gate」で公開されているVPNサーバーの中から、使用するVPNサーバーを探して設定に必要な接続情報をコピーします。
ブラウザで「VPN Gate」のページを開くと利用可能なVPNサーバーの一覧が表示されるので、「L2TP/IPsec」にチェックが入っているVPNサーバーの中から使用するものを探します。

次に、使用するVPNサーバーの「DDNS名」(「opengw.net」で終わる英数字)、または「IPアドレス」をコピーしましょう。

iPhoneでVPNの接続情報を追加
使用するVPNサーバーの「DDNS名」をコピーしたら、iPhoneの「設定」アプリを開いてVPNの接続情報を追加しましょう。
「設定」アプリを起動したら、「一般」をタップします。

「VPNとデバイス管理」をタップしましょう。

「VPN」をタップして下さい。

「VPN構成を追加」をタップします。

「タイプ」をタップしましょう。

「L2TP」をタップしてチェックを入れたら、前の画面に戻って下さい。

「構成を追加」の画面に戻ったら、以下のようにして接続情報を入力します。

| 説明 | 後から分かるように任意で名前を設定 |
|---|---|
| サーバ | 「VPN Gate」のページでコピーしたDDNS名またはIPアドレスを貼り付け |
| アカウント | ユーザー名を入力 |
| RSA SecurID | 設定はオフ |
| パスワード | パスワードを入力 |
| シークレット | 共有キーを入力 |
| すべての信号を送信 | 設定はオン |
最後に画面右上の「完了」をタップすれば、VPNの設定は完了です。

VPNをオンにして自動接続
VPNの設定が完了したら、「VPN構成」の「状況」のスイッチをタップします。

しばらくして「接続済み」と表示されれば接続完了です。

「VPNサーバーへの接続を確立できませんでした」「VPNサーバーが応答しませんでした」というエラーメッセージが表示された場合は「OK」をタップして、再度接続してみて下さい。

「認証に失敗しました」というエラーメッセージが表示された場合は、VPNの接続情報が間違っている可能性があります。
設定を見直してみましょう。

VPN接続を解除する
VPN接続を解除する場合は、「設定」アプリの「VPN」の設定をオフにするだけでOKです。